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動物園のクマさんのコメント: 点数順

★3未知との遭遇(1977/米)元々はWatch the skyという題名で製作が始まった、ハワード・ホークスの『遊星からの物体X』への敬意は伝わってきた。あの山に集まった人たちは、みんな上を見ていた人。映画館から出た後、夜空を見上げていた人が多かったこと。映画は動き、身振りだ。[投票(1)]
★3ミルドレッド・ピアース(1945/米)鏡に映るジョーン・クロフォードザカリー・スコット、回想シーンへの切り替え、窓や影の使い方、二人で去る時代がかったラスト。役者たちの熱演も含め、上手い、というより、なんだかホッとする。[投票(1)]
★3スリー・ビルボード(2017/米=英)善悪とか愛憎とか二項対立で理解したがる人間こそ、二項対立で成り立っているわけではない、という皮肉な逆説が主題なのだろうが、なんたって暴力警官の母親の堂々たる居ずまいにやられた。[投票(1)]
★315時17分、パリ行き(2018/米)確かに達者だし、サクサクっと撮った段取りのいい名人芸だし、間違いなくイーストウッドの映画。なのに、中途半端感が半端ないし、終幕の表彰譚に鼻白む。ドキュメンタリーこそ意図的に演出されたドラマ、演出されたドラマこそ意図しない何かが映っているドキュメンタリー、 [review][投票(1)]
★3お父さんと伊藤さん(2016/日)ご本人たちのことはもちろん知らないんだけれど、主演の三人である上野樹里リリー・フランキー藤竜也がなんかそのまんま、のようで嘘くさく、それだけに物悲しい。装置も舞台も貧しく物悲しい。古民家での喝だけ浮いている。[投票(1)]
★3八日目の蝉(2011/日)ネガからではないと、浮かび上がらない幸福、がテーマだとしたら、少しだけ哀しさが足らないなあ。[投票(1)]
★3鍵(1959/日)谷崎の原作として楽しむのではなく、監督ご夫婦×主演3人のあざとさを味わう、天才カメラマンの品を楽しむ、と心して臨めば、十分に楽しめる。けどね。[投票(1)]
★3どついたるねん(1989/日)彼の持ち味であるたるいテンポ、デザインセンスのない演出が、うまい方にころがった例だろう。相楽晴子で救われている。[投票(1)]
★3エリザベス ゴールデン・エイジ(2007/英=仏=独)衣装がすばらしいですね。衣装と美術と主演女優が目にとび込んでくる迫力は3D並みです。[投票(1)]
★3リュミエール工場の出口(1895/仏)なぜか、「おーっ」と声を上げたくなる。そういう興奮なんだよな、映画って。[投票(1)]
★3ドリームガールズ(2006/米)出演者に「芸」がない。演出がない。ビヨンセのお尻に肉がない。3つ目の「ない」に喝采。歌でお腹一杯。[投票(1)]
★3アマデウス(1984/米)凡人なんていない、のでは?天才と出会った人だけができる自己認知。天才だって自分のことを凡人と思ってるかもしれないし、自分を天才だと思っている天才ならやっぱり凡人。牢を撮らせるとうまいね、この監督。[投票(1)]
★3叫びとささやき(1972/スウェーデン)演出家としての腕はよーく分かりました、という感じ。でも、私が観たいのは映画なんですけど、、、。[投票(1)]
★3さよなら子供たち(1987/独=仏)いつもにび色がかって見えるベルタのカメラに3点。ルイ・マルの馬鹿正直さは、救いがたい。[投票(1)]
★3息子(1991/日)閉じこもっているのか、閉じこめられているのか。FAXの一枚の紙というあやふやな接点を通して、コミュニケーション手段を封じられた娘との、これまた、か細いあやふやな交わりが、もの悲しい。[投票(1)]
★3ひき逃げ(1966/日)水平・垂直を生真面目に徹底した端正な画面構成。装置美術、とてもきもちいい仕事。それにひきかえ、シュールな演技と意識過剰な脚本。成瀬はやっぱり恋愛ものがいいなあ。[投票(1)]
★3砂の女(1964/日)出られない、出られない、掘っても掘っても出られない。[投票(1)]
★3なつかしき笛や太鼓(1967/日)つねに大人は子供から教えられるもの、だということ。題名が好き、大漁旗が目に浮かびます。[投票(1)]
★3旅の重さ(1972/日)オーディションでは高橋洋子に負けた秋吉久美子が、わずか数分のシーンなのに圧倒的な存在感で映画を食っている。この映画からずーっと彼女にぞっこんです。[投票(1)]
★3地獄に堕ちた勇者ども(1969/伊=独=スイス)とっても下品な映画だと思いますが、それが誉め言葉にもなります。[投票(1)]