「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ラブレター(1981/日) |
恋愛という本能が行動を支配する関係の中で、愛人という立場を選択して生きる女を純化して見てみると確かに有子のような女になるのかもしれない。関根恵子が好演する凛々しくも危うい本能の女には、そう思わせるだけの説得力がある。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
氷屋や救急車など「季語」「枕詞」用いてのストーリーテリングは題材に合致しているしSEX依存症の愛人を演ずる関根恵子の存在感も圧倒的。 (町田) | [投票] | |
『サード』で流行監督に躍りでた東陽一第2期女性映画群の掉尾を飾る「にっかつロマンポルノ」という極北感は皆無で、又かの自己満足的陰鬱世界が繰り広げられる。そこにはジャンルに対する戦略的配慮は欠片も窺えない。自己の作家世との怠惰な馴れ合い。 (けにろん) | [投票] |