★4 | 題材は現代的だが、昭和の香りいっぱいのまさに家族ドラマすなわちホームドラマであります。徹底的に脚本を練り込んだ山田の完璧な映画追及。山田にしては珍しく全く隙がない。東京物語を信望する山田のホームドラマとしての真骨頂そしてその達成感。その思念が俳優陣に届く。 (セント) | [投票] |
★3 | 「さあ、今から笑うぞ」という心構えが肝心。保守主義とは市民に努力を求めるもので、この昭和印の喜劇も観客の「笑い」への積極的な参加を要求する。それさえ了解できれば、あとは山田ブランドに疑問をはさまず伝統芸に身をゆだねるのが、本作の正しい鑑賞法。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★3 | ひょっとしたら、今の日本に一番求められてるジャンルなのかも知れない。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★4 | かねてより寅屋のコラボ再現を夢想してた山田が尺に合う面子に巡り合ったということで倍賞の後継として夏川も完全に趣味に合う。老妻の反乱は未遂に終わっても犬の欠伸で済む話。若作りな色気を排した世界では稔侍のベタギャグも心地いい。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 引用される傑作群に比べればどうしようもなく薄味だが、目指されたのがタイトルバックの回顧趣味に見合った気持ちの良い軽喜劇なのだとすれば、これはこれでいいのだろう。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |