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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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嘆きのテレーズ(1952/仏=伊)************

★3人物造型は類型的だし、今見るとソープ・オペラのような不倫劇の顛末なのだが画面は格調高い。特に列車の中の緊張感と物言えぬ姑の視線の演出が凄い。ラストの突き放しの見せ方も唸らされる。ただしシモーヌ・シニョレはイマイチ綺麗じゃない。『肉体の冠』や『輪舞』の彼女(いずれも娼婦役)を見いだそうとすると失望すること必至。 (ゑぎ)[投票(1)]
★4ある男女の出会いがすべてだと言わんばかりのそれぞれの告白がすごい。本物の恋愛のほとばしりを描いて秀逸な出だしである。 [review] (セント)[投票(1)]
★3社会的には平穏な夫婦の間に割って入る下賎な男という関係が、『羅生門』を彷彿とさせて期待を煽るが、男女の心の動きはメロドラ的俗っぽさを逸脱することなく心理サスペンスとしては大味。手堅い演出に支えられ、それなりの展開とオチで〈それなり〉に収まる。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3シニョレの魅力はここには発揮出来てないと私は思いますが… [review] (甘崎庵)[投票]
★3堕ちて行く女と男の物語としては余りに淡白であり、一方で悪女と言うには成り行きに流され過ぎのテレーズがどうにも煮え切らなくシニョレがその割にヘタに意志強固な演技をしてチグハグ。それでも中盤の早朝の死体検分やラストの描写の演出は冴えている。 (けにろん)[投票]
★3とっても新劇調なドラマだった覚えがあります。 (kenichi)[投票]
★3マザコンの旦那とその母の造形のエゲツなさが印象的。いい大人が馬鹿なゲームしている辺り、白痴風が吹きまくっている。この母親の執念も凄い。脇役をみるべき作品。 (寒山拾得)[投票]