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緑雨さんのコメント: 更新順

★4アイアンクロー(2023/米)フリッツ・フォン・エリックはダラスを拠点としたプロレス団体WCCWのプロモーターだった。映画は、ローカル小団体を家族経営することの苦闘にも焦点を当てる。実はその苦労苦心こそが「呪われた一族」の正体だったのではないか、という気もしてくる。 [review][投票]
★4ミッドナイトスワン(2020/日)オープニングシーンを観て、コメディタッチの映画なのかと思ったら大間違い、予期せぬ方向へと物語は展開していく。 [review][投票(1)]
★4生きる LIVING(2022/英=日)思っていた以上に、オリジナルに対して誠実なリメイクだった。 [review][投票]
★3カラーパープル(2023/米)前半部の状況の過酷さ非情さは、観ていて鬱々とした気分になってくる。そんな中でも微かな喜びや希望の表現としてミュージカルシーンが置かれているのだろうけど、状況の暗澹さの方が勝ってしまいあまり入ってこない感じ。 [review][投票]
★3おとなの事情(2016/伊)幼馴染の親友とそのパートナーという近しい間柄が、ギスギスした空気に一変する微妙な関係性は巧く描かれているものの、ゲスな展開は想定を超えず、しかも下半身ネタに偏っていて単調。コメディというほど笑えなかった。 [review][投票]
★4はじまりのうた(2013/米)キーラ・ナイトレイの清廉な美しさとしなやかさ。特に、赤い格子柄のワンピースが似合っている。マーク・ラファロと男女の関係性に踏み込むのか否か、その繊細で慎ましやかな描き方もまた好い。 [review][投票(1)]
★4ミナリ(2020/米)愛憎を抱えて苦闘しながら懸命に生きる移民家族の物語を通して感じられるのは、大地、陽光、そして水が与えてくれる生命の豊穣。 [review][投票(2)]
★3大人は判ってくれない(1959/仏)部分部分に見るべきところが少なくない映画だと思うが、全体のオーケストレーションという点では荒削りさを感じる。行き当たりばったりで、エモーションを醸成する構成がギクシャクしているように感じる。 [review][投票(2)]
★4PLAN 75(2022/日=仏=フィリピン=カタール)切った爪を植木鉢に捨てる、片付けたロッカーに手を合わせる、オペレーターを「先生」と呼ぶ、出前の寿司桶を丁寧に洗う。倍賞千恵子の所作の一つ一つが丁寧に印象深く演出されている。 [review][投票(1)]
★3PERFECT DAYS(2023/日=独)石川さゆりグレート。あんなママがいるスナックなら、そりゃ通いたくなるわな。 [review][投票(3)]
★3チャンプ(1979/米)如何にも「泣かせ」の教科書に忠実に作った作品という感じがして、自分のような観客は逆にシラけてしまうのだ。人間ってもう少し複雑な生き物ではないだろうか。 [review][投票]
★3いまを生きる(1989/米)おそらく15〜20年ずつ間を空けての三度目の鑑賞。前回30歳くらいの頃に観た際には登場人物の意気地のなさに腹を立てたものだが、この歳になると弱者なりのプロテストの在り方を一周回って理解できるようにはなる。 [review][投票]
★4コーダ あいのうた(2021/米=仏=カナダ)映画がこれまで真正面から向き合ってこなかった対象に踏み込みながら、オーソドックスな家族の物語を暖かく描いている。前者の要素がなければオスカー受賞もなかったかもしれないが、愛すべき小品と言える。 [review][投票(2)]
★3ゴジラ-1.0(2023/日)作戦がついに実行に至るまさにその瞬間、伊福部昭のテーマ曲が流れ始め、背中がゾクっとする。ここから急に別の映画になったかのように空気が一変。 [review][投票(5)]
★3正欲(2023/日)能面のような表情で新境地を見せる新垣結衣も悪くないが、出色なのは東野絢香。教室で激情をぶつけるシーンには心揺さぶられた。 [review][投票(2)]
★3ベイビー・ブローカー(2022/韓国)オープニングは夜、雨の裏通り。中盤の養護施設の場面でも印象的な雨上がりのシーンがあった(雨と傘についてのイ・ジウンカン・ドンウォンの会話)。 [review][投票(2)]
★4ラジオ・デイズ(1987/米)ラジオ・デイズ、娯楽の選択肢が限られていた時代。限られていたからこそ、非日常なキラキラした世界が、豊穣さを湛えた夢の世界として立ち現れる。 [review][投票]
★3マトリックス(1999/米)予言者と会うキッチンの場面が好き。シュールなサスペンスと違和感が漂っていて、あそこだけ違う映画みたい。 [review][投票]
★3ジェントルメン(2019/英=米)オープニングのジュークボックス、ビール、そして血飛沫、レイジーな曲を背にしたタイトルクレジットの決まり具合はさすが。 [review][投票]
★5春に散る(2023/日)クライマックスのタイトルマッチの壮絶なリアルさは映画史に刻むべきレベル。横浜流星窪田正孝の究極まで鍛え上げられたスキルと本気さに観ていて胸が熱くなる。 [review][投票]