★4 | だってお前、こないだマイアミ・バイスだったじゃん! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(7)] |
★4 | 余りに何の変化もない直球のギリシャ悲劇もどきで、肝心の修羅場を避けるアレンの根性無しぶりを情けなくも思うが、それを今更言いたくもない老練の余裕綽々に悪ガキ2人の軽い芝居の脱深刻の妙。こうも打つ手がはまる境地に俺は心底憧れるのだ。 (けにろん) | [投票(6)] |
★4 | こういうのを枯淡と云うのだろうか。ここまで透徹した演出ぶりにはちょっと恐れ入ってしまう。次作『それでも恋するバルセロナ』も含め、渡欧後のアレン作では目下のところこれが一番かもしれない。齢も七〇を越した人の映画はやはり違う(ヴィルモス・ジグモンドにしてもアレンより五つ年長だ)。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★4 | 「悲劇」ジャンルにぴったり嵌った作品である。 [review] (夢ギドラ) | [投票(3)] |
★4 | 使い倒して擦り切れた雑巾のような、人間の欲望と悲劇のおはなしをいまさらのように持ってきてこんな風に饒舌に語られるともう溜息しか出ない。絞っても何も出ないどころか芳醇なワインがじゃぶじゃぶ溢れ出てくる。人間の切実な生活と悲劇の美しさの絶妙なバランスに酔いしれる。「省略」の巧さに唸る。 (まー) | [投票(2)] |
★4 | 省略技法の素晴らしさといい救いのなさといい、饒舌になったカウリスマキ、といったところか。キャラ設定や話の展開まで似ていて、かつても「ベルイマン?」だの「フリッツラング?」だの想起させられたことがあるのを思い出した。 [review] (tredair) | [投票(2)] |
★3 | 俗物老人アレンの全然身に沁みない教訓話、または中流階級のための見栄講座。車や服や恋人やらの如何にもな感じが嫌みでよい。兄弟を翻弄する金持ちの伯父が恐ろしくダサいのも意地悪。 (淑) | [投票(2)] |
★3 | 良質の悲劇とは結末のいかんに係わらず、そこへ至らざるを得ない「のっぴきならなさ」の強度に依拠するもので、その点において兄弟をとりまく伯父や恋人、さらには階級社会の縛りの構築に甘さを感じる。よく言えば普遍的、難を呈せば何を今さらな擬似古典悲劇。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 「何故人を殺してはいけないのか」に対する的確な答えがここにはあります。本作は子供達にこそみせておきたい。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★3 | 「教訓劇」だとか兄弟の女の服の好みとか、思わせぶりな小技がいささか鼻につくが、コリン・ファレルのヘタレっぷりはなかなかの見もの。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★5 | ロンドンのどんよりした空気が、この映画の中心だったような気がする。 [review] (chokobo) | [投票(2)] |
★4 | 手堅く巧い。コリン・ファレルの大弱りな眉毛よ! [review] (ころ阿弥) | [投票(1)] |
★5 | いささか省略しすぎで肝心なところまで飛ばしているのではと思いつつも、圧倒的な語りの巧さに降参。齢70を越え、ますます老練な作り手になってきている。それは撮影のジグモンドや音楽のグラスにしても同じこと。若手には出せない味とコクがある。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | コントとはいえドッグレースや伯父の存在が条件づけを無効にすると、確かなのはコリンの顔面だけとなる。後に畏るべき暴走によって、眉目濃密な顔面の安らかな意味合いが人々の想いを超え始めるのだが、それを手応えある観察と評するにはストレスが過ぎる。 (disjunctive) | [投票(1)] |
★5 | 夢を見すぎるのが悪いのか?夢を見ない方が幸せなのか?会社帰りに見た。観客はたった5人だった。 (Passing Pleasures) | [投票(1)] |
★3 | 軽妙洒脱な悲劇。2人の恋人の自然な立ち振舞いに現実感。★3.5 (ドド) | [投票] |
★3 | 「マッチポイント」が良すぎたのかな。眉毛オモロイw (Soul Driver) | [投票] |
★4 | ウディアレンの巧さといったら…!この人、センスすら衰えない。それが怖いくらい。 (あちこ) | [投票] |
★4 | 舞台は現代ですけれども非常に古典的な雰囲気の映画です。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★3 | そこそこ面白く、楽しめたのだけど、「マッチポイント」ほどのキレ、完成度には及ばなかった。因みに何故かレンタル版のタイトルは「カサンドラズ・ドリーム 夢と犯罪」。そっちの方が良かった。 (_da_na_) | [投票] |
★4 | 「悲劇を楽しんで欲しい」というアレン渾身の作品だと思う。脚本と役者がここまで合致するなんて。教訓めいた負の連鎖の描写同様に、兄弟や家族との絆などに着目して鑑賞しても何か込み上げてくるものがある。やっぱり「感情移入」あってこそ。 (ナッシュ13) | [投票] |