「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
たまゆらの女〈ひと〉(2002/中国=香港) |
なんとなく「たまゆら」なオシャレ感は創出しているけれど、時制と人物の錯綜が逆効果。画面も審美的には美しいと感じる人が多そうだが、手持ちカメラでしかも広角レンズを多用する技法が煩く感じられて仕方が無かった。ただし、仙湖の存在はいい。特にラストの佇まいがいいので良い映画だったと勘違いしそうだ。 (ゑぎ) | [投票(3)] | |
映像は中国の自然を生かしきれいだ。コン・リーもきれい。お話もきれい。冴えない詩人に恋をする女。一途過ぎそれが重荷になる男。そこに都合よくごく普通の男が女にモーションをかける。でもさ、これって、古い短編小説みたいだ。だから何なんだ? [review] (セント) | [投票] | |
詩人たる男にも、その詩にもまったく魅力なく、行き交う列車からは時間も距離も感じない。となるとコン・リー熱演の「たまゆら」なる女の魅力は半減し意味どおり「かすかに、ちょっと」にじむだけ。出来損そこないのウォン・カーワァイ映画の感あり。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |