クワドラASさんのコメント: 投票数順
ジョニーは戦場へ行った(1971/米) | 必死に頭をカクカクさせながらのモールス信号伝達シーンに哀れさを禁じ得ない。意思の疎通が出来た喜びと同時に、奈落の底に突き落とされる絶望感が待ち構えている悲痛なラストは、反戦感情に駆られるのは勿論、だがそれ以上にむしろ人体損壊の恐ろしさの方が上回った。この映画を観ればいかに我々が安穏と生きているかが実感出来る。 | [投票(5)] | |
ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005/米) | クローネンバーグらしさを感じさせるのはバイオレンス・シーンでのエグさのみ。そしてこのエグさが、話の内容からすると似合ってない。別にいらないだろあんな描写は。闇の過去を持つ男とその家族の葛藤・・・、悪くはないが、もっと壮絶さ・掘り下げ深度が欲しかった。M・ベロのチアガール姿にはちとそそられたが。 [review] | [投票(5)] | |
サランドラ(1977/米) | ホラーと言うよりバイオレンス。殺人一家に常人的テイストがある為怖さは無いし、「俺ならその行動はしないぞ」みたいなツッコミはあるが、あの手この手なんでもありの弔い合戦は、キャーキャー逃げるだけの「悪魔のいけにえ」よりボルテージは上がる。ただ、果てしなく荒野な殺伐ぶりはもっと体感させて欲しかったが。 [review] | [投票(5)] | |
ヴィレッジ(2004/米) | 例えば「笑点」で言えば、前作迄が円楽師匠に「座布団全部取り上げなさい」と言われながらも観客の拍手を意外に貰ったとすれば、今回は「はい、じゃ次歌丸さん」とスルーされ、可もなく不可もなくといった感じで拍手も大人しめ。 [review] | [投票(5)] | |
太陽がいっぱい(1960/仏=伊) | まだ青い果実が羨望という名の陽光をたっぷりと浴び、犯罪という名の光合成を繰り返す。成熟し、だが収穫されることはなく、危険な甘美をいつまでも放ちながら地面にポトリと落ちた。そんな感じかな。 | [投票(5)] | |
テキサス・チェーンソー(2003/米) | フィルムの質感はオリジナルが上も、異常なムード作りは全く引けをとらない。さらにレザーフェイス(一昔前はブッチャーマンとも呼ばれてましたね)と互角に存在感を示す保安官が今回の目玉か。主演のジェシカ・ビール、運動量豊富でスタイルもいいし、ちょっと気に入った。あと、 [review] | [投票(5)] | |
ドッグ・ソルジャー(2002/英=ルクセンブルク) | こういうアグレッシブなアクションホラーは好きだなぁ。 [review] | [投票(5)] | |
死霊のえじき(1985/米) | 遊びが無い分「ゾンビ」より恐怖感は上。拡声器で呼びかけるシーンいいね〜。スプラッタシーンがクローズアップされがちだが、むしろ終末感溢れるシリアスドラマとして他のゾンビものとは一線を画す。 [review] | [投票(5)] | |
スクリーム(1996/米) | 暗さ、ドロドロした感覚の80年代ホラーが染み込んだ俺にはなんか軽くて。 | [投票(5)] | |
ラヂオの時間(1997/日) | 誰一人欠けてもダメな設定すごい。極上のディナーを味わった気分。でもあのラジオドラマ聞いてた人、殆どいないだろう。 | [投票(5)] | |
ビッグ(1988/米) | これはホントいい映画です。ラストも切ない。夏休みが終わっちゃった・・・みたいな。んー、違うかな・・・。 | [投票(5)] | |
ゾンビ(1978/米=伊) | この先もマイベスト作品として不動。ゴブリンサウンドも最高!デイオブザデッド 2は・・・? | [投票(5)] | |
君たちはどう生きるか(2023/日) | 残念ながら刺さるものが何もなかった。 [review] | [投票(4)] | |
空白(2021/日) | 古田新太のどんな激昂ぶりよりも、松坂桃李の特ノリ弁当に端を発した激昂がオレ的にはクライマックスだった。 [review] | [投票(4)] | |
怒り(2016/日) | 終わってみれば、3つのパートのバランスがここまで極端だったとは、、、 [review] | [投票(4)] | |
おくりびと(2008/日) | 納棺士の仕事ぶり、そして自分自身が送る側・送られる側として「死」という逃れられない運命を考えさせられた。題材としては有意義、でも映画(特に作劇)としては微妙だった、、、 [review] | [投票(4)] | |
藁の楯(2013/日) | 物語云々より先ずは設定ありきの本作。10億に目が眩んだ人種の現実感に欠ける横暴はさておき、配役がまずまず上手くハマった。特に大沢たかおの内に秘めた怨恨の出し入れの妙。顔もいい歳のとり方してる。若干、伊武雅刀のなだめ演技が浮き気味だったのと、もっと列車内での銃撃シーケンスの様な緊迫した攻防が欲しかった。 [review] | [投票(4)] | |
悪の教典(2012/日) | 貴志祐介作品の中では凡庸な出来かなと思っていたが、三池監督ってことで、良い意味でのアレンジを期待したが… [review] | [投票(4)] | |
ヒーローショー(2010/日) | 個人的にはキレキレサーファー兄弟のイカれた報復姿をもっと見たかったし、ユンボおやじの憎々しいまでのゆすりテクに翻弄される議員の息子達をバキバキに描いて欲しかった。ただ、圧巻のリンチが余韻冷めやらぬうち突入するメロウな後半戦こそが若者・そして現代社会が内包する矛盾点を曝け出していると思う。 [review] | [投票(4)] | |
イースタン・プロミス(2007/英=カナダ=米) | 相変わらず色彩感覚に優れた鋭敏で品のある、でもちょっと鬱気味な映像が非常に心地良い。そしてやはりV・モーテンセン、お風呂場ですってんころりん、もう転戦!って全くつまらんダジャレを言ってしまったが、本作は彼の圧倒的な低体温から滲み出るダシが決め手だろう。また、前作辺りから監督の志向性に“変容”がみられる気が・・・ [review] | [投票(4)] |