シーチキンさんのコメント: 更新順
地球が静止する日(2008/米) | 極端と言っていいほどに単純化されたプロットは、今どきのメッセージを実にわかりやすく押し出す。あまりに単純すぎて心への響きは弱いものの、まあ正論だと言える。 [review] | [投票(1)] | |
青い鳥(2008/日) | 人が人とかかわってどう生きていくのか、間違ったかなという思いを抱えてどう生きていくのか、そんな答えはおいそれと出るものではない。それでも、答えのわからぬまま生きていかなければならない、そういう時に力になる映画ではないだろうか。 [review] | [投票(3)] | |
WALL・E ウォーリー(2008/米) | ツンデレのイブがとにかく可愛い。 [review] | [投票(2)] | |
山猫は眠らない3 決別の照準(2004/米) | ものすごーく、スケールダウンした『地獄の黙示録』みたいな映画だった。後半はグダグダだが、そのグダグダ具合までスケールダウンしている。 | [投票] | |
この自由な世界で(2007/英=独=伊=スペイン=ポーランド) | 「幸せ」とは相対的なものなのか?自分より不幸な人がいれば幸せだと思えるのだろうか。「あなたはどうですか?」と問いかけられたような気がした。思わぬ終わり方にはいささかびっくり。だが、この終わり方も含めてすべてがケン・ローチ監督の手の上か。 [review] | [投票] | |
D-WARS ディー・ウォーズ(2007/韓国) | 大都会のド真ん中で、超高層ビルの街で、怪獣たちが、近代的軍隊と激突し暴れまわる!もうこれだけで円谷魂が燃え上がる!これだよこれ、こういう怪獣映画が見たかった。 [review] | [投票(4)] | |
トロピック・サンダー 史上最低の作戦(2008/米=独) | 主演3人の、くさいがそれなりにはじけた「なり切り」演技も楽しいが、たった一人でその3人と釣り合いをとるトム・クルーズに瞠目。文字通り、格の違う大物ぶりを見せつけた。 | [投票] | |
ブラインドネス(2008/カナダ=ブラジル=日) | かなり無茶な設定で、極限状況下で試練にさらされる人間性というのもそれなりに興味深いが、人間が視力を失うことによって社会全体が崩壊していく、という何とも言いようのない、底知れない恐怖の方がはるかに大きかった。 [review] | [投票] | |
ハッピーフライト(2008/日) | 「働くおじさん、おばさん、お姉さん、お兄さん」スペシャル編みたいな感じもしたが、いい映画だ。この頃は飛行機モノと言えば、テロリストやら爆弾やらと殺伐としたものが多い中で、「いいなあ、飛行機。快適な空の旅かあ」とホワーと思わせるだけの力がある。 [review] | [投票(10)] | |
ボーダータウン 報道されない殺人者(2006/米) | どす黒い雲みたいな、得体の知れない何か、に覆われていくような不気味さがあり、それが最後まで晴れることはなかった。 [review] | [投票] | |
リダクテッド 真実の価値(2007/米=カナダ) | イラクに派兵された米軍の無法さをストレートに描き、それだけに見るものにいちいち突き刺さるものがある。実際に起きた事件を題材に、あくまで題材にした上で自己の主張を衝撃的なやり方でたたきつけ、デ・パルマ監督の覚悟を感じさせる。 [review] | [投票] | |
パンチライン(1988/米) | 同じ道にたずさわる二人の人間の対照的な姿を上手に、こじんまりと描いている。それぞれが、無理な背伸びをせずに誠実に生きようとしているのが、そして、こじんまりとしたところがいかにも良い。 | [投票] | |
鷲の巣から救われて(1908/米) | 「ここから映画が始まった」と言えるだけのものが詰っているのがすごい。 | [投票(1)] | |
レッドクリフ PartI(2008/中国=香港=日=韓国=台湾) | まるで日本の、往年の、豪華スター競演の大作時代劇を見ているようだった。 [review] | [投票(2)] | |
ゲット スマート(2008/米) | ひたすら真面目に、一途に励む姿から生まれる「笑い」は、ほほえましく好感が持てる。肩の力を抜いてほのぼのと楽しめた。 [review] | [投票(1)] | |
落下の王国(2006/インド=米=英) | 映画ってこんなに自由で楽しいことができるんだと再発見。「もう2時間たったの?」と思うほどどっぷりと、見ていることの快感に浸りきった。まるで、竜安寺の石庭を眺めていた時のようだった。 [review] | [投票(4)] | |
ブーリン家の姉妹(2008/英=米) | たった一人の助平心に振り回されるという本質的には滑稽な人間模様を、愛憎と嫉妬、虚栄と空ろさが入り乱れたドロドロの宮廷劇として描いた。いかにも英国貴族風の衣装や美術がどっしりとした雰囲気をかもし出しているだけに、ますますそのドロドロさが堪能できる。 [review] | [投票(6)] | |
The FEAST ザ・フィースト(2005/米) | 予告編の方がコミカルで面白い。わずらわしいドラマを排して、とことん下品にげろげろぐっちょんのシーンを連打するやり方は、ちょっとした潔さを感じさせ、「げー、気色ワルー」と思わせはするが、それがちょうどよい加減におさまり、そう不快さはないんじゃないだろうか。 | [投票] | |
イーグル・アイ(2008/米) | 強烈な皮肉をきかせた第一級のポリティカル・サスペンス。 [review] | [投票(4)] | |
運命じゃない人(2004/日) | むちゃくちゃ面白かった。例のブツ同様に、ほとんど金をかけず、出演陣には有名俳優は皆無だが、その誰もがびっくりするくらいのはまり役ばかり。二重三重に深みのある味わいで、作劇というものが存分に堪能できる映画。 [review] | [投票(3)] |