★5 | この映画はちょっと凄い。ショッキングな映像の連続だ。ウェルズは勿論だが、イアーゴ役が素晴らしい。『マクベス』と違って、殆どロケーション撮影。しかし、どこでこんな装置を用意したのだろう、アレクサンドル・トローネルの美術の素晴らしさよ。 (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 動的、大胆なクローズアップ、カメラアングルの魔術。映像は今見ても現代性を持つ。問い続けるカメラ。だが、オセロの話に戻ると、部下さえ分ってない大将が、戦争だけ得意というのも、、、。悲劇でもなんでもない。 [review] (セント) | [投票] |
★4 | 再編集とはいえ、圧倒的な編集、映像。短いショットの積み重ねが生み出すダイナミズム。間違いなく映画ならではの「オセロ」。 (くたー) | [投票(1)] |
★4 | 某映画評論家Hの「オーソン・ウェルズの偉大さはシェークスピアをB級犯罪活劇のように撮り上げたことにある」という発言は言い得て妙だ。ウェルズ作品に通底する「世界に対する不信」が、これまた彼特有の光・影・闇の支配する画面によって克明に描かれていく。他人による編集をものともしない、ショット自体の強度。素晴らしい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | カメラマンの交替を余儀なくされ間断しながら4年に渡った撮影と挙句に短縮カットされ喪失されたフィルムの怨念が歪な画面から滲み出ているようだ。統一感を欠いたしっくり来ない出来なのだが、随所て突出する多くの造形美には認めざるを得ないものがある。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 日本公開は'93年だったと思いますが古さは感じませんでした。光と影のバランスがきれいでした。 (kenichi) | [投票] |
★4 | ディープフォーカスの華麗な構図が、ソ連のサイレント映画のような性急な呼吸で数珠つなぎにされる贅沢。地下水道を小走りに行く子犬を、タルコフスキーは引用したのだろうか。シュールな冒頭の葬儀もトルコ風呂の暗殺も忘れ難い。 (寒山拾得) | [投票(3)] |