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KEIさんのコメント: 更新順

★3人魚の眠る家(2018/日)設定をこんな金持ち家庭にしたのは、残された家族の思いを際立たせる為だろう。庶民家庭ではこんな展開にはならない。どうも絵空事のような気がする。エンディングロールのシーンは意表を突いて良かったが、これも金持ち家庭だからこそ出来た事と言える。[投票]
★4恋恋風塵(1987/台湾)田舎から町へ出て行って、臆して、大人しい人ほど何事も上手く弁明できなくて、働き先で「のろま、のろま」と言われてしまう。田舎から町へ行った誰もが、経験する光景だ。本作にも同様のシーンが有り、そこから主人公を応援したくなった。[投票]
★2総長の首(1979/日)「完」で吹き出した―何だこりゃ!やくざの世界に、その時代、社会を反映させたかったのは分かるが、結果として纏まっているとは思えない。鶴田のセリフ「やくざは日陰に居ればいいんだよ」が、やくざ映画はやくざを描いて居ればいいんだよ、と聞こえた。[投票]
★4奇跡の人(1962/米)面白かったのは、幼児は知恵がついてくると、親を試そうとするということ。まだ動物と同じなのだ。また、甘えさせるのは、愛情ではなく親の自己満足にすぎない、ということもよくわかった。[投票]
★4幼な子われらに生まれ(2017/日)「理由は聞くくせに、私の気持ちは聞かない」ドキッとした。昔同じ言葉を言われた。本作品を見てよく分かった。諸兄よ、そう言われたからって「じゃあ、気持ちを言ってみろ!」なんて迫って言わないように。悪化するだけです。気持ちを汲むって、本当に難しい。[投票(1)]
★4乱れる(1964/日)凄いラスト!と言わざるを得ない。しかしそれも、それ迄の成瀬のスキのない演出の賜物だろう。彼の実力が十二分に発揮された作品、と思う。後は松山のこの脚本だが、やはりこの展開は一抹の疑問というか、はっきり言って無理があるように思います。[投票]
★5同胞(1975/日)これが山田の青春映画。何かに挑戦し勝ち負けは問わず、次に希望が見える映画だ。賠償と寺尾がメインだが、陰の主役は重要なシーンに必ず登場する愛ちゃんだろう。山田の彼女を見る目は始終優しい。ところで、あの人たちはどうしていつも笑っているのだろう?[投票(1)]
★4長い灰色の線(1954/米)私事だが、昔上司が本作を良いと言ってた。若い私には面白くなかった。誤解を恐れずに言えば、本作はある程度年を取らないと良さがわからない作品かも。今観ると、子供の誕生辺りから光と影が交差する人生の面白い作品になっている。作ったジョンも60歳だった。[投票]
★4キネマの天地(1986/日)オールスター出演。これだけでお腹一杯。ホンは4人係り。山田が最後にやりやすいようにと、気を使ったに違いない。全編山田演出の独壇場になっているから。まさに日本のエンターテイメント作品。「あぁ、面白かった」。これが、最高の誉め言葉だろう。[投票]
★4花束みたいな恋をした(2020/日)現在の恋人たちの気持ちの動きを上手く掬い取った、と書こうと思ったが、よく考えてみると、昔から有ったのだ、こういう恋愛物語は。 [review][投票]
★3ゴーン・ガール(2014/米)どうして原題は‘girl’なのだろう。主人公が‘妻’というより‘少女’っぽいからか?ところで、「ねぇ、考えたんだけど」という言葉を女性はよく使う。言われるたびに何を言われるのかと、ドキッとする。女性はコワい。この一言で括ってもいいかも。3.8点[投票]
★3心の指紋(1996/米)音楽が良くない。さすがの大家モーリス・ジャールももうお歳か。邦題はよく分からないし、作品全体もどこかボーっとしている。良いのはー「There`s no intelligent life down here」と、馬群と車が駆ける画だけ。少年のラストはもっと描き込むべきだ。[投票]
★4ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018/米)「スパイ大作戦」への原点復帰?アクシデントが次々に起こり計画通りに進まない。裏の裏は?物語にもう一ヒネリあれば復帰!がそれがない分、アクションでカバー。バイク、ヘリ、絶壁とおなじみの設定だが、ここはハードに更に一ヒネリ。やる気、熱意買う![投票]
★5ファイト・クラブ(1999/米)全く小汚い映画だ。しかし、言いたいことを言い、やりたいことをしてやる、といつも心の中で思っている私とそんな観客の為の映画だ。もっとも物語は予測を外れて進むが、その行く末は、私たちの教訓になるだろうか?良い悪いを超えて、ラストシーンは美しい。[投票(1)]
★4ボーイズ・オン・ザ・サイド(1995/米)ウーピーの実力を再確認させる作品。彼女なくば、ものがたりの綾も、友情も成立していなかっただろう。ラストの「You got it」は原曲('89ロイ・オービソン)も名曲だが、本編の歌いかたも心に染みて本当に良かった。[投票]
★4イコライザー THE FINAL(2023/米)まず、‘殺し’の緊迫シーンの音楽をほめる。獣声?入りのリズム曲が秀逸だ。そして‘殺し’より、主人公の希求する心の平安を観客に納得出来るものにするのが、フークワの企てだったようだ。えっ、FINAL?物語なんてどうにでもなるだろう!続編を切に期待![投票]
★4荒野に生きる(1971/米)西部開拓時代の有名な猟師ヒュー・グラスの物語。両男優ともに難しい役ながら、ハリスは軽く、ヒューストンは見事に存在感があった。妻との語らいのシーン、陸を走る船も心に残る。まとめも良いと思うが、ハリスを映してか、軽くなったのが少し残念。[投票]
★5ストレイト・ストーリー(1999/米=仏=英)デビット・リンチの肌触りが好きではない。が本編は少し違う。作中広大な穀物畑が随時現れる。大型刈り取り機が作業中。地に足を付けた生活の象徴だ。ロードムービーだが、考えればそれも生活、人生の一コマだ。それを何の衒いもなく素直にまとめた。好編だ。[投票]
★3ボルテスV レガシー(2024/フィリピン)世界広しといえども、この物語の展開はちょっと無いのではないか。ストレートに愛です。合言葉‘健やかに、勇敢に、安全に’そして「今がその勇敢であるべき時だ」。子のベタさ。その率直さに圧倒される。[投票]
★3キング・オブ・コメディ(1983/米)厚顔無恥で空想癖が強い男と、偏執狂の女もいて、仕上げ方によってはホラーにもなった(お母さんが死人だともっとコワい)。ラストも期待したが、面白くない。ただ、デ・ニーロの演技を見るだけだ。[投票]