「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ねえ!キスしてよ(1964/米) |
見せ球が多すぎて他のワイルダー諸作品と比べると完成度が低いことは否めない。律儀で小心者の男と、だらしないが可愛くてにくめない商売女の関係だけでワイルダー世界が完成していることを、他の重要人物が登場して錯綜する本作の存在で図らずも再確認。 (ジェリー) | [投票] | |
この自分自身を演じているとしか思えないディーン・マーチンの出鱈目ぶりがたまらない魅力だし、レイ・ウォルストンの家(町外れの一軒家)のたたずまい、その夜のシーンなんて忘れられない。アレクサンドル・トローネルの造型の素晴らしさ。 (ゑぎ) | [投票] | |
数々あるお気に入りワイルダー作品の中でも、飛び切りの一本。何度見てもハラハラドキドキの展開に吸い込まれる。そして、ラストのフェリシア・ファーの一言とアップで喜んでKOされるんだ。 [review] (動物園のクマ) | [投票(2)] | |
計り知れないコード横溢の時代に間隙を縫ったキワキワ感がソソる。インモラリストワイルダーのチャレンジ精神の歪な輝き。ウォルストンの地味さが徒花に徹したノヴァクを輝かせる皮肉。代役の代役マーティンの当たり。全ては順目に裏返った。 (けにろん) | [投票] |