ペンクロフさんのコメント: 更新順
ちはやふる 下の句(2016/日) | 絶対に欠かしてはならぬ勝負論さえ失った、美女とイケメンの顔面博覧会。これが案外見てられるから困る。 | [投票] | |
快盗ルビィ(1988/日) | 『麻雀放浪記』で完璧なデビューを飾った和田誠が、セットの貧乏臭さ、ロケ撮影のショボさ、照明の暗さといった日本映画の壁にぶつかった監督第二作。難しいところに挑んでいるのは判るんだけど。 | [投票] | |
ペーパー・ムーン(1973/米) | チャーミングな映画、なにしろチャーミングな映画。チャーミングな映画です。端役に至るまで役者がみな生き生きしてて、中でも地味に怖い保安官が出色。 | [投票] | |
ボクサー(1970/米) | 舞台劇の映画化らしく、舞台そのまんまであろう冗長な場面が続出。ズバリ言って生ぬるい。ジャック・ジョンソンはモハメド・アリよりはるかに危ない橋を渡った、史上最強のボクサーなのだ。映画化するならちゃんとやってくれ。 | [投票] | |
ザ・タイガーキッド 旅立ちの鉄拳(2009/インドネシア) | 主人公の動機が弱い割にアクション凄惨、ストーリー悲惨なので気まずい思いを強いられる。インドネシアに蔓延る悪と貧困への憤りは疑わない。主人公が4人にボコられて立ち上がる時、我々は少年がメランタウ(通過儀礼)を経て大人になる瞬間を目撃する。 | [投票] | |
セデック・バレ 第二部 虹の橋(2011/台湾) | 陰影豊かな第一部に比べると、ひたすら山でドンパチゲリラ戦やってるだけでちと辛い。ビビアン・スーの変わらぬ美しさには目を奪われるものの、彼女すらチョイ役にすぎずお客さん扱い。自決するセデックの女たちの描写の重みには比ぶべくもない。 | [投票] | |
セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011/台湾) | 不勉強ながら霧社事件なんて知らなかったので非常に興味深く、面白く観た。頭目モーナ・ルダオの強烈な顔面力、木村祐一のナチュラルにイヤな感じなどキャスティングが秀逸。 | [投票] | |
ザ・レイド GOKUDO(2014/インドネシア) | ギャレス・エヴァンスの長編三作目は、すでに巨匠の作品だった。絶対に失ってはならない才能だ。 [review] | [投票(2)] | |
ベスト・フレンズ・ウェディング(1997/米) | 勝利至上のロマコメ群の中で、良き敗者になることの尊さと困難を描く。歌にまつわる幾つかの魔法のような時間を胸に残して。 | [投票(1)] | |
映画 聲の形(2016/日) | コミュニケーションの失敗を正すため、たとえ傷ついてもノーガードで何度もぶつかりあう青少年たち。その姿は痛々しくも眩しく、尊いものに見える。 [review] | [投票(8)] | |
ちはやふる 上の句(2016/日) | 連載漫画をバラしてタイトな劇映画に再構成する手腕はデフラグの如し。広瀬すずは美形だが、端正な顔を突き破る情熱の迸りが見たかった。 | [投票(1)] | |
40歳の童貞男(2005/米) | スティーヴ・カレル演じる童貞の絶妙なキャラクターバランスも、彼を囲む同僚たちのボンクラ加減もいずれも素晴らしく、本当に心優しい映画になっている。ここに始まるジャド・アパトー関連作品群は、アメリカ映画の倫理レベルを底上げした印象。 | [投票] | |
マネー・ショート 華麗なる大逆転(2015/米) | アダム・マッケイが『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』のエンディングアニメで描いた金融恐慌の仕組みを、投資家視点で描きなおした一作。現実の顛末がクソすぎるので、主人公たちがいくら儲けても苦いお話にしかならず。 | [投票] | |
俺のムスコ(2012/米) | どこか「安心」が匂って笑えないアダム・サンドラーだが、これは佳作。下世話下世話で笑っていると、不意に吐露される心情が胸を衝く、現代アメリカの寅さんみたいだ。 | [投票] | |
タラデガ・ナイト オーバルの狼(2006/米) | 挫折からの復活、過去の傷の克服、強敵と闘い友情を取り戻し愛を発見する。なんだか普通のいい映画にあるものすべてが備わっていて驚かされる。期待してたのは中身ゼロのしょーもないコメディなんだけど。 | [投票] | |
俺たちダンクシューター(2008/米) | 意外と真面目な「負け犬スポーツもの」なのだが、バスケ試合の前座として催される「ウィル・フェレルvs熊」には度肝を抜かれた。どう見てもバスケより凄い。 | [投票] | |
ヘイトフル・エイト(2015/米) | 劇中の現象は貧乏くさいのに画面はリッチ、時間は豊穣でレオーネ級の満腹感。セリフが多いほど光るサミュエル・L・ジャクソンは黒い丹波哲郎だ。キャラクターメーカー、タランティーノの腕の冴え。 | [投票(4)] | |
俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-(2008/米) | ウィル・フェレルとジョン・C・ライリーの組み合わせなんて勿論最高なんだが、薄汚いおっさん2人の主演映画を当たり前に作れるのはアメリカ映画の豊かさだよなと思う。 | [投票] | |
イルマーレ(2006/米) | 未来人と文通できるなら、まず「スポーツ年鑑」をお願いしたい。 | [投票] | |
イット・フォローズ(2014/米) | 繰り返し鑑賞して理解を深めるべき奥行きのある作品だと思うが、おっかないのでもう観たくない。 [review] | [投票(2)] |