おすすめPOV |
−東映時代劇の青春!−沢島忠 | ヌーベルバーグ前夜、戦後の映画黄金期である1950年代後半に3人の「早すぎた天才」が相次いで監督デビューした。日活の中平康、大映の増村保造、そして東映の沢島忠である。型にはまった時代劇のスタイルを打ち破り、青春ドラマやミュージカルの要素を大胆に取り入れた演出。「時代劇のヌーベルバーグ」と評された奇才の珠玉の作品群。その魅力を普及させる目的のPOV。同志募る。◆◇◆A:中村錦之助(&中村賀津雄の兄弟コンビ)主演作 B:美空ひばり主演作 C:大川橋蔵主演作 D:その他時代劇 E:その他非時代劇◆◇◆ | AONI |
双葉十三郎が選ぶ日本映画100本 | 映画批評の最長老双葉十三郎氏(2009年永眠)が1925年から99年までに鑑賞された邦画から100本を厳選。<2万本の映画を見た男>が選んだ作品群には興味があるはず。ということで、キネ旬の特別企画(聞き手・構成桂千穂氏)を基にPOVを作らせて頂きました。 <A:20年代 B:30年代 C:40年代 D:50年代 E:60年代 F:70年代 G:80年代 H:90年代> 詳しくはキネ旬読んでください。 | AONI |
ニューロックの夜明け | 海外のハード・ロック、プログレッシブ・ロック等に呼応するように生まれた、70年代日本の先進的なミュージシャンたちの音楽を総称して“ニューロック”と呼びます。ジャックスは60年代だとか、玉木宏樹は入らないのかとか、細かいことを挙げるとキリがありませんが、とりあえず彼らが参加した映画の中から代表的なものを集めてみました。他にも見つけ次第追加する予定。A:サントラ、B:出演 | リーダー |
マイナーSF・怪獣映画への招待 | 子供の頃に読んだ「世界の怪獣大百科」(剄文社・刊)がきっかけで「名前とタイトルは知ってるけれど観たことがない」という怪獣映画が山ほど増えました。ところが、その手の映画を観ようとしてもまずビデオ自体がレンタル屋に置いてないし、たまたまあったとしてもしばらく経ったら無くなってたとか(実話)、TVの地上波では深夜に一、二度放映される程度。見逃したら最後、今度はいつやるか分らない。そんな怪獣映画を集めました。とはいえマイナーの度合いは黒魔羅さんには負けます、参りました(笑)。分類は日本での公開形式です。A=劇場封切作品、B=TV放映・ビデオでの発売作品。 | 荒馬大介 |
明治、大正の文学 | まだ読書が庶民の娯楽の一端を担っていた時代に生まれた、日本の文学作品を原作とした映画を集めてみました。厳密には昭和に書かれた作品もあると思いますが大目に見てください。泉鏡花と谷崎潤一郎の作品は多すぎるし重要すぎるので除外。は津美さん、とむうぇいつさんのPOVを参照してください。乱歩や久作などの「新青年」系も割愛しました。漱石作品が思ったより少ないのが意外。・・・ちなみにぼくは読んだら観ない、観たら読まない派です(ダメじゃん!)。 | リーダー |
世界の国の“地下室”からコンニチワ(ATG映画:洋画編) | 「ATG?ああ、あの大島渚とか実相寺昭雄とかの暗〜い映画作ってたとこでしょ?」といった具合に、ATG(アート・シアター・ギルド)といえば邦画の自主製作会社という印象が強いのですが、発足当初は、全国公開が難しい海外のマイナーな前衛映画や芸術映画の配給も行っていたとか。そんなわけで、とむうぇいつさんに倣って作ってみました「ATG映画(洋画編)」。中には現在では傑作と評価されている作品も少なくありませんが、その顔ぶれはやっぱりATG!なマニアックで国際色豊かなものでした。
A:仏、B:伊、C:露、D:米・英、E:ポーランド、F:スウェーデン、G:インド、H:ギリシャその他。 | リーダー |
映画で見る「禁酒法」 | 「禁酒法」=28代大統領トーマス・ウッドロー・ウィルソンの時。1919年に制定、1920年1月16日、憲法修正第18条ボルステッド法、いわゆる「禁酒法」を施行。酒類の製造、販売、輸送、輸出入を禁止した。(注意:飲酒自体は禁じていない)もともと、世界恐慌真っ只中のアメリカで、大事な穀物でお酒を作るなど!という発想の元、牧師の運動から婦人が立ち上がり制定に至った。しかし、結果酒の密造・密輸でギャングが巨額の富を手にする事となった。また、N.Y.ハーレムに酒場が集中し、ジャズの全盛期を迎える。共和党のフーバーに代わって、[禁酒法廃止]を掲げたルーズベルトが大統領に就任。1933年廃止となった。 | mimiうさぎ |
強引な男・相米慎二の仕事 | カットを割る事を恐れているかのような強引な長回し。熱演する演者を蟻のごとく捉えるロング・ショット。無頓着にさえ見える光の処理。不思議な魅力でもあり、ときにはそのルーズさに苛立ちもした。『あ、春』・『風花』と、次のスタイルを確立しつつあっただけに早すぎる死が惜しまれる。(A・・80年代、B・・90年代、C・・00年) | ぽんしゅう |
新・キネ旬ベスト10・最多ランクイン監督は誰だ! | ■80・90年代+00・01年篇■ この20年間に最もキネ旬ベスト10に数多くランクインした監督は・・・バブルを挟だアップダウンのジェットコースター期。80年代、スタジオシステム崩壊の中、突如現れた新星ロリータ・大林を、リメイク攻撃でコン・市川が迎え撃ち共に5本のランクイン。続いてこれも新旧マンガヤ・宮崎、カンヌ・今村が4本で続く。90年代、ジュンCF・市川、ブルー・北野と場外からの乱入が続いて共に6本ランクイン。スタジオ監督全滅かと思いきや、80年代3本、90年代4本、00年代にも1本とコンスタントに稼ぐあの男がいた!・・・さてさて結果は→→サブコメント欄でどうぞ。 | ぽんしゅう |
キネ旬ベスト10・最多ランクイン監督は誰だ! | ■40・50年代篇■ この20年間に最もキネ旬ベスト10に数多くランクインした監督は・・・第二次大戦と終戦の混乱、復興期。40年代は巨匠の独壇場。テンノー・黒澤、ケースケ・木下、マツゴロウ・稲垣の3人が各6本でまずリード。それを1本差の5本でナンパ・溝口とダンディ・小津のワールドワイドコンビが追う。50年代に入ってケースケ・木下が9本、テンノー・黒澤も8本と快調に飛ばし楽勝、逃げ切りかと思いきや・・なんと伏兵キマジメ・今井が一気に11本ランクイン!!・・・さてさて結果は→→サブコメント欄でどうぞ。 | ぽんしゅう |
マイナーな男と呼ばれて・・・ | 邦画が好きなんです、私。理由なんて特にありません。主義主張?ありませんよ。ようは惚れてるってことですかね。おかげでマイナーな男と呼ばれて数十年。ハリウッド映画をろくに観ない私は、周りからもなかなか映画ファンとして認めてもらえません・・・いや、愚痴を言ってる分けじゃないんです、かまやぁしません・・・とびっきりの美人ならもちろん、少々器量が悪くたって一生付き合いますよ。惚れた弱みでさぁ。皆さんも、気が向いたらつきやってくださいな。こんな映画にも。・・・◎もっとコメントを! ○お暇ならどうぞ ●自己責任でお願いします | ぽんしゅう |
英文学のお勉強のつもりじゃなくても | 古典文学の名作を原作にしている映画って、最近けっこう多いです。ハリウッド的な映画に飽き足らない、インテリ系の監督に多いかな。コスチューム・プレイが大好きなので、19世紀英米文学から選んでみました・・・けっこう見てないな。むむむ | イライザー7 |
淡々とこなす男・平山秀幸の仕事 | 教育問題を嫌味なくかつリアルにこなし、子供向け怪談映画を夏の定番にしてしまう。そうかと思えば児童虐待というヘビーな素材を愛の問題まで昇華させ、人物が登場しないという制約話をも映画にしてしまう。どの作品も強烈な個性や作家性が誇示されるわけではない。ともすれば陳腐化しかねない題材をさらりと、しかし確実にものにしていくその手堅さは現在の邦画界では追随を許さない。静かにではあるが平山秀幸の時代が開かれつつある。(A〜Hは公開年度順)
| ぽんしゅう |
つぶやき続けた男・神代辰巳の仕事 | 日陰に咲く花のようなやさしさで、ひとの“生と性”を見つめつつ独り言をつぶやき続けた男。執拗に被写体を追い続ける視線は、女の強さと男の危うさを見る者に強烈に焼きつけた。70年代の作品では画と音声のミスマッチによる内面表現を試み、ついには映画表現そのものを破壊してしまう。83年の『もどり川』あたりでようやく表現スタイルの立て直しをはかり、劇場公開作品としては遺作となった『棒の悲しみ』へと至る。その遺作で独り言をささやき続ける主人公は、神代監督の化身のようにも見える。 (A・・60年代、B・・70年代前期、C・・70年代後期、D・・80年代前期、E・・80年代後期、F・・90年代) | ぽんしゅう |
アジアの片隅で…狂い酒飲み干せば… | A:香港 B:中国 C:台湾 D:韓国 | けにろん |
仁義なき戦い〜アナーキー・キャスティング・センス〜 | A:本シリーズ。B:新シリーズ。C:まがいもの。 | けにろん |
−チャンバラ映画の浮世絵師−三隅研次 | 大映時代劇を支えた職人監督の中でも、ひときわ異彩を放った三隅研次。血生臭く殺伐とした内容でも、浮世絵のような極彩美と大胆な構図。「刀」をこれほど妖美かつ恐ろしく撮る監督を他に知らない。『座頭市』シリーズや『子連れ狼』シリーズ等、世界(特に香港アクション)に与えた影響は計り知れず。54歳という早すぎる死が時代劇衰退を早めた? <<A:市川雷蔵主演作 B:勝新太郎主演作 C:若山富三郎主演作 D:長谷川一夫主演作 E:その他作品>> | AONI |
音楽:映画から生まれたスタンダード・ナンバー | A:アカデミー主題歌賞受賞(くわしくはcinecine団様のPOV「米アカデミー主題歌賞」をご覧ください。) B:この映画のために作られた曲ではないが、セットで語られることが多い。 C:その他(ここに属するものについては、映画のタイトルと曲のタイトルが同じものは省略。例:『何かいいことないか子猫チャン』、『男と女』など) D(おまけ):1969年以前の曲のタイトルを映画のタイトルに使っている70年代以降の映画(こちらはヒット曲のタイトルを冠した伝記映画と邦題でひねってあるだけのものを省略。例:『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』『ハートに火をつけて』など)*他にも何かご存じの方がいらっしゃいましたらどうぞお教えください。ませ。特にB.C.Dは常時大募集中です。どうぞよろしく。 | tredair |
実在の人物を演じる俳優達 | 実在の人を演じるほど難しい事はないですよね。その人物にいかに似せるかも大事ですけど、いかに魅力的に演じるかは俳優さんと演出者の手腕が問われるところ!このPOVを作って分かった事。実在の人物となると、役者さんに気合が入るのか、本当に秀作が多い!!! | mimiうさぎ |
私は秋吉久美子のファンである | ここだけの話です。今から20年ほど前、私は女優の秋吉久美子さんと結婚を前提にお付き合いをしていました(当時、私のような人がたくさんいたようですが)。しかし80年代初頭、私は泣く泣く久美子を棄て今の妻と結婚しました。以来、妻一筋(という事になっています)。久美子とはもうずいぶん会っていません。会いたい!・・待っていてくれ、あの時の映画館で・・・(A・・久美子きらきら時代 B・・久美子ひらひら時代 C・・久美子つやつや時代 D・・久美子???時代) | ぽんしゅう |