★3 | 機材(SHUREのマイクにProTOOLSかよ!)から会場(吉祥寺のスタパだよ!)まで、全て“本物”を使っているのはさすがだが、「本物を使ってこれか?」という気もしないではない…。[シアターFS汐留ホール (試写会)/DTS] [review] (Yasu) | [投票(1)] |
★2 | こういう映画は、画の強さがあってはじめて実験作たり得るものだと思うのだが、それを感じるのが巻頭の波だけという惨状では、映画の神も青山真治を見捨てざるを得ないだろう。ていうか、この程度のアイデアで1本撮っていいのか。撮らせていいのか。 (ナム太郎) | [投票] |
★2 | まずは映画のどこにも一片の時代性を感じない。あえて時代性をさけて普遍の物語を描こうとしたのならば、登場人物たちの背景の薄さと魅力のなさが致命的。もし、意図的に人物の意味を消したのなら決定的に演出力不足。喪失と再生をめぐる青山真治の独りよがり。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | ホースをひゅんひゅん回したり、ボウイングをアンプで歪ませる様を捉えた長回しなど、執拗な描写は全て「音」という主題を視覚化させるため。その最たるものが宮崎あおいに着装され、その視覚を奪う黒い帯なのだ。こと主題の提示とその処理の仕方に関しては青山真治作品中随一の出来といっていい。 [review] (赤い戦車) | [投票] |