「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
歌麿をめぐる五人の女(1946/日) |
溝口の要求に応えうる芝居が出来るかどうかという女優としての力の違いと言ってしまえばそれまでだが、五人の女というわりには、おきた(田中絹代)以外の女の造詣が単調で形式的なため作品に重層的なふくらみを感じない。もう少し映画的に楽しませて欲しい。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
アップが少ないのもありピンボケでよく視認できず、田中絹代以外みんな同じ女に見えてしまい、挙句の果てには話自体が散漫に思えてしまった。 [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] | |
前半は、相変わらずの溝口節で退屈だし、セリフが聞き取り辛いが、田中絹代が光りだす中盤以降は面白い。特に、田中絹代が駕篭屋を使って、飯塚敏子から男を奪うシーンは笑える。歌麿役の坂東蓑助は存在感薄くて、今イチ。映像も見辛い。保存状態のせいか?['05.10.8京都文化博物館] (直人) | [投票(2)] | |
ミゾグチ随一の軽妙な喜劇。官僚の狩野派を小馬鹿にして始まるところに、46年が刻印されてある。撮影が悪いというコメントが多いが、私の観た版は冒頭以外鮮明。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |