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ジェリーさんのコメント: 更新順

★4ウェールズの山(1995/英)音楽の使い方は映画のお手本といってもよい。イギリスとアメリカという国こそ違え、若きヒュー・グラントが、名優ジェームズ・スチュアートのような輝きを放ち始めつつある。 [投票(1)]
★4酔いどれ天使(1948/日)三船敏郎という原石のダイアモンドを嬉々として磨いている若き巨匠の息遣いが伝わる。登場人物に落ちる夏の陽とよしずの影のリアルさ。 [投票]
★4ふたりの男とひとりの女(2000/米)ジム・キャリージャック・レモンジェリー・ルイスの不思議な化合物。 [投票(2)]
★3トーマス・クラウン・アフェアー(1999/米)全般、平板なのだが、クライマックスシーンだけは、おもしろい。マグリットをモチーフにした不思議なパフォーマンス芸術を見ているよう。 [投票(2)]
★3ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001/日)なんともアナーキーにキャラ変質。ゴジラは白目ゾンビ化し、キングギドラは正統派ストロングスタイルも身に付ける。だから、このシリーズはやめられない。[投票]
★4ラストエンペラー(1987/英=中国=伊)皇帝溥儀は、19世紀という虫籠から20世紀に投げ出された悲しいこおろぎ。実物の紫禁城を使ったことて、ラストシーンが実に強いものとなった。 [投票(1)]
★2クレイドル・ウィル・ロック(1999/米)噛むと硬くてスジが残る牛肉のような映画。理屈っぽさというスジが残るのだ。 [review][投票]
★3青いドレスの女(1995/米)シャープで乾いたキャメラよりも濡れたような艶のあるキャメラの方が、ハード・ボイルドを醸しだすという、これ映画の不思議。それをよく知ってらっしゃる。[投票]
★5泥棒成金(1955/米)アルフレッド・ヒッチコック監督全作品中、最も華麗な作品。ロバート・バークスの神業のフレームの中に、赤や緑やゴールドやイエローやコバルト・ブルーが乱舞する。 [review][投票(9)]
★3一番美しく(1944/日)よくこんな地味なテーマを映画にできたものだ。生真面目すぎるストーリーは、ふくらみに欠けているが、戦時中の何か惻々とした気配が感じられる。[投票]
★4小さな赤いビー玉(1975/仏)どこかユーモラスなエピソードが積み重なっていくうちに、第2次大戦中のユダヤ人の抜き差しならない重苦しい状況が伝わってくる。各ショットは、ナチュラルな光と色彩で描かれ、目を洗うような美しさ。レモネードがこんなにおいしく感じられる映画は、これと、『アラビアのロレンス』。[投票(1)]
★3アンドロメダ…(1971/米)細胞なのにメタリックな増殖のシーンを観た瞬間、快感で鳥肌が立った。細菌汚染管理のためにあれやこれやの規制をかけている細部の描写も実に乙である。[投票(1)]
★4会議は踊る(1931/独)オペレッタがミュージカル映画にかわっていくグラデーション部分に咲いた大輪の牡丹。歌は古風ではあるが、いつまでも忘れられない愉快感に満ちている。[投票]
★3愛情物語(1955/米)父親に薦められて観たという、個人的には珍しい経緯をもつ映画。残念なことに乗れなかった。タイロン・パワーがなぜにスターであったかいまだに分からない。キム・ノバクが出てくるところまでなら見られる。[投票]
★2明日に向って撃て!(1969/米)巷間よく評判に上るエンディングだが、『あぶない刑事』にまんまぱくられるレベルのセンスで、終幕をきっぱりと終わらせる強さをこの映画以降、映画は失い始めた。後に続いた『フレンチ・コネクション』がこれに輪をかけた。作品全体を見ても甘すぎる。[投票]
★4秋立ちぬ(1960/日)これはやっぱり叙情的な恋物語なのだ。しかも、とびきりの成瀬流の。急激に変わり行く銀座界隈と、子供たちの環境の変化が、お決まりではあるが非の打ち所なく共鳴しあう。路地裏描写のうまさは成瀬巳喜男は日本一。[投票(1)]
★3愛と死をみつめて(1964/日)ああ、病弱の少女を吉永小百合が演じてしまう。ここで完璧につぼを押さえているので後は楽だ。結末は分かっていても泣ける。鉢植えを人にあげるシーンで私は泣いた[投票(1)]
★3アンタッチャブル(1987/米)脇役が主役をくった映画の好例。ただし、これも狙ってそうなったのではない情けなさがある。この監督の作品で、「オマージュ」のない映画だけをリストアップすると相当貧しくなるだろう。そういう意味ではパクリ作家なのだ。[投票]
★3ニキータ(1990/仏)アクション映画なのに、ジャンキー主人公の設定がフランス映画的で、その後のリュック・ベッソンの進路を予言しているように思える。ニキータは、ほそっこい体に子供のような顔が乗って、あのキャラクター。おもしろい。[投票]
★4犬神家の一族(1976/日)ブームが起きたのは夏だったという記憶がある。音楽が忘れられない。マスクマンも忘れられない。大浴場で、逆立ちして浴槽から浮き上がる馬鹿がいたことも忘れられない。[投票(1)]