★4 | 馴れ合えばいいものを組織の中でモラルと正義を貫くということは、裏返せば我を通すということである。それが如何に絶望的に困難な道程であるかを執拗に描き続ける9時間作の初篇で又烈迫の気合いが漲る大陸もの戦争映画の正統派代表作。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 主人公梶とその妻を中心として、彼が労務管理を担当する満州鉱山を舞台に物語は進む。想像力が喚起される部分もあるにはあるが、狭い現代日本で暮らす我々から見て、『戦争と人間』('71~73年)と較べるとどうしても作品世界が小さく、狭苦しい印象が残った。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★5 | 原作既読。BSシネマの『山田洋次監督が選んだ日本の名画百選(家族編)』にて鑑賞。原作に忠実なストーリー運び。一切の無駄がない。仲代達矢の眼光が鋭く光るが、その眼力がさらに圧倒的になるのは第4部以降。レヴューは1部と2部に分けて記述。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | 良心あれば良いという訳ではないという人間の現実…なんか切ないです。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 超人的ヒューマニストによる正義のほどこしが、緩みきったモラル界では強固な負の結束をもたらすという人間の業。正しすぎる正義の起爆によって撹乱される山村聰の男気、小沢栄太郎の意地、新珠三千代の忍耐、淡島千景の反抗の人間臭いことよ。
(ぽんしゅう) | [投票(1)] |