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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★3愛より強く(2004/独=トルコ)薬と酒びたりの日々を過ごすトルコ系ドイツ人の中年男ジャイト(ビロル・ユーネル)は、自殺未遂事件を起こし精神科に入院させられてしまった。その病院で彼は、同じ入院患者の娘シベル(シベル・ケキリ)から突然、偽装結婚を申し込まれたのだった。彼女もまたトルコ系ドイツ人で、戒律の厳しいイスラム教徒の家族から逃れるため自殺未遂を繰り返していた。「何か」から逃れるためだけに愛のない同居生活を始めた二人。ジャイトは、相変わらず薬と酒と恋人とのセックスに、そしてシベルもまた夜毎、男をとりかえながら奔放で自堕落な日々を繰り返し始めるのだった。第54回ベルリン映画祭金熊賞受賞。(121分/カラー/ヴィスタサイズ) [投票]
★3ウディ・アレンの愛と死(1975/米)19世紀のロシアのある村。屈強な兄弟のなかでただ一人ひ弱なボリス少年。彼が初めて「死」を意識したのは、落雷にうたれた使用人が灰となって消えたのを目撃したときからだった。成長し詩人となったボリス(ウディ・アレン)は、密かに従妹ソニア(ダイアン・キートン)に想いをよせていたが彼女はボリスの兄イワンに夢中。そんなおり、ナポレオンによるロシア侵攻が勃発。イワンとボリスも出征することになった。そしてイワンにあっ気なくふられたソニアは、突然81歳の老人と結婚すると言い出したのだった。死刑を宣告された男が自分の人生を振り返るロシア文学をちりばめたパロディ作。(82分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★4泥棒野郎(1969/米)53犯の罪を犯し800年の刑を宣告された大悪党の物語。ボルチモアのスラム街に生まれたひ弱で内気なバージル(ウディ・アレン)は、悪ガキどもの使いっぱしりと悪事の尻拭いの日々。そのくせ、手クセの悪さは生まれつきだが、間抜けな性格も一向に直らない。悪知恵を働かせてはドジを踏み留置所とシャバを行ったり来たり。そんなバージルが、運命の美女ルイーズ(ジャネット・マーゴリン)にひと目ぼれ。自分はチェロ奏者だと嘘をつき彼女と結婚を夢見るのだった。で、何はなくても金はいると、バージルは銀強盗をはたらくが、あえなく捕まり刑務所暮らし。そんな彼のもとにルイーズが突然面会にあわられた。(85分/ヴィスタサイズ)[投票]
★3小さい逃亡者(1966/日=露)健(稲吉千春)は、ヴァイオリンと絵が得意な10歳の孤児だった。ある日、叔父の信之(宇野重吉)から父親はソ連のモスクワで生きていると聞かされた健は、東京で公演中のボリショイサーカスにもぐりこみ、道化師のニクーリン夫妻(ユーリー・ニクーリン/タチャーナ・ニクーリン)に身振り手振りでモスクワへ連れて行って欲しいと頼み込んだのだった。そして、リュックひとつにヴァイオリを手にした健の、モスクワまでの長い長い旅が始まった。日本(大映)側は衣笠貞之助監督、ソ連からエドワールド・ボチャロフ監督がメガホンを取り、両国のスタッフ、キャストが結集した初の日ソ合作映画。(114分/カラー/ワイド)[投票]
★4椿三十郎(2007/日)藩上層部の不正を告発しようと、井坂(松山ケンイチ)ら正義感にかられた九人の若い侍達は密会を重ねていた。偶然、それを立ち聞きした浪人椿三十郎(織田裕二)は、あまりにも青臭い彼らをみかね忠告するのだった。案の定、井坂の軽率さから城代家老は捕らわれの身となり、彼らも大目付菊井(西岡徳馬)とその懐刀・室戸半兵衛(豊川悦司)から追われることになってしまった。純粋な若者達を見捨てる分けにいかず三十郎は加勢を申し出るのだが、そのあまりにも大胆な発想と粗野な言動に井坂らは当惑しながらも半信半疑で従うのだった。黒澤明の痛快娯楽作(62)の再映画化に森田芳光監督が挑戦。(119分/カラー/シネマスコープ) [投票(1)]
★4台所太平記(1963/日)作家の千合夫妻(森繁久彌淡島千景)に代々仕えた女中さんの行状記。昭和20年代。初(森光子)、梅(乙羽信子)、駒(京塚昌子)は戦前気質の従順な娘たちだが、みな結婚問題でゆれていた。次に雇った小夜(淡路恵子)は、未亡人の同僚節(水谷良重)とおかしな仲に。そして戦後10年、彼女たちの気質も様変わり。勝気な百合(団令子)は銀(大空真弓)と運転手光雄(小沢昭一)を奪い合い、鈴(池内淳子)はちゃっかり玉の輿に。銀の妹、16歳の万里(中尾ミエ)の自由奔放さに、千合夫婦はある時代の終わりをしみじみと感じた。原作は谷崎潤一郎の週刊誌連載小説。(110分/カラー/東宝スコープ)[投票]
★3無花果の顔(2006/日)工務店に勤める父(石倉三郎)と、平凡な主婦である母(桃井かおり)、そして弟(HIROYUKI)と出版社に勤める娘の私(山田花子)。そんな門脇家の庭には、家族の歴史を見つめるように一本のイチジクの木があった。ある日、自分が建てた家に手抜き工事の疑いがあることを知った父は、突然家を出てマンションに住み込み補修工事を始めた。そんな事情を知らない母は、家に戻らない夫が浮気をしているのではないかと疑うのだった。やがて、工事を終えて母の前に姿を現した父は、ハードな仕事がたたったのか倒れてしまった。自ら脚本も手がけ、家族とは、そして女とはを大胆な感性で描く桃井かおりの長編初監督作品。(94分/カラー)[投票]
★3アメリカン・グラフィティ 2(1979/米)あれから2年後の大晦日、レーサーのジョン(ポール・ル・マット)は、外国娘エバ(アンナ・ビジョルン)の気を引こうと懸命だ。ベトナム戦線から抜け出して帰国しようと画策するテリー(チャールズ・マーティン・スミス)が軍に志願したのは65年の大晦日。ヒッピーとなったデビー(キャンディ・クラーク)が、恋人のためにストリップバーで働き始めたのもまた66年の大晦日だった。そして67年の暮れ、夫スティーブ(ロン・ハワード)と大喧嘩をして家を出たローリー(シンディ・ウィリアムズ)は、いつしか反戦運動の渦中にいた。激動の60年代、それぞれの最後の日に彼らの青春は幕を閉じていくのだった。(111分/カラー)[投票]
★3サラリーマン清水港(1962/日)清水次郎長を崇拝する酒造会社清水屋の社長・長五郎(森繁久彌)。さぞや硬派と思いきや、今日も秘書室の石松こと石井松太郎(小林桂樹)に口実を作らせ、妻蝶子(久慈あさみ)の目を盗んでバー・バタフライのママ(草笛光子)のもとへ。そんな折、バイヤー邱六漢(フランキー堺)が、香港から来日したとの情報が入った。ライバル黒駒酒造の黒田社長(東野英治郎)も動き始めているという。専務の大政(加東大介)、工場長の小政(有島一郎)、石松は、邱に自社の新酒をPRするため長五郎社長が可愛がっている芸者〆蝶(新珠三千代)のパーテーに招待した。東宝サラリーマン喜劇。(カラー/92分/東宝スコープ)[投票]
★3続サラリーマン清水港(1962/日)ライバル黒駒酒造との後味の悪い野球の試合の結果に、清水次郎長を崇拝する酒造会社清水屋の社長・長五郎(森繁久彌)は社員をねぎらおうと飲み屋・三州屋へ。ところが自社自慢の酒「次郎長正宗」がおいていなかったことから、主人・吉良仁吉(河津清三郎)と大喧嘩。次に行ったバーでは、ママ(草笛光子)は関西の老舗神戸屋の若主人長吉(宝田明)といちゃついてばかりで全然相手にしてもらえない。一方、秘書室の石松こと石井松太郎(小林桂樹)は、取引先の令嬢京子(司葉子)からデートに誘われたのだが次か次へと社長の用事が入り愛想をつかされてしまった。東宝サラリーマン喜劇。(カラー/90分/東宝スコープ)[投票]
★2若い人(1952/日)若くてハンサムな女子高の国語教師間崎(池部良)は、生徒達の憧れの的だ。特に3年生の問題児恵子(島崎雪子)は、大人びた態度で間崎に近づいてくるのだった。間崎は恵子が書いた作文を読み、彼女の男に媚びるような態度の原因は家庭にあるのではないかと考えた。恵子の母(杉村春子)は、船員相手の飲み屋の女将で、男癖が悪く恵子の父親も誰だか分からないありさまだという。何とか恵子を救いたい一心で彼女の家に出入りする間崎を、同僚の英語教師橋本(久慈あさみ)は、本当に恵子を救う自信がないのなら一家に近づかない方が良いといましめるのだった。戦前の豊田四郎版(37)に次ぐリメイク作。(114分/白黒)[投票]
★3リボルバー 青い春(2003/日)お調子者のヤンキー野郎オサム(玉木宏)と、三流サッカー部のエースストライカー・タツトシ(森山未来)、そして「生き物部」で一人黙々と羊や鶏の世話をする無口なコージ(佐藤隆太)。三人は東京近郊の県立高校の三年生だ。先が見えず退屈な日々を過ごしていた三人は、ある日謎の少年に導かれ3発の銃弾が入ったリボルバーを手に入れた。「これできっと、スゲェーことが起きる!!」と大興奮の三人だが、相変わらず退屈な日々が過ぎてゆくばかり。そこで、三人は「スゲェーこと」を求めて、生まれて初めて新宿歌舞伎町に繰り出したのだった。狩撫麻礼松本大洋原作のVシネマ。(96分/カラー)[投票]
★3釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ!(2006/日)結婚退職した鈴木建設秘書課の弓子(石田ゆり子)が、再雇用制度を利用して釣りバカ浜ちゃんこと浜崎(西田敏行)が在籍する営業三課に配属された。7年ぶりのマドンナの復帰に仲間達は大歓迎。しかし、弓子にかつての明るさがないのにスーさんこと鈴木社長(三國連太郎)は気づいていた。事情を聞くよう頼まれた浜崎は、弓子を釣りに誘い海に出たのだった。そんな事情を知らない釣り船大田丸の船頭八郎(中本賢)は、屈託なく釣りを楽しむ可憐な弓子の姿を見て、彼女にはエリート証券マンの夫がいるにもかかわらず一目ぼれしてしまった。加賀百万石の城下町、古都金沢が舞台のシリーズ通算第19作。(107分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★3釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪(2005/日)鈴木建設の社長の鈴木(三國連太郎)と、浜ちゃんこと釣りバカ浜崎(西田敏行)は佐世保へ出張。到着するなり浜崎は、現地営業所の久保田(金子昇)に船を手配させ釣りバカ米兵ボブ(ボビー・オロゴン)と海に出てしまった。夜も、元歌手の河口(尾崎紀世彦)と娘の美鈴(伊東美咲)が切り盛りする米兵相手のバーで大騒ぎ。そこで浜崎は、久保田が東京転勤を拒んでいる原因が、この父娘にあることに気づいた。結局、浜崎と釣りができず東京に帰った鈴木社長。そのころ、佐世保の警察から妻のみち子(浅田美代子)に、浜崎が消息を絶って行方不明だと連絡が入った。シリーズ通算第18作。(115分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★4釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?(2004/日)人事制度の改革に乗り出した鈴木建設。社長の鈴木(三國連太郎)は、コンサルタント会社の早川薫(江角マキコ)の提案が、安易なリストラにつながらないかと内心気をもんでいた。そんな心配など、どこ吹く風。釣りバカ浜ちゃんこと営業三課の浜崎(西田敏行)は、新任課長の舟木(益岡徹)を丸め込み、一週間の有給休暇をとって秋田へ出かけてしまった。旅先で知り合った水産試験場の哲夫(筧利夫)の素朴さに引かれ意気投合した浜ちゃん。新幹線で隣り合わせた薫が哲夫の同級生だったことから、彼女がリストラの仕掛け人だとも知らず、三人で盛大な酒盛りが始まった。シリーズ通算第17作。(107分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★3人が人を愛することのどうしようもなさ(2007/日)アイドル出身の人気女優、土屋名美(喜多嶋舞)は、新境地を拓くためハードなヒロインに挑んでいた。共演は夫でもある洋介(永島敏行)と新人の純子(美景)だ。それはまた、満たされぬ私生活から逃れるための、名美の懸命な模索でもあった。愛されぬ心を紛らわすため、凄まじい暴力に身をゆだね、夜ごと男たちの前で肉体を開き、狂ったように性をむさぼる主人公。取材に訪れた編集者葛城(竹中直人)に、目を輝かせながら名美が語り始めた物語は壮絶を極めた。さらに、そこにはマネージャー岡野(津田寛治)の影が見え隠れするのだった。性と暴力に彩られた石井隆監督・脚本のハード・ラブ・サスペンス。(117分/カラー)[投票]
★4釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!(2003/日)万年課長の佐々木(谷啓)がついに次長に昇進。後任課長の海外帰りのエリート岩田(三宅裕司)は、営業三課の最大の弱点、釣りバカ浜ちゃんこと浜崎(西田敏行)を目の仇にして再教育にのり出した。一方、リフレッシュ休暇をとったスーさんこと社長の鈴木(三國連太郎)は、そんな事情を知らず無理やり浜ちゃんに休暇をとらせ二人で四国へお遍路の旅に出たのだった。旅の途中で出会った男まさりのトラック運転手みさき(高島礼子)と浜ちゃんは意気投合。そこには、ほのかな恋の予感も。そんな、みさきが浜ちゃんの出張中に上京して岩田課長と鉢合わせした!シリーズ通算第16作。(116分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★4釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!(2002/日)美術館の設計を担当する鈴木建設のデザイナー桐山桂(鈴木京香)は、発注主である富山の薬問屋の会長黒部(丹波哲郎)の無茶な要求に憤慨し、社長の鈴木(三國連太郎)に直訴し判断を求めた。話によると営業担当の釣りバカ浜ちゃんこと浜崎(西田敏行)がどんな要望も聞き入れると約束したのだという。黒部会長が浜ちゃんの釣り仲間に違いないと察した鈴木は、会長説得のための富山出張を二人に命じた。釣り道具片手に勇んで富山に向かう浜ちゃんだが、偏屈な黒部のことを考えるとさすがに気が重い。やはり黒部は、ある条件を出して彼女のデザインを受け入れると言い出した。シリーズ通算第15作。(109分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★3釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇(2001/日)鈴木建設フィッシング・クラブの会長で、常務の高野(青島幸男)が社員に惜しまれつつ退職した。故郷の山口県萩へ帰って晴釣雨読でのんびりと余生を過ごすのだという。定年を前にしてのハッピーリタイアに他の役員達は羨望の目を向けるのだが、高野を自分の後継者にと考えていたスーさんこと鈴木社長(三國連太郎)は大落胆。何とか高野をカムバックさせたいスーさんは、説得役に釣りバカ平社員浜ちゃんこと浜崎(西田敏行)を連れて宇部出張の帰りに萩へと足を運んだのだった。ところが二人は高野の姪の梢(宮沢りえ)から高野が入院していることを知らされたのだった。シリーズ通算第14作。(111分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★5サッド ヴァケイション(2007/日)健次(浅野信忠)は5歳の時に自分を捨てて家を出た母と偶然再会した。偶然、いや、人は人生において出会うべきことと必ず出会うのだ。健次は復讐のための秘策を胸に母千代子(石田えり)と同居を始めたのだった。千代子には、小さな運送会社の社長(中村嘉葎雄)と結婚し高校生の息子(高良健吾)がいた。さらに、バスジャックの被害者(宮崎あおい)や借金取りに追われる青年(オダギリジョー)、医師免許を剥奪された中年男(川津祐介)ら、世間のはみ出し者たちを従業員として雇い同じ敷地の寮に住まわせて生活していた。『Help less』(96)と『EUREKA』(00)の後日談的続編。(136分/カラー/ヴィスタサイズ) [投票]