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[コメント] サッド ヴァケイション(2007/日)
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★2冒頭、遠目から近寄る船と並べた手前で風を切る玩具をピンボケで捉えるところから、既に厭になる。『Helpless』の丁寧さからえらく後退したものだ。灯台とビール瓶がパンフォーカスになっていない『浮草』などあり得ないじゃない。弱い演出を補おうと音楽に頼り過ぎだし、この音楽の一貫性のなさがいかにもダサい。 (寒山拾得)[投票]
★2「EUREKA」や「Helpless」と同じ人が作ったとは思えないくらい違和感あり。これが何で3部作なのか ただ不良息子の高校生役の少年はよかった。 (ルクレ)[投票]
★2中村嘉葎雄のビンタが全て。 [review] (chokobo)[投票]
★4散漫。『EUREKA』にあった求心力はどこにも見当たらない。 (赤い戦車)[投票(1)]
★470年代の映画みたいな空撮がとても印象的。 [review] (Soul Driver)[投票]
★3何人子供を産んでも、結局ロクデナシしか育てられない石田えり。 [review] (青山実花)[投票]
★3最近TVも含め浅野忠信を観る機会が増えすぎたせいか、以前のような浅野忠信だけで作品に引き込まれる感じが薄まってきている。映画ファンの身勝手な要望だが、キーとなる映画俳優は、TVCMとかは極力出ないでほしい。あるいはそれを吹き飛ばす気概を見せてほしい。 (NOM)[投票]
★4ジョニー・サンダースの曲を主題歌に持ってきて作品世界にきっちり嵌め込むセンスは素晴らし過ぎます。 [review] (TM(H19.1加入))[投票]
★3東京暮色』との構造の類似がある。姉=妹の関係が兄=弟に変わるが、受容力に富みすぎるがゆえに不気味な母の存在までは同じ。違う点は、『東京暮色』が父親失権の時代の到来を予見したのに対し、本作では柔らかな父親の復権に可能性をかけている点。 [review] (ジェリー)[投票]
★4青春の殺人者』に代表される中上健次的な映画はもはや作られないかと思っていただけに、この映画は嬉しい誤算だ。川津祐介が浮いているような気がするのだが、ここは『ときめきに死す』の杉浦直樹を推したい。 (TOMIMORI)[投票]
★3だが、この爽やかさ、明朗さが、嫌だ。この嫌さは、<母>の冷酷な包容力ではなく、映画のミニチュア的な作り物感に由来する。肝心な所を伝えきってサーガを閉じたかったのか、終盤、台詞が妙に説明的。 [review] (煽尼采)[投票(4)]
★2リアリズムに徹するかとおもいきや、紋切り型のカット満載で没入できず。 (ishou)[投票]
★3いきどころのない人々を見守る赤い橋が、いい映像だ。 (kenichi)[投票]
★4去年の映画賞レースで評価高かったから気になってて、やっと鑑賞。好きな作風じゃないし、終盤近くまでは「そんな救いようの無い話を映画にしてどうする?」と思ったが、確かに傑作。ヒリヒリと痛くなるような厳しさと優しさがある作品。['08.3.15新文芸坐] [review] (直人)[投票]
★3「パクリ」というよりは「カバー」(レビューはラストに言及、中上健次作品のネタバレ要素もあり) [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(7)]
★4非常にアクロバティックな映画。それはこの映画の『EUREKA』なんかよりも数段複雑で多層的な構造を特に指して云っているのだけれども、それを軽みさえ感じさせる作品として成立させてしまう青山真治の手際には心底驚かされた。 [review] (3819695)[投票(6)]
★5端から連続性など放棄して過去を待たない女(石田えり)の不気味な包容力は、人生の連続性を失った者(従業員)達にとっては女神の魔力。その力に、女神自身の手で過去を寸断され怨念を武器に対峙する男(浅野信忠)。暴力と平穏の予感が危うい均衡でせめぎ合う。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
★4冒頭の中国人密航船の迫力ある映像から物語へ移るダイナミックな演出は見事の一言。 この映画で面白いのはどうも登場人物が青山真治の過去の作品からの延長線らしいということだ。 [review] (セント)[投票(2)]
★3正に聖母たちのララバイ。勿論それは抱きしめたくなるような男無しには成り立たない。青山監督作品初体験(!)ですがなぜこういう女を知っているのか監督自身に興味が湧きました。あの常に見張られ逃げられない感じがする赤い橋も良い。橋がだんだん石田えり(母)に思えてきた。 (レディ・スターダスト)[投票]
★4人物造形が単純すぎて驚いた。物語は青山作品にしては、分かりすぎる。サッドな感じが、一回りして、そうでもなくなっているのは、さすが。 [review] (夢ギドラ)[投票]