★4 | ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008/米) | 世間が知ったら大騒ぎになる人物像なのに、それをせず、非常に小さな社会だけでまとめたことで雑音のない美しい作品になった。戦争の逸話を含めて尚穏やかな描写に徹したことで『ビッグ・フィッシュ』の鑑賞後の感覚にも似た静かな感動を貰えた。ケイト・ブランシェットの美しさも特筆もの。 | [投票] |
★3 | ヤング・シャーロック ピラミッドの謎(1985/米) | ホームズっていえば「知的でクール」な印象だったが、この作品では純粋な冒険活劇になっていて別にホームズという但し書きはいらない。でも、子供なのに「知的でクール」なヤツって、絶対クラスの中のつまはじきだよな。そう考えればこういう展開もアリかも知れない、って何書いてんだ、オレ。 | [投票] |
★4 | ボーン・アイデンティティ(2002/米) | クールな展開。品行方正風なマット・デイモンだからこそスピーディなアクションが新鮮。優等生が苦手な私は彼を敬遠気味だったのだが、ちょっと見方を改めてもいいかも。クリス・クーパーは相変わらずの巧さ。Borneと引っ掛けたタイトルも良し。唯一、終盤の畳みかけが雑なのが悔やまれる。 | [投票(2)] |
★4 | ヒア アフター(2010/米) | 宣伝では大作のような扱いだが、基本は穏やかで美しい物語だ。たぶん意識して加工された抑え目の色合いが作品とマッチして効果的。皆、心に小さな哀しみを持っており、それを互いに支え合って生きている。マットの存在は出しゃばりすぎず、かといって埋もれもせず、実にいいポジションにいる。そして何より半分以上をフランス語で埋めた本編の英断に拍手。 [review] | [投票(3)] |
★4 | ウォリアーズ(1979/米) | ホント、逃げてるだけの映画なのに、何故こんなに面白いのか。★5をつけるにはちょっと引いちゃう不良な作品だけど、気持ちの上ではリスペクトしちゃうもんね。昔なら俺もあれくらい走れたのになあ。 | [投票] |
★3 | アサシン クリード(2016/英=仏=米=香港) | ゲーム版はかなり好き。しかし、ゲームありきで製作されているのがわかるのはいかがなものか。ゲーム版では現代のシーンはかなり比重が軽いのだが、映画としてはこうするしかなかったか。強引に物語を収めようとしており無理が見えてしまっている。盛り上がりが少なかったのも残念。 | [投票] |
★3 | エアベンダー(2010/米) | 果たして第二章が作られるのかは危うい気もするが、シャマランが彼流のLOTRを作りたかったのはわかった。それにしてもこの監督にして不思議なくらい普通の出来。物語は余計な話は一切省き、まさにダイジェストを見せられてるかのよう。誰にも思い入れが出来ないまま、第二章に続く!…のか? | [投票] |
★3 | オールウェイズ(1989/米) | 山火事というとんでもない災害が起きているのに、映画の中では抒情詩のさしみのツマという扱い。加えて出演者の描き方がどうも上っ面で前ノリで観られない。それでも終って心がほっと暖かくなった気になってしまうのはさすがスピルバーグ・マジックだとは思うけど。せめてヘップバーンをもっと出しておいてくれたら。 | [投票] |
★3 | インディ・ジョーンズ 最後の聖戦(1989/米) | ネタ的には前2作で出尽くした感。ショーン・コネリーの起用で視点を変えたのは正解。別物のアドベンチャーとして楽しめた。しかし、観終わってしばらく経ってみると記憶に残っているシーンがそんなにない事に気付く。一過性の娯楽は監督の狙いではあるだろうが、それではちょっと寂しい。 | [投票] |
★4 | マップ・オブ・ザ・ワールド(1999/米=独) | 自分が当事者だったらどうする、の葛藤の2時間。答など出るはずもないのだが、こういった、関わった全ての人たちが不幸になってしまう事件は確かにあるのだ。テーマがテーマなだけに暗く地味ではあるが、作品のクオリティはなかなかに高い。そして志も。 | [投票] |
★3 | インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(2008/米) | 口をアングリ開きっぱなしで見続けられたことは確かだけど、観て一晩寝たら物語の1/3は忘れている、そんな映画。それよりもケイトがずいぶん安い女優に見えて仕方なかった時点で憎しみさえフツフツと。アクションてんこ盛りだが妙に凡庸に思えるのは様々な作品で「あの手この手」に慣れてしまったから、だけでもあるまい。 | [投票(1)] |
★5 | シービスケット(2003/米) | 馬に★5。本編で感動した箇所といえば全て馬の疾走する美しさだった。物語は「実話」とはいえバランス悪く、前半だるいなあ、とか後半端折りすぎだなあ、とか文句はいろいろあるけど、馬の完璧なフォルムを見せられると消し飛んでしまうのだ。 | [投票(1)] |
★4 | マネー・ピット(1986/米) | トム・ハンクスってこれですよね?ヒーローでもなんでもない普通の青年をやらせると彼ほど笑わせてくれる人はいなかった。やっぱり有名になってオスカーもらって尾ひれついてきちゃうと持ち味って薄れていくのだな。今はただの演技の巧い人になってしまった。 | [投票(2)] |
★3 | インナースペース(1987/米) | 予定もしてなかったのに公開初日に観た。だから予備知識ゼロ。『ミクロの決死圏』の亜流だと思っていたが、変に凝らずにコメディ主体で行ったのは正解。気負って観なかった分、意外な展開を楽しめた。そう、映画って予備知識ゼロのほうが楽しいんです。 | [投票(1)] |
★3 | グレムリン2 新・種・誕・生(1990/米) | 自虐パロディとしてはいい味。毒の度合いは人形劇版『サウスパーク』未満ではあるが。いや、毒というよりは悪ノリだな。結構好きでした。でも、途中から置いて行かれてしまう観客続出。最後まで食らいついていくほどの内容ではないので、あとは傍観して鼻で笑いましょう。 | [投票(1)] |
★3 | フック(1991/米) | 子供映画なので彼らが楽しめればそれで★5。しかし私は大人なのでアラを探してしまい、非常にイヤな気分になる。台詞のひとつひとつが子供にわかりやすく、好感が持てる。ただ永遠の子供であるはずのピーターが大人になってしまった事自体に制作側の大人への色目が見て取れて減点。 | [投票(3)] |
★4 | サイン(2002/米) | 観る前に既に戦々恐々。しかし。 [review] | [投票(3)] |
★4 | ポルターガイスト(1982/米) | あまりにトビー・フーパー色がなく、いかにスピルバーグが現場で口出ししていたかが目に浮かぶ。様々な現象を一家族に限定させたのは正解。家族の絆を実感できたからこそこの作品は面白かった。テーマ曲のコーラスがいつまでも耳に残って仕方なかった。 | [投票(2)] |
★5 | 太陽の帝国(1987/米) | スピルバーグの作品の中では一番好き。こけおどしがなく、いつもは語りすぎのスピルバーグがここでは彼らの日常を淡々と描く。クリスチャン・ベールの笑わない目がいつまでも心に残った。 | [投票(2)] |
★4 | バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3(1990/米) | 起死回生の作品。前作でミソをつけてしまったものの、視点を西部にするという(やや反則気味の)裏技で乗り切った。巧い。もうこのあたりで時間軸のことなど頭になく、ただただくりひろげられる自虐パロディに喜んでいた。 | [投票] |
★5 | レイダース 失われた聖櫃〈アーク〉(1981/米) | そうです。これがシリーズ最高傑作。これを観て妻はハリソン・フォードに惚れたのです。いまだに「彼がさぁ」とか言ってます。どうせ私の生涯年収は彼の映画一本の出演料にも敵いませんよ。私も大工やっていれば良かった。 | [投票(1)] |
★5 | バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985/米) | これこそハリウッド映画だと思う。何回観ても面白い。何回観てもハラハラドキドキ。 | [投票(3)] |
★3 | インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説(1984/米) | このシリーズって家族映画ですよね。だから二作目でターゲットを下げた作りにしたのは正解のはず。でもどうやら「適度に」ということができなかったようで大人にはちょっと物足りない出来に。しかしこの物足りなさも1作目との比較であり、1作品としてはなかなか。 | [投票] |
★4 | ニューヨーク東8番街の奇跡(1987/米) | 可愛さを狙った制作側のあざとさを散見するも、見事騙されて「超」可愛い〜と大合唱したい。物語を単純化したのは大正解。まさにターゲットはファミリー。名作には届かないが、人に「家族で観られる映画、何かない?」と聞かれたらこの作品を推してヨシ。 | [投票(2)] |
★3 | グーニーズ(1985/米) | 男の子だったら絶対やらずにはいられない冒険の数々。あの頃の世代って「やって後悔」なんですよね。既に「やらずに後悔」の世代になってしまったけど、息子にはこういう子たちになってほしい。 | [投票(2)] |
★3 | グレムリン(1984/米) | お金をかけて映画で遊んでみました。それに乗せられてぬいぐるみ買っちゃいました。毒の度合いは洒落ではなく相当に意地悪。 | [投票] |
★3 | バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989/米) | 前作から一気に減速した今作。次作への不安が膨らみ、1の思い出を残しておくためにも3を観るのを悩んだ人は多いだろう。もっとも出来は平均以上。前作がそれくらい素晴らしかったということです。 | [投票(3)] |
★3 | アラクノフォビア(1990/米) | 普通に怖がれるアニマル?・パニック。でも「小さいものが大群で押し寄せてくる」のがダメな人には避けたほうが無難。私も実はそうなので観ている最中いやーな顔していたんだろうな。そう、小さいから怖いのだ。大きいモンスターよりもよっぽど怖い。 | [投票(1)] |
★4 | ボーン・スプレマシー(2004/米=独) | 前作で説明は済んでいる分展開はすっきり。逆に前作観ていることが大前提の内容なのに「2」ではなく「スプレマシー」なのはちょっと不親切?こんがらがった糸を解きほぐしてゆく快感は、いわば長時間版・逆『メメント』。アクションシーンに限ってカメラが揺れに揺れて3D酔いに近い感覚。カーチェイスは相変らず凄い。 | [投票(1)] |
★3 | ロジャー・ラビット(1988/米) | ベティに恋した。まるで目立たなかったクラスの女の子が急に猛烈に気になる存在になってしまったかのようだった。ストーリー?忘れました。 | [投票] |
★4 | シックス・センス(1999/米) | 最後まで観ても謎がわからなくて妻にバカにされたから−1。しかし、こういう哀しさが漂う静かなホラーは好感持てます。死んで呪うばかりが能じゃない。血もまったくといって描写されず、とても品がいい。意外とこういうのって少ないことを考えれば秀作。 | [投票] |