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jollyjokerさんのお気に入りコメント(35/65)

ハイジ アルプスの物語(2015/スイス=独)★4 「山岳×子供×動物」の映画としては、たとえばニコラ・ヴァニエベル&セバスチャン』に劣る。動物の活躍が存分でないからだ。それでも動物への無償のシンパシーを開巻から全身の筋組織で表明する少女には感動がある。「白パン」を忘れないなど、忙しい語りが山岳生活の称揚に終始しなかったのも聡い。 (3819695)[投票(1)]
馬々と人間たち(2013/アイスランド=独=ノルウェー)★3 馬の扱いにかけて珍奇な映画であることは確かで、むろん家畜には違いないはずだが、ここでの馬は西部劇や戦争映画に見られるような目的的存在としては撮られない。崖落ち・七頭横並び歩きなどスペクタクルな画面造型や、海渡り・腹潜りなどのびっくり演出を認めることもできる。人の死にやすさには笑う。 (3819695)[投票(1)]
女と男の観覧車(2017/米)★5 ややもするとウディ・アレン最大の傑作。一段と怜悧冷徹に冴え渡った話術の冷血もさることながら、何より、これほど視覚的に充実したアレン映画はかつて見たことがない。ヴィットリオ・ストラーロ久方ぶりの大仕事であり、ストラーロ謹製のアスペクト比一対二画面の作としても最良の成果物に数えられる。 [review] (3819695)[投票(6)]
ノーマ・レイ(1979/米)★3 正直な事を言えば、このバカ娘がどうして女闘士のマネ事をやり通せたのか、この違和感に心を打たれる。☆3.5点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(2)]
万引き家族(2018/日)★3 悲しい話だが、もはや現実が映画の世界を超えてしまって、この映画も現実を後追いしているとしか感じられなかった。 [review] (緑雨)[投票(5)]
ラブレス(2017/露=仏=独=ベルギー)★3 随分と「生きていく」という事を見せつけられたなあ、という感想です。生きていくんだから前を向いて、過去を切り捨てて歩いて行かなくちゃ。と見ればいいお話しじゃね? [review] (K-Flex)[投票(1)]
万引き家族(2018/日)★3 悩む、大いに悩む。とても良い映画だが好きにはなれない。自分自身の資質の問題である。 [review] (K-Flex)[投票(4)]
万引き家族(2018/日)★3 ジャーナリストになりきれなかった監督が作ったドキュメンタリー風作品、とでも言ってみたい。 [review] (ぱーこ)[投票(4)]
シー・オブ・ラブ(1989/米)★3 世の中にエレン・バーキンという魅力があることを知った作品。このニヘリ顔に3000パチーノ。 (G31)[投票(1)]
妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III(2018/日)★5 黴びた主婦の労働価値とはのテーマは『口笛を吹く寅次郎』に比肩する思いを伝えられない男と伝えてほしい女のもどかしい感情の機微という山田独壇場エッセンス投入で巧みに世界に浸透。夜のドライブ行の降雨タイミングなど想外の巧さだ。夏川も圧巻。 (けにろん)[投票(3)]
万引き家族(2018/日)★4 小さな庭と縁側のある住居の美術装置と、黄色っぽい照明(フィルターワークか?)の醸し出す危うい感覚は面白いのだが、前半は人物の動きが平板で、映画が走り出さず、若干いらいらしながら見た。 [review] (ゑぎ)[投票(10)]
万引き家族(2018/日)★5 万引きだけタイトルにできたんですね。 [review] (カプリコーン)[投票(7)]
デトロイト(2017/米)★4 実に真面目な告発で神妙に観た。半世紀たっても殆ど変わらない対立構図を浮き彫りにして重厚。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
普通の人々(1980/米)★3 リストカットをすでに扱っているのだった。ウェルメイドから一歩踏み込んだ脚本が興味深い。最初からTVドラマ仕様と諦めて観れば、水槽の淵がみえそうなボートの撮影も笑って許せる。予算がなかったのだろう。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
普通の人々(1980/米)★4 繊細な心情描写が胸を打つ。公開時の1980年前後、アメリカでは離婚件数がピークに達し家族のありかたが時流の話題だった。『クレーマー、クレーマー』しかり、この時、たじろぎ途方に暮れた男たちは、旧来の家族価値の崩壊に直面し無理やり“再出発”させられた。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
モリーズ・ゲーム(2017/米)★4 実話ベースなのだが、物語の骨格は日本でいうところの任侠モノに近い感じもする。ピカレスクロマンの一種とも言えるか。己の矜持を敢然と貫く雄雄しさは好ましく、ジェシカ・チャスティンは淡々とした中にも芯の強さをストーレートに魅せ好演している。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017/スウェーデン=独=仏=デンマーク)★3 予測はずれの事態の連続に戸惑うのは主人公だけでなく、本作を観る我々も同様。可笑しくもあり怖くもある両義的状況は、他の映画では得られなかった新鮮な体験だったが、ここまで長尺にされると、鑑賞後の疲れがめっぽう溜まる。構図の素晴らしさは超A級。 (ジェリー)[投票(3)]
心と体と(2017/ハンガリー)★4 夢診断的な形而上世界が遠のき中学生レベルの何の捻りもないド直球妄想話が現れるのだが、滋味ある鹿の無垢な眼差しが邪念を吹き払う。傍系人物群のダメっぷりも愛すべきだが、彼女のマグロなのに充ち足りた表情がスローピストンと同期し幸福感を現出させる。 (けにろん)[投票(5)]
妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III(2018/日)★4 西村まさ彦に一票 [review] (寒山拾得)[投票(7)]
君の名前で僕を呼んで(2017/伊=仏=米=ブラジル)★4 自然光と自然音の取入れがとても心地よい画面と音の映画だ。特に撮影はタイからサヨムプー・ムックディープロムを招き、奇抜な繋ぎを廃して(一部ジャンプカットもあるが)、あくまでも静謐なカメラの視点を突き付ける。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]