★4 | 公開当時、映画の年間入場者は10億人前後。まだ映画がメディアとして存在感を示し、ジャーナリズムの一翼を担っていた時代だ。とはいえ本作は大手配給網にはのらず巡回上映されたのだろう。多彩な出演者とストレートな告発ぶりに、当時の独立プロの力を思い知る。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 後に山本薩夫(や熊井啓)が連発する同系作品に比べれば物足りなさも残るが、一個の人間ドラマとして完成度は高い。飯田蝶子、左幸子、そして悪役だが山茶花究が、持ち味を活かした名演を見せてくれる。 [review] (町田) | [投票(1)] |
★5 | 日本司法界の非人間性は、ゴジラより大きな力で人間社会を叩き潰す(伊福部の音楽も良)。世の中に、絶望というものがあることを思い知らされる。 [review] (G31) | [投票] |
★4 | 「裁判映画」と大雑把に括るよりも、これは冤罪を目的とした「告発映画」と言うべきであろう。とにかく進行中の裁判にも関わらず、(原作も含めて)ここまで確信をもって描けることに驚きを隠せない。 [review] (くたー) | [投票(3)] |
★3 | 事件の経緯を丹念に描いているから少々退屈だが、警察の拷問は観ていて本当に腹が立つし、終盤30分は目が離せない。十八番とも言うべき正義の弁護士役を内藤武敏が好演。飯田蝶子、北林谷栄も印象的。['05.2.6京都文化博物館] (直人) | [投票] |
★5 | 迫力溢れる冤罪ものです。 (kenichi) | [投票] |
★5 | ポン・ジュノほか韓国映画の一連の官憲鬼畜取り調べものは本作の影響下にあるのではないだろうか。拷問怖い。『首』と合わせて正木ひろしは偉い人だと思う。 [review] (寒山拾得) | [投票] |