「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
大菩薩峠・完結編(1959/日) |
こうでもしなければ、話の収拾がつかないというエンディング。殿様同士のいざこざ部分がもう少し丁寧に描かれていれば、チャンバラ映画としての魅力もアップしたはず。シリーズ通しての緻密で豪華なセットには、東映全盛期の桁外れな力を感じた。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
拡散し続けた未完の物語を自身のテーマ(?)「帰還」に収束させた内田吐夢の判断は正しかったと思う。シュールとスペクタクルと馬鹿馬鹿しさが渾然一体化した画面も見物。 (町田) | [投票] | |
今回は龍之介の登場はやや少ないが、その分だけ場を繋いだ殿様二人の存在感はたいしたもの。 東千代之介って和製ルドルフ・ヴァレンティノと言ったら言い過ぎ? [review] (TOMIMORI) | [投票] | |
吐夢らしい重厚な撮影美術が素晴らしいのだが、それに見合った物語は提示できていない。 [review] (寒山拾得) | [投票] |