ウォード・ボンドの映画ファンのコメント
| ゑぎのコメント |
| 三人の名付親(1948/米) | ジョン・フォードは演出技術でもってあらゆる感情をフィルムに定着させることが可能だった。 [review] | [投票(6)] | |
| 逃亡者(1947/米) | フォードとガブリエル・フィゲロアとの幸福なコラボレーション。 [review] | [投票(1)] | |
| 大砂塵(1954/米) | この映画のウェスタンとしての奇異さそれ自体が評価されてしかるべきだろう。これは本当に魅力的な西部劇だ。マーセデス・マッケンブリッジのテンションだけをとっても映画における感情の定着のお手本だと思う。白いドレスで奔走するジョン・クロフォードには私とて恋慕の感情を覚える。 | [投票] | |
| 素晴らしき哉、人生!(1946/米) | この映画は格が違うね。ちょっと納得できない演出も沢山あるが、多くの人がベストに上げることはようく納得できる。 [review] | [投票(8)] | |
| カンサス騎兵隊(1940/米) | これはちょっと、マイケル・カーティスを見直してしまった(意外にやるやん、という意味の方)。まずは、活劇シーンがよく撮れている。最初の戦闘場面、2頭立て馬車に飛び移るスタントを含めたチェイスシーンは、『駅馬車』の二番煎じとも云えるが、 [review] | [投票(1)] | |
| 激怒(1936/米) | フリッツ・ラングの渡米第一作は、まだ遠慮している、ということはないのだろうが、ハリウッドの映画作りの様子をうかがっているように見える、少々ぎこちない作品だ。 [review] | [投票] | |
| コレヒドール戦記(1945/米) | ジョン・フォードの第二次大戦後の第一作は複雑な思いを抱かせる戦争映画だ。海戦シーンは今見ても凄まじい迫力だが、スカッとした戦争活劇とは程遠い、随分と暗いムードが漂う作品。かと云って勿論、反戦映画ではない。しかし勿論、傑作だ。 [review] | [投票(3)] | |
| インディアン渓谷(1946/米) | これは紛れもなく大傑作だ。「時折はっとする色彩と構図」どころか全カット息を呑む美しさである。 [review] | [投票(1)] | |
| 拳銃の町(1944/米) | これはなかなか良く出来た西部劇。屋内のフルショットとアクション繋ぎ、屋内から窓外を撮ったカット。屋外シーンも、全般にとてもキメ細かく演出されている。 [review] | [投票] | |
| フロンティア・マーシャル(1939/米) | 『荒野の決闘』のリメイク元。70分ちょっとに収めた、とてもシンプルかつタイトな出来。冒頭の、更迭される保安官は、ウォード・ボンドだ。『荒野の決闘』ではアープ兄弟の一人を演じることになるが、本作ではワンシーンのみの登場。 [review] | [投票] | |
| ダコタ荒原(1945/米) | この当時のスタジオシステムは本当に素晴らしい。比較的弱小スタジオだったリパブリックでもこんなに安定した西部劇を作ることができたのだ。邸宅の全景を緩やかに移動撮影する冒頭からワクワクする映画性ではないか。 [review] | [投票(1)] | |
| タバコ・ロード(1941/米) | 本作はジョン・フォードのFOX時代の文芸映画の系譜ととらえることもでき、確かに緩やかな文芸映画らしい時間演出を試みられている部分もあるのだが、しかし一方でどんなフォード映画とも似ていない圧倒的な破壊の映画である。いや映画史上で、このような破壊的な自動車の使われ方をした例が他にあるだろうか。 [review] | [投票(5)] | |
| 荒野の決闘(1946/米) | 活劇としての西部劇を偏愛する者としては、このジャンルに文芸映画のような緩やかなリズムなど不要だし、詩情なんかより目の覚めるような暴力を描いて欲しい。 [review] | [投票(6)] | |
| 若き日のリンカン(1939/米) | 『荒野の決闘』はこの映画のパロディかも知れない。 [review] | [投票(1)] | |
| 長い灰色の線(1954/米) | フォードにとっては『太陽は光輝く』や『捜索者』に挟まれるかたちで本作があるわけで、充実期の作品と云えるのだが、なんとも力を抜いた、『静かなる男』のあの幸福をもう一度、といった作品になっている。 [review] | [投票(1)] | |
| 幌馬車(1950/米) | ラストのガンファイトはやはり記憶に違わぬ素晴らしさだ。『荒野の決闘』で一度使った演出とは言え、この映画のガン・ファイトの方が完成度が高い。 [review] | [投票(1)] | |
| 吹き荒ぶ風(1953/米) | 国名の明示されない南米が舞台。自動車の形状や、キッチンに立派な冷蔵庫があるという状況を考えると、多分1930年代ぐらいが時代背景だろう。ヒューゴ・フレゴネーズの娯楽性豊かなメロドラマ&アクション。 [review] | [投票] | |
| マルタの鷹(1941/米) | フィルム・ノワールの始祖。この映画からボガートがヒーロー側に回ったとされる映画。しかし私にはボガートが一番の悪玉に見える。シドニー・グリーンストリートやピーター・ローレが可哀相になって来る。演出に関して云えば、やっぱり処女作だなぁという印象。人物の動きのコントロールがイマイチ上手くいっていない。 | [投票(2)] | |
| ミスタア・ロバーツ(1955/米) | 面白い。何しろ舞台設定自体が面白い。ジェームズ・キャグニーもジャック・レモンも納得性に欠ける人物だがそんなことがどうでもよくなる面白さ。フォードがどこまで演出しているのだろう。2番目の島での馬鹿騒ぎ迄は確かにフォードの演出だ。ルロイには成し得ない。そしてロバーツの帰結の必然性。 | [投票] | |
| 赤ちゃん教育(1938/米) | コメディ映画の最高作を敢えて選ばなければいけないとしたら多分これを選ぶと思う。映画館で最も呵々大笑した映画がこれ。ハワード・ホークスの奇跡的なコメディ。 [review] | [投票(7)] | |
| アパッチ砦(1948/米) | ジョン・フォードの騎兵隊三部作の中で最高作。「お前達は豚だ」とヘンリー・フォンダが言い放つ部分にいたって涙があふれてしまった。なんという徹底したキャラクタリゼーションだ。 [review] | [投票(4)] | |
| オクラホマ・キッド(1939/米) | 定番の西部劇らしいプロットをキビキビと繋ぐ、よくできた活劇だと思う。そのプロットについてはもう割愛するが、いくつか特筆すべきと感じられる細部がある。まずは、主人公タイトルロールのジェームズ・キャグニーに2曲の歌唱場面があるということ。 [review] | [投票(1)] | |
| 捜索者(1956/米) | ビスタサイズで撮られた映画の最高作、と言ったのはマーティン・スコセッシだが、私が見た西部劇の最高作はこれ。映画史上の真の最高傑作、と言われても不思議ではない映画的興奮度満点の「画面と音」の映画。 [review] | [投票(9)] | |
| ビッグ・トレイル(1930/米) | まずとにかくジョン・ウェインが素晴らしい。圧倒的存在感でとても新人とは思えない。結果的に云って、やっぱりウォルシュって見る目があったんだなぁと感嘆してしまう。 [review] | [投票] | |
| スワンプ・ウォーター(1941/米) | ウォルター・ブレナンの荒唐無稽さよ!このジャン・ルノワールは、ハワード・ホークスも真っ青の映画的荒唐無稽さではないか! [review] | [投票(1)] | |
| モホークの太鼓(1939/米) | なんという美しいカラー映画。そしてこれは、フォードらしい家というか建物の映画なのだ。このモホーク渓谷の農場に建った、小屋のような二人の家が、もう一つの主人公だ。 [review] | [投票(1)] | |
| 危険な場所で(1951/米) | ニコラス・レイの傑作犯罪映画。前半は都会を舞台に主役の刑事、ロバート・ライアンの行き過ぎた捜査活動が描かれ、中盤以降は、僻地(雪の郡部)に飛ばされたライアンの、ある事件への関わりが描かれる、というはっきりとした二部構成になっている。 [review] | [投票] | |
| ヨーク軍曹(1941/米) | この映画は人頭と鶏頭を同列に描いたヒューマニズムの観点からすれば唾棄すべき映画だというレッテルが貼られた、多くの人からは「戦意高揚映画」というレッテルが貼られた、オスカー嫌いからは11部門ノミネートという駄作の象徴というレッテルが貼られた、要するに現在では不幸な位置づけにある映画。 [review] | [投票] | |
| 白昼の対決(1955/米) | レイ・ミランドが監督主演した西部劇なんてまあ大したこと無いだろうと全く期待せずに見たのだが、これがなかなか悪くない。冒頭、砂塵の中、渋面で登場したミランドが最初の台詞「GO ON!」を放つまで10分間ぐらい台詞なし、というようなこだわりの演出が嬉しいじゃないか。 [review] | [投票] | |
| 果てなき船路(1940/米) | このオープニングの素晴らしさ。夜の海。島の住民の歌声。舷側に出てきて、その歌声を聞く船員たち。ウォード・ボンドやジョー・ソーヤー、そしてウェイン。遠くを見つめる視線と煙草を投げる所作。なんという濃密な時間だろう。 [review] | [投票] | |
| デッド・エンド(1937/米) | NYの一つの通り周辺からカメラが出ない、しかも全編がセット撮影。さらに、シルヴィア・シドニーとグレッグ・トーランドが参加していることも相俟って、外観は、キング・ヴィダーの『街の風景』の二番煎じの感も無きにしも非ず。 [review] | [投票] | |
| 静かなる男(1952/米) | 人間の誇りを描き続けたジョン・フォードの特質が最もよく現れた作品であり、人類史上最高の映画監督による人類の至宝。ジョン・ウェインの全ての所作が神話だ。多くを語るまい。全ての言葉がこの映画の前では虚しくなる。 | [投票(4)] | |
| 恋は青空の下(1950/米) | 「KEEP SILENCE」という高級レストランから叩き出される方法となると、だれでも大騒ぎするのだと想像がつくのだが、フランク・キャプラとロバート・リスキンは、もう一つひねって、というより全く逆に「こんな騒々しい所では食事できない」と云わせてしまうのである。50年代のキャプラだって充分面白いじゃないか。 | [投票] | |
| 飢ゆるアメリカ(1933/米) | 一次大戦の場面から始まる。塹壕の中での指示命令場面(敵の将校を捕虜にせよという指示)。この将兵達のバストショットからニーショットへの繋ぎも、とてもタイトな演出で、既にウェルマンらしいと思う。 [review] | [投票] | |
| 荒鷲の翼(1956/米) | この映画の中の乱闘シーン! 確か海軍と陸軍の将兵がパーティ会場で大乱闘をおっぱじめるのですが、このシーンは数あるフォードの殴り合いの中で、最もスケールの大きい乱闘でした。『1941』の中の乱闘シーンは確実に『荒鷲の翼』へのオマージュでしょう。 | [投票] | |
| 明日に別れの接吻を(1950/米) | 裁判シーンからスタートし、証人の証言で話を運ぶというプロット展開の形式を取るが、この二重構造は、かなり中途半端だ。回想形式の良さが殆ど出ていない。これなら、ストレートに時系列に繋いでくれた方が、ずっと興奮しただろう。 [review] | [投票] | |
| ホンドー(1953/米) | なかなか格調高い本格ウェスタン。『捜索者』よりも3年前だが、このウェインはイーサン・エドワーズを少し彷彿とさせる。或いは本作も『シェーン』等と同じくガンマンと母子の映画だが結末は全く違う。また、ウェインはこゝでもウインチェスターM92のラージ・ループ・レバータイプを使う。このライフルの扱いはやっぱり格好いい。 [review] | [投票] |