★4 | 反国家権力をストレートに描いた今でも充分な問題作。白黒の映像に日活の演技派俳優の生き生きとした演技が見もの。まあ、ハナシはGHQ時代の日本の黒い霧のダイジェストなんだが、権力に屈しないぞという議事堂を背景のラストは爽快。 (セント) | [投票(1)] |
★4 | 日本人向けサスペンスであり、政治色濃い内容は、やはり歴史に刻まれてほしい1本と言える。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 誰も最高点を付けない理由も理解できつつ、戦後日本の暗部にこのタイミングでしっかり切り込み、一定の現実的な解?(解不能?)を示してみせた、実録物黎明期の価値ある作品。でも、最後まで題名の意味は分かりませんでした笑 (ひゅうちゃん) | [投票] |
★3 | 意欲作であるが、前半は少し勿体ぶり過ぎだし、扱うテーマにしては「見えない恐怖」表現が足りない。伊福部昭の音楽が勿体無いです。ただ宇野重・鈴木瑞穂といった慰撫し銀に二谷の軽薄さを加えたのは映画的前進。 (町田) | [投票(3)] |
★3 | 壮大な国際的謀略を孕む前半から後半になるにつれ馬脚が現れどこかスケールダウン。対象が見えぬ怨嗟は虚空に消える。何かと言えば米軍機を象徴的に飛ばせるのも1,2回ならともかくやりすぎで芸もない。日本側情報機関のフィクサー大滝が不気味に好演。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 謎解きではなく市井の丁寧な描写の積み重ねに眼目を置き、佐野浅夫らの悲劇を際立たせている。民藝の豪華布陣のなか芦川いづみ好演。姫田のキャメラも素晴らしい。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |