緑雨さんのコメント: 更新順
ドライビング Miss デイジー(1989/米) | 片や、善良さと清廉さを根本に持つが故に、その矜持を保とうと狷介を譲れぬ者。此方、差別される苦難と闘い続けたけてきたことで、誰よりも本質を衝く見識眼を身につけるに至った者。 [review] | [投票(4)] | |
I am Sam アイ・アム・サム(2001/米) | 愛すべき映画なのは分かるけど、ちょっと話が出来すぎてて鼻白らむ。何よりダコタ・ファニングがあまりに可愛くて天真爛漫で、そりゃ皆んな心情的には肩入れしたくなっちゃうわな、と。 [review] | [投票] | |
ジャック・サマースビー(1993/米) | 設定、プロットはとても興味深いのに、演出の凡庸さがスポイルしていて残念。前半はもっともっとサスペンスフルに撮ってほしい。それがあれば法廷場面での妻の複雑な感情がさらに痛切に立ち現れたはず。 [review] | [投票] | |
FALL/フォール(2022/米) | こりゃもう、ある種のホラー。観ていてこんなに疲労困憊する映画は他にない。感情移入ではなくて、状況移入。鑑賞中ずっと全身力んで、身悶えしながら観た。 [review] | [投票] | |
ラストエンペラー(1987/英=中国=伊) | 達観と矜持の間を行き来する、ジョン・ローンの佇まいに痺れる。 [review] | [投票(3)] | |
恋におちたシェイクスピア(1998/英=米) | 冒頭から続く長回しでの状況説明台詞や、シェイクスピアとヴァイオラが結ばれる展開の性急さや軽薄さに、どうも興が乗らず眺めていたのだが、途中からアクセルがかかる。 [review] | [投票(2)] | |
ボルサリーノ(1969/仏) | フランス版『仁義なき戦い』。テイストはずいぶん違うけど、チンピラの成り上がり物語、耳馴染みのあるテーマ曲など、共通点もあったり。 [review] | [投票] | |
リオの男(1963/仏) | これは楽しい。『ルパン三世』の元ネタになったと言われているが、キャラクタも話の展開もテイストも、ホントそのまんま。 [review] | [投票(2)] | |
プロジェクトV(2020/中国=香港) | ジャッキー・チェン主演…なのだろうか。確かに、最初から最後まで画面には出ている。アクションもしていないわけではない。が、大した見せ場もなく、爆笑問題の田中裕二みたいになった容姿で管理職役に徹せられると、時の流れによる悲哀を痛感してしまう。 [review] | [投票] | |
ベニスに死す(1971/伊) | なんと残酷な生き様、 [review] | [投票(3)] | |
タリーと私の秘密の時間(2018/米=カナダ) | ワンオペ育児の壮絶さ。ヘッドホンしてベットでゲームに興じる旦那の姿に、今そこにある危機へのイノセントな無頓着さの残酷が表象される。 [review] | [投票] | |
ヘタなふたりの恋の話(2022/日) | 坂道と自転車、冷蔵庫、しろくまアイス。 [review] | [投票] | |
月の満ち欠け(2022/日) | 佐藤正午の原作映画化作品としては『鳩の撃退法』に続いての鑑賞だったが、『鳩の撃退法』が小説のテイストをしっかり活かしていたのに比べて、こっちは原作のトリッキーさが失われて、すっかりベタな人情モノに変容されてしまった印象。 [review] | [投票] | |
騙し絵の牙(2020/日) | 犬の横顔のアップと、職場でコーヒーを淹れるOLがカットバックされるオープニングの不穏さがなかなか印象的。 [review] | [投票(2)] | |
すずめの戸締まり(2022/日) | なんかジブリっぽい、というか宮崎駿っぽい、というのが鑑賞直後にまず出てきた感想。すでに指摘されていると思うが、もののけ姫+ハウルって感じ。 [review] | [投票(1)] | |
大統領の陰謀(1976/米) | 青臭さを感じさせる若きレッドフォードとホフマン、巨悪を暴いてやるという野心というより、目の前の特ダネを必死で追いかけていたら巨悪にぶち当たってしまったという偶然性が映画にうまく立ち現れている。 [review] | [投票(4)] | |
激突!(1971/米) | 前半はサスペンス、後半はホラー・アクション。 [review] | [投票(4)] | |
ジュリエッタ(2016/スペイン) | ふとした表情や眼差しのずれで、途端に人の間に不穏さや官能が生じる。このあたりの演出力にはさすが。 [review] | [投票(1)] | |
あいあい傘(2018/日) | あいあい傘で歩く2人が水彩画風の画面に溶け込んでいくタイトルバックがユニークで好い感じ。 [review] | [投票] | |
ラッキー(2017/米) | あの朱色の電話機は繋がっているのだろうか?ハリー・ディーン・スタントンと電話機といえば、つい『パリ、テキサス』を連想してしまう。 [review] | [投票(2)] |