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寒山拾得さんのコメント: 投票数順

★3若者は行く −続若者たち−(1969/日)新宿騒乱のインサイダー山本圭というリアルタイムな設定がすごいのだが突っ込み不足で不満。なお本作は前作を観ていないと全編意味不明なのでご留意を。 [review][投票]
★4狂熱(1921/仏)字幕不要論の綱渡りは緊迫しており最先端の矜持が感じられ、映画は若かったの感慨がある。脇役の客たちが投げかける陰翳の重層化が秀逸。 [review][投票]
★4こころの山脈(1966/日)ボクと同じなんだ、職員室が嫌いなのさの産休先生奮戦記 [review][投票]
★4男性と女性(1919/米)愉快な原始共産制を描いてキートンと共振し、収束は『ローマの休日』を想起させる。トランポは本作を参照したに違いなく、その主張は本作により明快に見える。 [review][投票]
★2新宿乱れ街 いくまで待って(1977/日)いかにも70年代な甘ちゃんたちのウジウジ青春群像。ゴールデン街とか脚本家志望とかネタは愉しいのに生かされず、ラジカセの小物使いなど辛気臭いレベル。 [review][投票]
★3石合戦(1955/日)浜田光夫は双葉より芳しく、その破壊行動は度外れで驚嘆を誘うが、話は残念ながら纏まりに欠ける。 [review][投票]
★2宴(1967/日)淡泊なメロドラマで岩下志麻の足フェチ以外見処はなく、二・ニ六物としては更に淡泊、田村高廣岡田英次菅原文太と凄い面子が並ぶが何と並んだだけで終わる。押しつけ企画なんだろう、五所平の得手とは思われないし。[投票]
★4十字路(1928/日)貧困描写はいま観ても度外れに陰惨で回り続ける提灯が狂っており、バストショットの横移動連発は力感溢れる。話の屈曲は積極的に排されたのだろう。確かにこれはミゾグチの予告編。[投票]
★3路上の霊魂(1921/日)カットバックによる延々たる場面対照、演劇じゃこんなの出来ないぜと面白がっているのが伝わってくる。英百合子の狂った令嬢はなぜ狂っているのかよく判らずとても強烈。 [review][投票]
★3猟銃(1961/日)重厚ないい映画なんだけど、不倫噺をここまで重厚に描いても仕方ないんじゃないという、軽んじる気分を押さえかねる。当方の修行不足だろう。 [review][投票]
★3挽歌(1957/日)イタズラ娘久我美子の揶揄うような接近にいきなりの抱擁で応戦する森雅之。ご婦人方の願望充足メロドラマと割り切ればとても勉強になる。実用性に欠けるが。 [review][投票]
★5サザエさん(1956/日)らしい小ネタ満載のなかあちこち突進し続ける江利チエミの麗しいこと。陽気な役処で魅力全開、なんでこの人がスタアだったのだろう、時代の不思議が詰まった傑作。 [review][投票]
★3月給泥棒(1962/日)二枚目版『無責任時代』でギャグはユルく喜八らしい拘りも見えないが、宝田明司葉子のコメディは達者で愉しめる。 [review][投票]
★4活きる(1994/香港=中国)簡明な撮影はこの重層化された歴史を二時間で語って過不足なく上等。これ以上長いと観ている最中に苦しくなるだろう。いずれにせよ観終わった後に毒は回ってくるが。 [review][投票]
★3ニノチカ(1939/米)30年代に国家社会主義のパロディを敢行する先見の明は尊重されねばならないが、これに対峙させるのがブルジョア的享楽ではなんとも。ルビッチ的方法の限界の感あり。 [review][投票]
★3かも(1965/日)話は尺不足で喰い足りないが俳優単位では愉しめる。「吸血鬼」大原麗子を向こうに回して緑魔子の哀れが際立ち、若き蜷川幸雄も拝める。 [review][投票]
★3末っ子大将(1960/日)ほとんど教育映画だが、爽やかな良作。この保護者参観日の授業は彼の作文朗読で終わっちゃったのだろうか。 [review][投票]
★4若い人たち(1954/日)会社員あるある大事典な細部テンコ盛りの面白さ [review][投票]
★3北白川こども風土記(1960/日)勉強が好きだった小学校時代を思い出させてくれる教育映画。五山の送り火ファンと多々良純さんファンは必見。 [review][投票]
★4あの手この手(1952/日)コメディエンヌ久我美子の魅力炸裂の一篇。窓に鼻押しつけるキメのポーズは『また逢う日まで』の自己パロディなんだろう。 [review][投票]