★4 | シン・エヴァンゲリオン劇場版(2021/日) | サブキャラクターの輝かしさに作品全体の温もりを感じた。 [review] | [投票(3)] |
★4 | タクシードライバー(1976/米) | もう何回も観てるけど、観るたび(歳を重ねるたび)に共感してしまう。初めて観た時はトラヴィスの行動に「ちと勝手な野郎だな」と。でも今、彼の行動に納得感を持ってしまう、そんな自分はいいのか悪いのか、、、自問自答する、、、このご時世における自己責任論の儚さと共に。 | [投票(3)] |
★4 | 主戦場(2018/米) | 「国家は謝罪したらいけないんです。謝ったら終わりなんです」とか「フェミニズムは見た目も心も不細工な女が言い出した」とかトンデモ発言が噴出してくる中、まだ若々しい95歳元日本兵の、その戦争当事者故の発言に真の明快さと重み、そして暴走した集団に飲み込まれた個の犠牲を感じたな。 | [投票(3)] |
★2 | へレディタリー 継承(2018/米) | 亡くなったお婆ちゃんの得体の知れない神秘性をベースに、娘一家の無軌道性が不穏な空気をもたらす中盤まではまずまず。だが、、、 [review] | [投票(3)] |
★4 | 紙の月(2014/日) | 終盤に来て高利回り獲得。お局先輩さんとのトークバトル以降の高揚が、中盤過ぎまでのモヤモヤを吹っ飛ばした。 [review] | [投票(3)] |
★4 | パッセンジャー(2016/米) | 宇宙船内、そして作品全体の色彩感覚が心地良い。更にはそこで内面も外面も美しい女性との絶望感をも超越する絶頂感(大恋愛)。「KY野郎!(笑)」と思ったバーテンダーの終わってみればな高ホスピタリティ。男の身勝手だって?、、、いや、人間万事塞翁が馬だよ。 | [投票(3)] |
★3 | 祭りの準備(1975/日) | 閉塞的地域社会の中で悶々と燻り続ける青年よりも、老いてなお盛んなお爺ちゃんに目を奪われる。 [review] | [投票(3)] |
★4 | 人魚伝説(1984/日) | 復讐によって返り血を浴びる度に海へと飛び込み或いは放り投げられる。海中こそが彼女の戻るべき本来の場所であり、地上での安息は無かった。 [review] | [投票(3)] |
★4 | トウキョウソナタ(2008/日=オランダ=香港) | 人が感じる辛さや忍耐強さのバロメーターは十人十色。母親が唐突にファンタジー突入なのに驚いたが、でもあるよね、「何でそんな程度で落ち込んでるの?もっと酷い人は沢山いる」って風潮。誰しも一度や二度思ったり思われたり。子供に不寛容な父親に対し寛容さを見せる母親へのひとときの残酷な癒し。この役所絡みのパートは要らない様で実は非常に重要な気がした。 [review] | [投票(3)] |
★4 | モンスターズ 地球外生命体(2010/英) | 地球外生命体としての造形・鳴き声・暴れっぷりという観点ではダサダサ。だが、主人公二人のロードムービーという意外とも言える焦点の当て方が、隔離地帯のなかで徐々に違和感なく照らされていく。モンスターの影響により荒廃した数々の映し出される民家や人々。この混沌としたロケーションが見事。まあ、ラストも苦笑いしつつ拍手。 | [投票(3)] |
★3 | 母なる証明(2009/韓国) | いいのかそれで・・・。あのバスは、変人様御一行にしか見えなかった。 [review] | [投票(3)] |
★3 | 容疑者Xの献身(2008/日) | 中盤過ぎまでは堂々の4点だったが、後半の佳境に入ってからはトーンダウン。落ちぶれた天才が狂気に駆られるという典型。トリックとしての面白さは十分だったが、社会的弱者を蔑ろにしといて「私は生きる希望をもらった」などと自己本位な方程式作りに勤しむ人種に共感は覚えない。堤真一のなりきり演技が見事だったとしても。 | [投票(3)] |
★3 | グラン・トリノ(2008/米) | 主人公と青年の遣り取りが軸に見えるが、実際はあの青年の姉に人徳を感じたからこそではないかな。 [review] | [投票(3)] |
★3 | 宇宙戦艦ヤマト 復活篇(2009/日) | “新生”ヤマトとは言ったものの、やってることは以前と全く変わり無し。ただそれが残念だったかと言えばそうとも言えないのがヤマトのジレンマ。過去に積み重ねてきた永遠のマンネリズムを打破し骨子から再構築するのはこのヤマトという作品は非常に勇気・英断がいると思う。この「またそれかよ!」な懐かしい感情湧出も魅力の一つ。 [review] | [投票(3)] |
★4 | クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996/日) | 煌びやかな遊園地のちょっと裏方、まあ従業員以外立ち入り禁止の向こう側。表の賑やかさとは裏腹な無装飾な空間が気になったりもする。その辺の雰囲気作りとしんのすけの行動パターンに嘘がなく、物語の着火がスムーズ。その後はダレることなく笑いの佳境へ。本作自体が遊園地と言っていいほど時に痛快時に怪しいアトラクションが溢れていた。 | [投票(3)] |
★4 | スイミング・プール(2003/仏=英) | 自由奔放でピチピチプッチンプリンな若い女に嫉妬する、キーボードを叩く指の皺がなんとも年季を感じさせる初老の女。中盤迄の、若さに圧倒される女の寂しさ満開且つ繊細な描写の数々。第三者的に見る男の俺としては興味深かった。でも結果的には、難解なミステリーじゃなくてもよかったからもっと現実的な若と老の行く末を見たかった、かな。 | [投票(3)] |
★4 | マシニスト(2004/スペイン) | ええっ?オチが軽いって? [review] | [投票(3)] |
★4 | ヒルズ・ハブ・アイズ(2006/米) | 俯瞰で捉えるクレーター墓場を始めとした荒野の死闘エリアの奥行き感はオリジナルを凌ぐ。オリジナルで感じた登場人物達の行動における「?」感も是正され、納得のいく弔い合戦として集中出来た。中盤迄はトレース気味の展開だが、何故かマネキンが寛ぐ異様な村落に突入する後半は、血と砂埃にまみれたバイオレントホラーを堪能出来る。 | [投票(3)] |
★4 | ゾディアック(2007/米) | 長尺だがテンポがいい為ダルさは無い。むしろ人名・地名の整理にダルいなどとは言ってられなかった。ただ、完璧にそれらを把握できなくても本作の面白さが半減してしまう事はないと思う。“8”割方整理ついてれば充分、ね。状況証拠と物的証拠の果てしないジャン・ケン・ポイ!の結果、あの幕引き。タイプは違えど「フレンチ・コネクション」を思い出した。 | [投票(3)] |
★4 | 300 スリーハンドレッド(2007/米) | この監督、群集スプラッター撮りが冴えてる。史実の細部はさておき、とりあえずブった切ってこうぜ!みたいな。300人の精鋭VS数十万人のバラエティ軍団という図式もOK。はっきり言ってそれらがスパルタだろうがペルシアだろうが俺的にはあんま関係ない。後、「パオォ〜!」と叫んだかどうかは忘れたが、鳴り物入りで登場のゾウさん。最短にして最高でした。 | [投票(3)] |