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さんのお気に入りコメント(2/14)

ストップ・メイキング・センス(1984/米)★5 思うにライブの醍醐味というのはステージ上の音楽家と同じ場・時を共有することで生まれる一体感を味わう幸福であり、それを別媒体の映画で表現するのはとても難しい。 [review] (赤い戦車)[投票(3)]
ストップ・メイキング・センス(1984/米)★5 しゃべる頭が正気のふりをするなと言う。 [review] (minoru)[投票(3)]
枯れ葉(2023/フィンランド=独)★4 6年の雌伏期間を経て迷いはきれいに消えたけど折しも世界は混迷の極みに達する。そんななかで俺のオリジン、削ぎ落とされて残った根幹をやっぱ言っときたい。と出来上がった本作はエッセンスだけの純水のように澄み切っている。主演の2人も実に味わい深い。 (けにろん)[投票(3)]
枯れ葉(2023/フィンランド=独)★5 オープニングがベルトの上を流れてくる生肉で、あ!「マッチ工場の少女」!とときめいた。カウリスマキの「一連の仕事や動作は丁寧にうつす」ところ素敵だよねー。歌や演奏の場面もだけど、とってつけた極短い挿入じゃないから、そこにはちゃんと物語がある。 [review] (tredair)[投票(3)]
太平洋ひとりぼっち(1963/日)★3 主人公のナレーションや、頻繁に挿入される回想シーンは、観客を退屈させはしないが、孤立感を殺ぐこと甚だしい。堀江青年に寄り添うような撮影が、彼を捉えるカメラ、観客という三者の共犯関係を成立させるが、「ひとりぼっち」感にとっては致命的。 [review] (煽尼采)[投票(4)]
太平洋ひとりぼっち(1963/日)★4 裕次郎ルリ子の日活明朗コンビも田中の『おとうと』根暗父母に呑まれ暗鬱になる、そのミスマッチ。頻繁にインサートされる東京の夜景は甘い郷愁じゃなく異世界の風景みたいだ。市川節は堪能できても感銘は今いち盛り上がらない。 (けにろん)[投票(4)]
太平洋ひとりぼっち(1963/日)★4 敗戦のあおりで渡航の自由を奪われた日本青年の行為を、冒険による快挙ではなく半鎖国状態の中で加速する情報化と経済化の「スピード」からの無意識の逃走と捉えた和田夏十市川崑の視点が面白い。結果として冒険談への期待に肩透かしを喰わせたが。 (ぽんしゅう)[投票(5)]
太平洋ひとりぼっち(1963/日)★4 タイトルから勝手に牧歌的な青春ものをイメージしていたけど、やたら端に被写体の片寄った絵作りと、会話でさえモノローグのような自閉キャラで描く、冷えきった孤独感が印象的だった。 [review] (おーい粗茶)[投票(5)]
枯れ葉(2023/フィンランド=独)★5 フィンランドの市井の人々。蓄えがあるわけでもなく、仕事も最下層といえる重労働の毎日。それは男も女も分け隔てない。 [review] (セント)[投票(1)]
枯れ葉(2023/フィンランド=独)★4 引退を撤回してまで言いたいことがあったカウリスマキ。 [review] (jollyjoker)[投票(2)]
枯れ葉(2023/フィンランド=独)★4 解雇、怪我、紛失。身から出た錆か男の不運が続く。解雇、倒産、アル中嫌い。立ち直れそうでいて女の不運も続く。そんな二人の不器用な「出会い」もまた奇跡のように続く。富で愛は買えないが境遇は愛を育むのだ。カウリスマキのささやかで上品なプロレタリア映画。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
馬(1941/日)★5 奇跡が、フィルムに映っている [review] (ペンクロフ)[投票(3)]
馬(1941/日)★4 四人の撮影者の分担が興味深いのだが、ルックの相違は余り感じられない。ただ、三村明の室内撮影だけは重い質感で違いが判る。全体に自然を美しく撮ろうという意志の殆どない演出なので、そうなると撮影の見せ場はどうしても雪を扱う冬のシーンに多くなる。あと、屋内シーンのマルチカメラ撮影は見当たらない。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
馬(1941/日)★3 画面が暗い。音もにじむ。だが人が自然と格闘して生きている力強さ、みたいなものは損なわれていない。秀子は、たぶん可愛い。 (G31)[投票(1)]
家光と彦左と一心太助(1961/日)★4 沢島演出はお江戸の空気ってものを体感させてくれる。錦之助の喜劇センスにも驚愕した。 (町田)[投票(1)]
座頭市物語(1962/日)★4 技のみを頼りに光なき絶望と差別の底から這い上がってきた男と、栄光から滑り落ちつつ未来なき人生を生きる男の刹那的交錯が生む友情のなんと切なくピュアなこと。ヤクザたちが繰り広げる俗社会を背景に、そのストイックなロマンがひときわ鮮やかに輝いている。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
座頭市物語(1962/日)★4 盲目のヤクザが唯一心許した男が、まるで鏡像のように似た境遇の敵だった。川。葦のさやぎ。風。すべてをひりひりと触覚で感じ続けた男を、怪物でなく人間として描いた第1作には、いいようのない抑えた凄みがある。 (ジェリー)[投票(4)]
座頭市物語(1962/日)★4 三隅の丹精なモノクロ撮影が嬉しい。川や橋を捉える度に画面が躍動し始める。 [review] (寒山拾得)[投票(5)]
座頭市物語(1962/日)★5 「知己」という言葉の意味を思い出したいとき、何度でもこれを見るといい。 [review] (町田)[投票(7)]
座頭市物語(1962/日)★4 男が男に、また、女が男に、惚れる瞬間というのが明確に描かれている。その演出の素晴らしさもさることながら、「恋している」瞳をきっちり演じきる役者の演技にも感動した。真剣な映画は、観ていて本当に気持ちが良い。(2003/10) (秦野さくら)[投票(4)]