コメンテータ
ランキング
HELP

「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

東京物語(1953/日) 早春(1956/日) 東京暮色(1957/日) 彼岸花(1958/日) 浮草物語(1934/日) 浮草(1959/日) お早よう(1959/日) 秋日和(1960/日) 突貫小僧(1929/日) 小早川家の秋(1961/日) 大学は出たけれど(1929/日) 東京の合唱(1931/日) 大人の見る絵本 生れてはみたけれど(1932/日) 秋刀魚の味(1962/日) 戸田家の兄妹(1941/日) 父ありき(1942/日) 長屋紳士録(1947/日) 晩春(1949/日) 麦秋(1951/日) お茶漬の味(1952/日)が好きな人ファンを表示する

ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実(1974/米)************

★3立場やインタヴュー時期の如何を問わず、登場する人々の発言があまりに率直であることに驚く。彼らは決して「嘘」をつかない。「東洋人の命の値段は安い。人口が多いからね。彼らにとって命は重要じゃないんだ」なんて言葉が悪びれた様子もなく口にされてしまう。カメラはそれを撮る。マイクはそれを録る。 [review] (3819695)[投票(1)]
★5映画史上初めて、「加害」側と「被害」側が同じ高さのカメラ視線で捕らえられ、つまりは「人」と「人」は対等であるべきだという立場に立って、戦争の内実と意味が検証された映画だろう。こんな良作をものしながらも以降、同じ過ちを繰り返す人間の愚かさが虚しい。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4語り尽くされた戦争だが、それでもその発端部分はそれほど言及されている訳でもない。対戦の終結から10数年、戦勝の余韻冷めやらぬムードの一種の華やぎが記録されたフィルムこそ貴重かもしれない。過ちは幸福の中で萌芽し真実は不幸の中でこそ見出される。 (けにろん)[投票]