「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
TITANE/チタン(2021/仏=ベルギー) |
本作も前半はいいと思う。特に、序盤のモーターショーのシーンにおける、ヒロイン・アレクシア−アガト・ルセルの、ビンテージ・キャデラックの上での煽情的なダンスは、見事なものだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] | |
アレクシア(アガト・ルセル)という女は会話としての言葉をほとんど発しない。通俗な女の記号“性的肢体”を隠れ蓑にジェンダー嫌悪を超越し破壊本能の赴くまま有機物を殺傷し無機物との同化に欲情する。鮮烈な画面演出にかぶる俗っぽい楽曲と音響制御が印象的。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
新手のフランケンシュタイン。母親不在の物語。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] | |
金属との融合願望が寄って来る人間の殺戮衝動に結びつく謂れも喪失を抱えた親爺の心の空隙に安堵を覚える道理も解らない理解不能の3段構えだが描写のコクと本気汁がハンパなくて見入る。相貌や体型に加えた変形を押し破り見破られる女の性への詠嘆的共感。 (けにろん) | [投票(1)] |