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さんのお気に入りコメント(11/14)

山椒大夫(1954/日)★5 全登場人物が、近代的相貌を持たない、典型的な物語の典型的登場人物になりおおせているところがすごい。特に母役の田中絹代と、安寿役の香川京子。 (ジェリー)[投票(2)]
山椒大夫(1954/日)★3 児童向け教本のような日本版「母を訪ねて」を幾ら豪華装丁で映画化したって、そこに何の新解釈も見られないのでは退屈だし又徒に長い。普遍的な題材故の解りやすさが西洋受けしただけとしか思えない。 (けにろん)[投票(1)]
隠し砦の三悪人(1958/日)★5椿三十郎』と並んで最も魅力的な黒澤作品。シネマスコープの大画面に、戦乱・決闘・馬・姫・隠し財宝・身分・差別・友情・お色気・男勝り・笑い・自己犠牲・階段落ち・忠節・策謀・汗・山頂など冒険映画の醍醐味が全て含まれていてそれ以外の余計なものが余り無い。 [review] (町田)[投票(4)]
隠し砦の三悪人(1958/日)★5 舞台となる世界のつくりが、すごい。急斜面のてっぺんの砦、その裏の泉、森、その閉じた世界から出る道、大きな河、河を見渡すペアピンコーナー、関所、陣地。夢に見そうなぐらい物語の世界が魅力的かつしっかり出来ている。 (エピキュリアン)[投票(3)]
好色一代男(1961/日)★5 これくらい価値観が偏ってなきゃ映画は面白くないよ。それにしても市川雷蔵って本当に魅力的な役者さんですねぇ。女優では若尾さんもいいが中村玉緒さんが抜群だった。可愛いです。異色ではあるけれどテンポ良い傑作と思います。 (町田)[投票(4)]
お茶漬の味(1952/日)★4 …いいじゃないか、もう、そんなこと。 [review] (kiona)[投票(8)]
お茶漬の味(1952/日)★4 パチンコ、競輪、トンカツ、ラーメン、汁かけご飯、タバコの銘柄、ぬかみそ、お茶漬け・・・。日常のあらゆるディテールに宿る、庶民の哲学。 [review] (くたー)[投票(8)]
けんかえれじい(1966/日)★4 傑作。中学生性を凝縮するとこの高橋英樹になるという発見的造型。桜・竹林・雪など途方もなく美しい幾つかの画面。清順のユニックさが炸裂するのは前半部だが、正統的な職人としての力量は「笑い」が鳴りを潜めたシリアスなトーンの後半部にこそ示されている。高橋は発声法までも変えて前後半を演じ分けている。 [review] (3819695)[投票(1)]
けんかえれじい(1966/日)★4 面白い!変なヌーベルなんとやらと称してるフランスの作品なんかよりとっても面白い。バンカラかローラスケートなんて・・・。適度なリリシズムも好感触。 (入江たか男)[投票(2)]
早春(1956/日)★5 こういう映画を日本国民は揃って映画館に見に行っていた時代があったんですねえ。微笑ましい姿だと思いませんか。 [review] (chokobo)[投票(3)]
早春(1956/日)★4 変化するものと変化しないもの [review] (ちわわ)[投票(2)]
秋日和(1960/日)★5 仕事しないでメシばっか食ってて20代女性を「〜ちゃん」呼ばわりしても嫌われないナイスミドル3人衆のような人は今や野村前阪神監督だけになっちまった。あ、いや野村は仕事してるな。そこだけ訂正。 [review] (torinoshield)[投票(2)]
秋日和(1960/日)★4晩春』の父娘の関係は依存と庇護だが、この母娘は信頼と連帯。だから結末に「晩春」ほどの切羽詰った愛惜を感じない。それより喜劇として評価したい。元気ねえちゃん(岡田茉莉子)に殴り込みをかけられたオジサントリオの狼狽ぶりは最高に可笑しい。 (ぽんしゅう)[投票(8)]
ワイルドバンチ(1969/米)★4 クライマックスで大暴れする機関銃が情熱的です。 (黒魔羅)[投票(5)]
ワイルドバンチ(1969/米)★4 来るべき「蟻の時代」に取り残された毒蠍たちの最期の足掻き・・・。惨劇発惨劇行き残侠列車『ワイルドバンチ』が走り出せば、ひ弱な俺の血も騒ぐ! (町田)[投票(7)]
赤西蠣太(1936/日)★4博士』のセラーズもかくやの千恵蔵2役。特に稀代のピカレスクヒーロー原田甲斐には参った。伊丹演出もここぞとばかりの仰々しきハッタリをかまして絶品。少々クドい諧謔趣味を割り引いてもモダニズムの残滓は余りある。 (けにろん)[投票(2)]
赤西蠣太(1936/日)★4 時代劇ってジャンルは、実は昔の方が実験的だったのでは?味のあるユーモア、甲斐の歌舞伎の様式にのっとった演技、そして冒頭のショパン・・・。何てハイカラ。 (くたー)[投票(3)]
日曜日には鼠を殺せ(1964/米)★4 男には時として、死ぬと分かっていてもやらなければならない事がある。そんな生き方の見本がここに。こういうカッコ良さは最近の映画には無くなった。 (茅ヶ崎まゆ子)[投票(1)]
赤線地帯(1956/日)★4 冷たく醒めきった画面は、しかし触れれば火傷をする。もはや笑うしかない出来事ばかりが繰り広げられるが、その笑いはいつしか引き攣り、やがて声を失った自分に気づくだろう。溝口健二は最期まで引き裂かれた映画を撮り続けた。 [review] (3819695)[投票(2)]
赤線地帯(1956/日)★4 京マチ子(Vo)、若尾文子(G)、三益愛子(G)、木暮実千代(B)、町田博子(Dr) というメンバーが奏でる哀歌に酔いしれよう。バンド名はズバリ「赤線地帯」または「アプレンセス・アプレンセス」 [review] (TOMIMORI)[投票(8)]