★5 | 忠臣蔵を中核とする武士道物語の快感の本質は白痴美である。この映画を見てまざまざとそのことが分かったが、分かったのは白痴美の毒がすっかり体中に回った後だった。身もだえするくらい白雪が美しい。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★5 | 現代の感覚からすれば人物造形に難あれど、そんなことを吹っ飛ばす昭和30年代の日本の映画界の実力にひれ伏すしかない出来映え。 [review] (ぐるぐる) | [投票(1)] |
★5 | こんな時代劇もありかと新鮮だった。メロドラマみたいだけど独特の様式美が快感。 (ルクレ) | [投票] |
★5 | オランダ映画祭で絶賛だったとか。さぜんとやすべ〜に蘭人はクライフとニースケンスを見たんだと思う。真城千都世の甘ったるい声も秀逸。 (雷) | [投票] |
★5 | 市川雷蔵の時代劇ものだったら眠狂四郎よりこちらの方が断然いい。 (ユージ) | [投票] |
★4 | いかにも、いかにもな、時代がかった台詞、時代がかった行い、そして立ち居振る舞いの数々。まさに「時代劇、かくあるべし」と言うにふさわしい一本。その一本に、くささを漂わせる勝新太郎に比べて、市川雷蔵の映えること、映えること。 (シーチキン) | [投票(1)] |
★4 | 過剰なメロドラマ。私は始終くすぐられ面白くて仕方がなかった。ある意味これは喜劇だ。堀部安兵衛(勝新太郎)がアイドルになり町娘達に追いかけられるシーン等もあり確信犯的。また、千春(真城千都世)がからむシーンが悉く可笑しい。傑作でしょう。
[review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 討ち入り途中の堀部安兵衛の回想が美しい。最後の凄絶な戦いは当然雪の中である。それがこの作品の美学である。真上からのカメラが良い。 (丹下左膳) | [投票(1)] |
★4 | 途中までは普通のチャンバラか。とか思ってたんだけど、後半でやられた。目が離せない名場面。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 忠臣蔵、堀部安兵衛異聞。原作がエンターテイメント時代小説の五味康祐。構成のしっかりした小説をそのまま映像に移した。2か所の異様なシーン以外全体によく出来ている。男と女の愛憎劇。「理屈で頭で許していても体が許そうとはせぬ」ウ〜ム、コメントの言葉が出て来ない。 (KEI) | [投票] |
★4 | 人形相手に突然語りかける場面での照明の美しさ。勝新が江戸娘に追い回される場面や最後の殺陣、ラストショットなど俯瞰カットの見事な挿入。特に名作と騒ぐような出来ではない、だがここには美術・撮影・衣装・照明など大映が培ってきた職人的な技の面白さがある。最後の殺陣は珍しい造型だが、勝新と比べて遅い雷蔵の刀捌きが見劣りしないよう考えたらああなったのかな、と勘ぐったり。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | クライマックスの殺陣からラストカットに至るまでの様式美には圧倒される。それでいて、照明が紫になったり、分割画面を使ったり、演出面でかなりユニークさを感じさせる映画でもあった。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★3 | この陳腐さは森一生監督や市川雷蔵・勝新太郎のテクニカルな問題ではなく、たぶん物語の底に流れる価値観が風化してしまっているのが原因。それにしても真城千都世という女優さんの田舎芝居は珍品的驚き。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★3 | ここは真面目に取るべきかあるいは笑うところなのか?と思い悩む箇所/展開が満載。たいへん評価に困る。[Bunkamuraル・シネマ1 (TIFF2006)] (Yasu) | [投票(1)] |
★3 | 有名な「高田馬場の決闘」と「忠臣蔵」の間に起こった出来事を描くという、大胆な試みがユニーク。しかも剣豪・堀部安兵衛が架空のキャラ丹下典膳の引き立て役なのである。 [review] (AONI) | [投票(1)] |
★3 | 退屈な展開から喜劇、そして悲劇へと流れる物語の運び方は見事の一言。真城千都世の一人芝居に爆笑。 (直人) | [投票(1)] |
★3 | 『忠臣蔵』+『眠狂四郎死んだふり剣』って感じで一粒で二度おいしい。真城千都世の顔は確かにキツネが憑りついていそうだな。
(TOMIMORI) | [投票] |
★2 | ツッコミ入れながら観ないとどーにもこーにもガマンがなりませぬ。キツネは?キツネわぁー!?(壊) [review] (ボイス母) | [投票(6)] |
★2 | 正直、何がどうなろうとどうでもしろとしか思えない展開で一片の感情移入をも出来かねる。それが、リアリズムの対極としての様式美ではなく大量生産のルーティーン似非美学に乗せて呈示され堪らん。この白塗りの時代劇の良さは俺にはどうしても理解不能。 (けにろん) | [投票(1)] |
★2 | 判らない名作のひとつ。話が飛び過ぎるのは大映にはよくあることだ(だから許される訳ではないが)としても、クライマックスの殺陣で降る雪が砂糖菓子にしか見えないのは、私の観たフィルムに問題があったのだろうか。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★2 | ロケとスタジオ撮影のギャップが凄いですな。
(新旧名駄) | [投票] |
★1 | これは本当に下らない映画。価値観の風化は致し方ないとしても歴史モノでありながら物語る意志が皆無というのが許せない。ベテランというだけで大曾根辰夫や森一生の肩を持ったり、彼等が速成した「スタァ映画」なんてモノに無理矢理価値を見出す必要性を、俺は全く感じないな。 [review] (町田) | [投票(2)] |