★5 | 地獄の逃避行(1973/米) | 「若者の余りにも身勝手な行動はともかく、荒野の逃避行をやってみないか」と女房に言うと、「お一人でどうぞ」。闇夜に浮かぶミズーリの精油所、シャイアンの町の灯が切ない。木琴が奏でるテーマ曲が、優しい愛の映画だ。 | [投票] |
★3 | 大西部無頼列伝(1971/伊=スペイン) | 恰好付けと小技がたっぷり楽しめるシリーズ第2弾。が前回若干危惧した語り口の不味さが、今回はモロに出た。アウトラインは面白いが、途中の枝葉が分かり難い。主題曲が、何度も聞くと、良くなって来る。 | [投票] |
★3 | 終電車(1981/仏) | 女心を切々と歌う主題歌「Mon amant de Saint-Jean(サンジャンの私の恋人)[`42 Leon Agel /Emile Carrara]」は有名なシャンソンだが、映画を観て、昔自称ジゴロに聞いた言葉を思い出した。
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★4 | ガン・ファイター(1961/米) | 小説原作があり、物語もキャラもしっかりしているが、映画としてトランボ脚色は何か付け足した?と思わせる立派な出来だ。演出、撮影も魅せる。サイドストリーだが、ベルの夫のキャラは秀逸。劇中歌、墨民謡‘悲しき鳩’がテーマであり、心に染みる。 | [投票] |
★3 | 雷神 RAIJIN(2008/米=カナダ) | セガール自らペンを取り、期待もしていなかったが、その通りだった(笑)。子供時代のトラウマで過剰暴力に走る刑事という設定だろうが、分かり難い。その他分かり難い設定、シーンが横行。餅は餅屋に任して欲しい。
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★4 | ドライヴ(2011/米) | 中半迄のサスペンスは圧巻。それに比べ後半の展開が、ドギつさはあるものの、話としては物足りない。撮影、音楽は丁寧で心地良い。男の背中を見つめる瞳が哀しい。彼女目線なら5点でもよかったか。特異な仕事、奇矯な主人公。続編はないのか? | [投票(1)] |
★5 | さらばバルデス(1973/米=仏=伊) | 今更ながら、ブロンソンは男を演じて来たのだという思いを強くする。その中でも本作は、最高の1本だろう。間違ってはいけないのは、大切なのは、物語のオチつまり主人公チノの判断の内容の是非ではない、という事だ。
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★4 | アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018/米) | 自分自身を変える、変わる物語は数多くあるが、このパターンは初めてではないか?変な表現だが、何と安上がりな、と思った―賞賛ですよ。対比効果の為か、主人公以外は美しい女性ばかりで、目の保養にもなりました。 | [投票] |
★5 | セイント(1997/米) | 申し訳ないですが、観る前から5点しかありません。セイント、そしてシューのWファンの私ですから。しかし、観ても、やっぱり5点でした。
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★5 | 牛泥棒(1943/米) | これは私の‘良心の映画‘の1本になるだろう。「こいつら、あとさき考えずアホな奴や」と笑って観ていたが、ラスト4分が凄い。ハッと気付かされた。
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★5 | 塙凹内名刀之巻(1917/日) | 機知にとんだ作品。ギャグがとても愉快。人物の目がグルグル回るとか、笛先から♪が流れ出るのが、可愛い。「人殺しー」も笑える。物語のオチの伏線もちゃんとあり、何度見ても面白い。 [review] | [投票(1)] |
★3 | リメンバー・ミー(2017/米) | マリアッチ、夢を追う男、靴作り、原題「ココ」等々好きなファクターばかりだったが、物語に入り込めず。よく有るエピソードだった為か?話が上滑りの様だった為か?ダンテの舌が長すぎた(笑)?何より祝祭「死者の日」のカラフルさに圧倒された為かもしれない。 | [投票] |
★5 | 淵に立つ(2016/日=仏) | どこにでも居る普通の中年夫婦。その間の溝を、これ程端的に描いた作品はない。悪魔という存在が、その溝を表面に露出させた。そして、一つのセリフ。それを聞いた時、ドキッとして、絶句した。
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★4 | キス・オブ・ザ・ドラゴン(2001/米=仏) | ご都合主義というのは有るが、本作はその逆で、ワザと悪い事が起きるという話の展開。面白いなぁと脚本をみると、リュック・べッソン。やっぱりね。リーは優さ男だが、怒りの鉄拳の表情はgood!タイトルの意味がラストで分かるのもいい・・・これもベッソンだろう。 | [投票] |
★4 | パラサイト 半地下の家族(2019/韓国) | 最初から薄氷を踏むが如きの計画に、不協和音が鳴り響き、ドキドキ。‘豪雨の夜の訪問者’以後は更に増幅されて、バクバクと心臓に悪い映画だった。しかし、鑑賞後感はちょっぴり爽やかです。 [review] | [投票(1)] |
★3 | 特捜部Q 檻の中の女(2013/デンマーク) | 原作既読。淡々としている、ヒネリがない、のは原作通りで仕方がない。それでもメリハリを付けようとした脚本は、評価出来る。シリア人アサドの賢明さ、博識さがカットされていたのは、彼のファンとしては少し残念だった。 | [投票(1)] |
★4 | ウイラード(1971/米) | 今(2020年)なら、CGできっともっと気持ち悪く撮るのだろう。がそこ迄していない(というか、出来なかった)のが、かえって良かった。気持ち悪いとコワさは違う。終盤に向かって次第に歯車がズレて行く。コワいよ〜。動物パニック物の嚆矢として+1点。 | [投票] |
★3 | 嘘八百(2017/日) | まとまりが無い。寄り道が多すぎ。コンゲームに専念すべきだった。娘と息子の話なら、あのジオラマを絡ませると面白かったかも。キャラはいい。葵って、こんなに可愛かったか?ほうかが悪役でないのは、good!そしてアホの坂田御大、76歳。ありがとさーん! | [投票] |
★3 | 翔んで埼玉(2018/日) | 何や、これ!話がメチャクチャかと思ったら、意外とまともで、筋は通っていた。自虐、他虐ギャグには笑いっ放し。スケールが大きいのか小さいのか、最後までよく分からず。興行数字が伸びているのは、多数のエキストラが観客のせいか?(笑) | [投票] |
★4 | ワイルド・バレット(2006/独=米) | ファーミガ、33歳。若く見える。彼女らしさが出るのは、もう少し先だ。どぎつい作品で変な役をやらされているのではと心配したが、彼女だけがまともな普通人の役で良かった。ラストクレジットのバックの漫画が興味深い。今の世の中、まともな人間は希少なんだ。 | [投票] |