鷂さんのコメント: 点数順
| パコダテ人(2001/日) | 面白い。テンポの軽快なシナリオと演出が、短時間で過不足なく荒唐無稽な物語を語りきる。尻尾の登場する瞬間の何気なさ。メール交換する数瞬の美しさ。多分に制作上の経済的な要請に迫られた中で生み出されたのだろう、その経済的な語り口に心ほだされた。 | [投票(1)] | |
| 衝動殺人 息子よ(1979/日) | 老いたりと言えども木下惠介は木下惠介であった。見ているものの共感に向かって訴求する通俗的な感傷の積み重ね。だが通俗を通俗として立派に貫き通せることだって、貴重な仕事であるはずだ。 [review] | [投票(1)] | |
| 悪夢のエレベーター(2009/日) | この映画で佐津川愛美という名前を覚えた。その強烈な印象を生み出せただけでも、演出家の仕事は為されていたのではあるまいか、とは思う。どれだけ負け続きの人生でも、それでも戦い続けることは必要だと言う、そのメッセージに説得力はあった。ラストの余韻にも肯いた(「おまけ」の戦慄にも)。 | [投票(1)] | |
| 観察 永遠に君をみつめて(2007/日) | 緒川たまきを見たくて見た。何でもなかったようで、何かではあったような話を、二部構成という趣向できれいに纏める。こういう「距離」の「関係」も、あながちウソではないと思わされたのだから、これは成功しているのだろう。 [review] | [投票(1)] | |
| 人のセックスを笑うな(2007/日) | 映画的に「狙った」と思えるようなシーンには正直魅力を感じない。で、永作博美絡みのシーンよりも、蒼井優絡みのシーンに魅力的なものが多い。恋愛はやはり、若者のものですよ(と、この人達のちょうど真ん中の年代の自分は思った)。 [review] | [投票(1)] | |
| ハッピーフライト(2008/日) | ディテールによるプロフェショナリズムの映画。思うに、飛行機のような巨大なテクノロジーの塊というモチーフは、もとより優れて映画的なモチーフなんじゃないかしら。だからそれを維持運用するプロフェッショナリズムをディテール豊かに描き出せれば、それだけで映画になる。〔3.5〕 | [投票(1)] | |
| 狂った果実(1956/日) | うちよせる波、ギラつく水面、軽口を叩き合う若者達、通奏低音としてのジャズ、見る間に艶かしくなっていく北原三枝と青臭さをそのままに生きる津川雅彦、モーターボート、その逡巡と暴発。のっぴきならない夏の空気が全編に横たわる。〔3.5〕 | [投票(1)] | |
| クリフハンガー(1993/米) | 「クリフハンガー」とは、登山用具の名前でもあるが、古典的な連続冒険活劇のことを言う映画用語でもあるらしい。そんなタイトルをつけたということは、そこにはスタローンのアクション俳優としての気概も含まれていたのかもしれない。そんなスタローンの気概に☆3つ。 | [投票(1)] | |
| バッシング(2005/日) | 「アレ」〔3.5〕 [review] | [投票(1)] | |
| 包帯クラブ(2007/日) | 浮き足立ちそうな話を、手堅く地に足着けさせた演出の手腕にほだされた。そこに欺瞞ではなく真実を感じられるのは、具体的な「心の傷」に寄り添おうとするその真率さと繊細さによる。柳楽優弥の成長ぶりに驚き、音楽の軽やかさに泣けた。 | [投票(1)] | |
| トラベラー(1974/イラン) | 表裏一体、紙一重のユーモアとペーソス。それは少年の現実が表裏一体、紙一重であることをも暗示してはいる。だが、たとえそうであっても、「旅立ち」への「憧れ」は何ものにも変えがたい! そんな気分に満ちた快作。…ちなみに流麗なサントラも○。〔3.5〕 | [投票(1)] | |
| まぶだち(2000/日) | ぼくらの歪んだ学校。 [review] | [投票(1)] | |
| グッバイ、レーニン!(2003/独) | 亡き祖国への鎮魂歌。国にせよ、人にせよ、滅び行くものには独特の哀惜の念は湧く。しかしそれはやっぱり、滅び行くものであるからに過ぎないとは思う。 | [投票(1)] | |
| ホテル・ルワンダ(2004/伊=英=南アフリカ) | 100万人の犠牲者に対する1200人の生還者。そのどうしようもない現実の数。物語は、歴史は生き残った者が語るものだとは言え、それは不条理だ。 [review] | [投票(1)] | |
| 愛と死をみつめて(1964/日) | 若き吉永小百合の、半分を眼帯やガーゼに覆われているその顔が、何故かしら妙にエロティックなものとして映る。拘束具がかえって造形の美しさを際立たせるような、そんな効果をあげているように思われる。 [review] | [投票(1)] | |
| 絶唱(1966/日) | 絵に描いたような純朴な山娘・和泉雅子の魅力が光る一篇。 | [投票(1)] | |
| コースト・ガード(2002/韓国) | 狂気に至った刃は、しかし敢え無い幻として空回りすることなく、それでも人の体に突き刺さった。それが韓国のリアリティ、あるいはキム・ギドクのモラルなのだろう。 | [投票(1)] | |
| 純愛譜−じゅんあいふ−(2000/日=韓国) | 暇人ボンクラと空想少女。偶然と運命、紙一重の阿呆らしさと素晴らしさ? カットとカットでニアミスを積み重ねつつ、不意打ち的に一瞬のクロスオーヴァー。それはいい。でも何だか肯定しきれないのは、それしかないから。 | [投票(1)] | |
| 竜馬の妻とその夫と愛人(2002/日) | 三谷×市川、セリフと場景の狭間に生じる距離の妙な感じがいい感じになりそでならない。結局最後に残ったのは鈴木京香のうつくしさ(おそらくこれまでで一番)。 | [投票(1)] | |
| クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(1994/日) | 冒険活劇「映画」のセオリーを踏襲しつつ、日常と非日常の距離を強引にすっ飛ばし横断する緻密さと飛躍力にチョト感動。 | [投票(1)] |

