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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★4幸せはシャンソニア劇場から(2008/仏=独=チェコ)第二次大戦前夜。ミュージックホール「シャンソニア劇場」の裏方を長年勤めた男、ピゴワル(ジェラール・ジュニョ)は劇場の借金による閉鎖で途方に暮れていた。彼の年端も行かぬ息子、ジョジョ(マクサンス・ペラン)は父を助けようと、通称「ラジオ男」(ピエール・リシャール)なる芸人からアコーディオンを習い、街角で演奏するアルバイトを続けるが、未成年労働を警官に見咎められ、離婚した母親の元に送られてしまう。このままではいけないと思い知らされたピゴワルは、自分達だけで劇場を再開しようとジャッキー(カド・メラッド)らと協力し、不動産屋ギャラビア(ベルナール・ピエール・ドナデュー)に真っ向からその意を告げる。〔120分/スコープ〕[投票]
★4火天の城(2009/日)旭日の勢いで覇道を突き進む織田信長(椎名桔平)は、日本を睥睨する安土に居城を建設することを思い立ち、宮大工・又右衛門(西田敏行)にその大役を命じた。信長が西洋風の吹き抜けのある宮殿を望むも、それは天守閣を落とすに最適な建設法と固辞する又右衛門。そしてさらに、城の大黒柱は敵・武田家の領地に在る木曽ヒノキを置いて他にない、と進言する彼に、信長は日本一の城郭を築く人間の意地を見るのだった。その裏には、常に微笑を絶やさずに夫を見守る妻・田鶴(大竹しのぶ)、父を気遣いながらも仕事馬鹿ぶりに反発する娘・凛(福田沙紀)、そして多くの又右衛門を慕う部下達の協力があった。〔139分/カラー〕[投票]
★4女の子ものがたり(2009/日)マンガのことなど何処吹く風で、ぐうたら生活を送る漫画家、なつみ(深津絵里)。担当の財前(福士誠治)は業を煮やし、恋人も友人もない漫画家に人情の機微を描けるか、と口走る。その言葉になつみは過去を思い出す…。小学生のなつみ(森迫永依)は義父の関係で引越しし、気のいい友達、みさ(佐藤初)ときみ子(三吉彩花)と知り合い意気投合する。それぞれに家庭に問題を抱える三人だったが、その仲は堅固だった。やがてなつみ(大後寿々花)も高校時代を迎え、みさ(高山侑子)やきみ子(波瑠)とともに恋人のことで悩むようになる。そして友人たちが不幸な恋に溺れてゆく中、なつみは才能を認められる。〔110分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4真夏の夜の夢(2009/日)精霊キジムンの王、タンメー(平良とみ)に見守られた世嘉富島で、少女ゆり子(柴本幸)は育った。キジムンと人間の間に生まれた悪戯者、マジルー(蔵下穂波)と仲良しになったゆり子は、マジルーに自分を守ってくれるお礼に、いつまでも精霊のことを覚えていてくれと約束させられる。そして年月を経て、東京で恋に疲れたゆり子は島に戻って来、マジルーと再会する。恋人(和田聰宏)の追跡を逃れて村に駆け込んだゆり子は、村長の息子の結婚式での出し物でヒロインとして出演することになってしまう。ゆり子を守ろうとするマジルーは、恋の薬で恋人の愛の対象を別の女性に向けるが、大騒動が起こったのはそれから間もなくだった。〔105分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4セント・アンナの奇跡(2008/米)1983年、NY。黒人郵便局員ヘクター(ラズ・アロンソ)は切手を買いに来たイタリア系の男を拳銃で撃った。ヘクターの家を捜索した刑事は、その部屋でナチスが破壊したイタリアの橋を飾っていた「春の女神」の彫刻を見つける。果たして彼の過去に何があったのか?…1944年、トスカーナ。黒人部隊は無謀ともいえる渡河作戦を命じられていた。ヘクターの戦友トレイン(オマー・ベンソン・ミラー)は一軒の小屋に入り、少年アンジェロ(マッテオ・スキアボルディ)が爆撃で柱の下敷きになっているのを発見する。彼を見殺しにできない兵士たちは、英語を使えるレナータ(ヴァレンティナ・チェルヴィ)の家に一時逗留を求める。〔160分/カラー/スコープ〕[投票]
★4扉をたたく人(2007/米)孤独な大学教授、ウォルター(リチャード・ジェンキンズ)は、妻の残したピアノを心の拠りどころにしつつも、才能のないことを自分でも理解していた。ある日用事でニューヨークの別宅を訪れたウォルターは、見知らぬ夫婦に出会い肝を潰す。ふたりはジャンベ(ドラム)奏者のタレク(ハーズ・スレイマン)と、青空マーケットでアクセサリーを売るゼイナブ(ダナイ・グリラ)であり、詐欺にあってこの部屋を借りていたのだ。同居生活の中で、人懐こいタレクはウォルターにジャンベを教え、公園でのセッションに誘った。久しぶりに充実を感じたウォルターだったが、タレクはある日微罪で逮捕され、不法滞在を見抜かれてしまった。〔124分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009/日)海外におけるエヴァパイロットの一人、マリ(坂本真綾)は、使徒との対決のうちに自らの機体を失い、その爆炎の中から脱出する。その頃ゲンドウ(立木文彦)に自らの行動を認められることで、シンジ(緒方恵美)はエヴァ初号機に乗る目的を見い出そうとしていた。そんな中で新たな「選ばれた子供」であるアスカ(宮村優子)が海外より帰還し、彼女が拠りどころとする天才性を明らかにすることで他のパイロットたちに実力の差を誇示していた。チームワークの育成のために骨を折るミサト(三石琴乃)。意外なことに、そこでレイ(林原めぐみ)がシンジとゲンドウの和解のために小さな努力を為す。絶対的な破局はその時訪れた。〔108分/カラー/ヴィスタ〕 [投票]
★4グーグーだって猫である(2008/日)独身少女漫画家の麻子(小泉今日子)は、三連徹の翌朝、飼い猫のサバが死んでいるのを発見する。15年前、中堅だったときに子供たちから託されて以来の付き合いだ。アシスタント達は、仕事の手の止まった麻子に困惑するが、その中のナオミ(上野樹里)は、なまじ麻子に憧れてこの道に入っただけに、彼女の打ち沈む横顔を見てはいられなかった。だが、ペットショップで麻子と一匹の子猫は見つめあい、契りを交わす。グーグーと名づけられたその猫は麻子のお気に入りとなった。そして麻子の全集刊行を期に、編集者はナオミに麻子への励ましを依頼する。そんな時いなくなったグーグーを探す麻子は、青自(加瀬亮)という青年に捕まえて貰う。〔116分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4櫻の園(2008/日)バイオリンのオーディションで自己流奏法を披露し、教師の期待を棒に振った結城桃(福田沙紀)は、姉の先輩・坂野(菊川玲)が教師を勤める高校に編入することとなった。だが、反抗的な態度を見せる桃に、優等生の赤星(寺島咲)は叱責を加えずにはおられなかった。桃は授業をサボり、怪談が伝えられる閉鎖された旧校舎に潜入、そこでチェーホフの戯曲『櫻の園』の台本を見つける。友人の奈々美(はねゆり)や葵()らに桜舞う校庭で台本を見せた桃に、彼女らは「演劇部を作って上演しよう」と乗り気になり、桃が坂野に許可を貰いにゆくことになる。しかし坂野は、なぜか演劇部の復活と『櫻の園』の上演に首を振るのだった。〔102分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4四川のうた(2008/中国=日)50年の間、中国の護りの楯として存在し続けた軍事工場、「420工場」がその役割を終える。5万人の工員とその家族を切り捨てることによって…。そして、この機密工場そのものが大規模な四川の商業施設と代わってゆく事実を、ジャ・ジャンクーの瞳は追い続ける。工場のマドンナと囃されつつ、婚期を逃した中年女工(ジョアン・チェン)。過酷な労働からのひと時の逃避のうちに、我が子を見失った女工(リュイ・イーピン)。仕事のみの毎日の中に愛情を手にしかけた男性工員(チェン・ジェンビン)。そしてこの工場から飛び立ち、新たな未来を切り開く女性(チャオ・タオ)。彼らはそれぞれに、工場への思いを吐露してゆく。〔112分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4インスタント沼(2009/日)カタブツの雑誌編集者・沈丁花ハナメ(麻生久美子)は、まさに泥沼状態の毎日を送っていた。母(松坂慶子)は池に河童探しに出かけて事故で昏睡状態になり、雑誌は不人気で廃刊、出版社を出てゆく破目になった。そんな時、ある古い手紙からハナメは実の父、ノブロウ(風間杜夫)の居場所を知る。ハナメが訪ねてゆくと、ノブロウはいかにも胡散臭い商品ばかりを売買する骨董屋であった。彼はそこにタムロするパンク青年ガス(加瀬亮)とともに、呆れるような人生を送っていた。しかし、次第に骨董の魅力にハマっていくハナメ。自ら骨董屋を開くもうまく行かない日々の中、ノブロウから人生の知恵を教わる。「水道の蛇口をひねれ!」とは?〔120分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4TOKYOレンダリング詞集(2009/日)東京という街。人々が息づき、織り成される一瞬のあえかな風景。街の人々を撮り続けた映画監督・市川準は、2008年初頭のこの街のあちこちに立ち、一瞬の連続をハンディカムで記録していった。そこに密やかに添えられた幾つもの言葉と旋律がひとつの映画として、市川自身の手で編集された。『buy a suit スーツを買う』とともに進行された作品であるこの映画もまた、市川の遺作のひとつである。〔25分/カラー/HD〕[投票]
★4ブタがいた教室(2008/日)都心のある小学校。六年の担任教師・星(妻夫木聡)は、ある日教室にブタを連れてくる。それは、生きるものを育て、そして食べるまでに至る過程を教えるための教材であった。ブタにPちゃんという名前をつけ、小屋を作って熱心に世話を焼く子ら。だが、あまりの溺愛ぶりに教頭(大杉漣)は事態を憂えるのだった。事実、他のクラスの栽培するトマトをブタは食べてしまう。汚物や食物の世話も含め、保護者達の苦情が相次ぐのだが、星や校長(原田美枝子)はあくまで静観を求め、結論は先送りにされる。だが、六年生の卒業が迫り、子供達にはブタを食肉とするか、後輩達にその命を託すかの選択が突きつけられる。〔109分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4ハーブ(2007/韓国)サンウン(カン・ヘジョン)は二十歳のお年頃。でも、内面は7歳の子供に過ぎなかった。顔立ちは愛らしいのだが、全く花屋を務める母親・ヒョンスク(ペ・ジョンオク)の役には立たない。そんな彼女が、絵本で夢見た王子のように、若き警官・ジョンボム(チョン・ギョンホ)に恋をした。彼女の愛らしさとひとつの誤解ゆえに、ジョンボムもサンウンを喜んで迎える。ヒョンスクが彼を蛇蝎の如く嫌っていることも、親友のヨンラン(イ・ヨンユ)が彼を軽蔑していることも、サンウンの恋を邪魔できなかった。ある日、ジョンボムは彼女をデートに誘う。そこでふとした事からサンウンが落とした「福祉カード」に、ジョンボムは動揺するのだった。〔113分/カラー/スコープ〕[投票]
★4グラン・トリノ(2008/米)東欧系アメリカ人のコワルスキー(クリント・イーストウッド)は、妻を失って子供にも煙たがられる頑固ジジイだ。中西部育ちゆえに人種差別意識も半端ではなく、隣の東アジア系一家にも冷たく接していた。そんなある日、隣の息子タオ(ビー・ヴァン)がチンピラグループに誑かされて、コワルスキーの愛車グラン・トリノを盗みに入り、銃を向けられて逃げ帰った。その後、隣家の娘スー(アーニー・ハー)をチンピラから救ったコワルスキーは、人懐こい彼女にパーティに招かれ、そこで隣家への偏見を少し改める。そして優柔不断なタオが親の命令でコワルスキーへの贖罪に出向いたことから、彼に男としての生き方を仕込もうとする…。〔117分/カラー/スコープ〕[投票]
★4ソフィー・マルソーの愛人〈ラマン〉(2003/仏)夫のデルビーヌ(ヴァンサン・ペレーズ)の自転車競技のためのトレーニングを、息子とともに車で見守るマリドー(ソフィー・マルソー)は、翌日夫をブラジルに送り出した。もっとも彼女は、現地で夫が女漁りに奔走することは判りきっていた。暇を持て余して映画館に入ったマリドーは、変質者の接近からアントワーヌ(シャルル・ベルラン)なる男に助けられる。彼はマリドーに付き纏い、上司のパーティに着てゆくドレスまで見立ててデルビーヌを激怒させた。ところが夫にウンザリしていたマリドーは、アントワーヌを選んでデルビーヌを家から追い出してしまった。だがアントワーヌがマリドーに接近した理由は、単なる愛情だけではなかった。〔99分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4悲夢(2008/韓国=日)ジン(オダギリジョー)は自動車を急がせているうち、対向車と接触事故を起こしてしまい、思わず逃げようとしてさらに人を轢きそうになったところで夢から覚めた。いやにリアルな夢だったことから現場を観に行くと、ラン(イ・ナヨン)という女が全く同じ犯行を犯し逮捕されるところだった。ジンは自分の意識に操られた彼女の行動だと直感、夢遊病のためということでランは事なきを得た。しかし、その日からジンが夢を見るたびにランの行動にシンクロが起きるのだった。ジンはランに互い違いに寝ることにしようと持ちかけるが、うまくは行かない。そんな中、恋人と別れた傷心のジンと元恋人を嫌悪するランのあいだに情愛が芽生え始める。〔93分/カラー/アメリカンヴィスタ〕[投票]
★4同窓会(2008/日)映画プロデューサーの克彦(宅間孝行)は、高校時代からの恋人であった妻・雪(永作博美)に離婚届に判を押させ、新人女優めぐみ(佐藤めぐみ)にプロポーズした。一方、雪は人間ドックで医者に重大な秘密を宣告される。それを知らない克彦は長崎に帰郷、両親(笑福亭鶴瓶うつみ宮土里)の元に帰り、思い出の町とかつての知人達と再会、懐旧の念に浸る。思えば高校時代の彼は雪に惚れ続け、不良仲間の文太(二階堂智)、雪とつねに行動を共にしてきた中垣(伊藤高史)を出し抜いて、めぐみの時と全く同じ方法で雪にプロポーズし、ついに結婚したのだった。ところがその間に雪に異変が!?〔105分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー(2008/米)イースト校3年生たちにも、卒業の季節が迫っていた。バスケ部主将のトロイ(ザック・エフロン)には親友チャド(コービン・ブルー)よりともに同じ大学でバスケをやろう、との誘いがかかってはいたが、音楽大学からも誘致の声があった。そしてトロイの彼女であるガブリエラ(ヴァネッサ・ハジェンズ)も遠距離の大学で理化学系の研究をしてみないか、と勧誘され、ふたりの恋は危ういポジションに立たされる。そこを狙ってわがまま女王様・シャーペイ(アシュレイ・ティスデイル)は、最後の演劇のパートナーをトロイに狙いを定めるのだが…。これが最後の『ハイスクール・ミュージカル』、今回もひと波乱おきそうだ。〔112分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4チェ 39歳 別れの手紙(2008/米=仏=スペイン)フィデル・カストロ(デミアン・ビチル)らによる新生キューバ誕生の日、その功労者のひとりチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)はその場には居合わせなかった。妻アレイダ(カタリーナ・サンディノ・モレノ)や子供たちに別れを告げ、そして同志カストロへも永遠の別離の手紙を残し、ゲバラは新たなる闘争の地、ボリビアで反政府運動の先頭に立っていたのだ。しかし、彼の協力に感激するものもいる一方、反政府運動は一枚岩ではなく、共産党書記モンヘ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)はゲバラのやり方を認めず、共闘を拒んだ。そして一時は敗退したバリエントス(ヨアキム・デ・アルメイダ)政府軍に彼らは追い込まれてゆく。〔133分/カラー/ヴィスタ〕[投票]