「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
集団左遷(1994/日) |
世のため人のためなどという大義があるわけでなし、生活や組織防衛のために、あるいは責任という名の自己の満足のために身を粉にして働いてしまう男達の姿には、爽やかさや共感を超えた自虐的切迫感を感じる。野沢尚の最期を知ってしまった今はなおさら。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
リストラが瀑布のように加速化したバブル崩壊初期に娯楽映画としての小気味良い虚構と現実の深刻なリアリズムは到底相容れるものではないのだがギリの線で一応の折り合いをつけた。ダメ社員といってもそこはそれ映画なので根力はある。それこそ虚構なのだが。 (けにろん) | [投票] | |
バブル後の不動産屋を描いて物語は定型だが「仕事を与えられたら仕事をしてしまうサラリーマンの性」について細部はいろいろ学びがある。こだま和文のダブのテーマ曲が格好いい。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |