父親への思いを、家族への思いを、もう一度真正面から見つめ直していく物語です。

母親を早くに亡くしている私の場合、「何をつくれば彼女は来る」のかと考えてしまいます。 母もたぶん私たちへのいろいろな思いを残したまま、いったのだろうと想像します。その、思い残した何かを癒してあげられるもの‥‥、自分が母に対して遂げられなかった気持ちを癒せるものは何なのか、自問自答していく姿が、フィールド・オブ・ドリームスだと思うのです。

人によって、気持ちの中に持ち続けている惜念の思いはいろいろです。それを癒す方法はなかなかないのが現実です。