「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
あゝひめゆりの塔(1968/日) |
ヒロインは実によく歌い、そして泣く。歌は公開当時の時代が求めた観客への映画的サービスだとしても、感情の発露である泣きは作品の根幹にかかわる重要なもののはずだ。吉永小百合をはじめとする乙女たちの涙には、撮る者としての意味が必要なはずなのだが。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] | |
「ひめゆり」物では最も強く現代へ訴えかける。職人監督舛田利雄の渾身の一作かもしれない [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] | |
乙女気分が横溢する前半が良い。そこに「対馬丸」の悲劇を挿入して戦火の切迫を巧みに構成している。しかし、今井版と同期する後半は力は入ってはいるが所詮はステロタイプとなり且つ拡散してダラダラ長い。描写を少女たちに絞って刈り込むべきだった。 (けにろん) | [投票] | |
役者がみんな誠実に取り組んでいるのが伝わってくるのがいい。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |