「ヒッチコック」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
まぼろし(2001/仏) |
いわゆる“美しい”とか“雄大”とかいった言葉とは無縁でありながら、どのシーンをとってもポスターに成り得るくらい完璧な画面。完璧な映画。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(6)] | |
夫、妻ともに「症状」の描写が冴えている。ハイ・ミドル層の家庭の日常生活の細部がいかにも典型的に描かれる通俗性と、少しも通俗性のない「症状」の対比が鮮明だ。突如、笑うシャーロット・ランプリングは、崩壊の危うさを体から立ち昇らせ文句の付け所がない。 (ジェリー) | [投票(1)] | |
シャーロット・ランプリング以外では成立しない芸術。(2011/6/27) [review] (chokobo) | [投票] | |
非の打ちどころのない傑作だと思うんだが、自分の若さからか全てを理解できているとは言い難い。20年後にもう一度見直してみたい。 (赤い戦車) | [投票] | |
一度でも最愛の他人と暮らしてみたことがあれば、この絶望的な喪失感に共鳴することは容易だろう。けれどそこに過去や未来の回答を求めてはいけないし、ましてや自己憐憫を感じてはいけない。その微妙な突き放しこそが、考えようによっては優しくもある。 (tredair) | [投票(2)] | |
夫婦というものをじっくり考えさせられました。 老いてなお美しいシャーロット・ランプリング、静かな映像美、程良い音楽。 予算をかけずとも、良い映画は撮れるという見本でしょう。 [review] (トシ) | [投票(2)] | |
大人の見ごたえのある秀作。プロットが単純だから、こちらもじっくり見れる。それはオゾンの演出が冴え渡ってるからなんだけどね。ランブリングがほとんど表情だけで移ろいゆく心と喪失感を演じる。凄みもあるね。 [review] (セント) | [投票(2)] | |
『惑星ソラリス』を随所に感じるが、まぼろしと海の描写はタルコフスキーには及ばなかった。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(1)] | |
喪失の恐怖に対し無関心の虚無へ逃避したアントニオーニの対極でオゾンは主人公を事実認識に執拗に駆り立て、結果浮かび上がったのは恐るべき自己中女の実像であったという予想もしない結末。見方によっては同年公開作中『ピアニスト』と双璧。 (けにろん) | [投票(3)] | |
シャーロット・ランプリングの演技は素晴らしい。 [review] (わっこ) | [投票(1)] |