★5 | 些細なリアリズムの積み重ねによるミクロな小競り合い。そのド本気の錯綜だけでも見応えはあるが、混沌と拡散の果てに、そこには留まらない俯瞰的な時代観のようなものが現出してくる。『ガキ帝国』への本家帰り。そして、後藤淳平の想外の役者力。 (けにろん) | [投票(3)] |
★3 | あふれるような負のパワーはすごいが自分の趣味とは合わない。なんだか「マジメに物事考えんとおったらこうなんのやで」と、ある種の「自己責任」論を説かれているようでもあった。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★5 | 暴走と空回りの末に去来する無力感。この「何もなさ」への帰結は、時代の生ぬるい甘やかしに無自覚に甘え、いつまでも立ち位置定まらぬ、もうガキとは呼べない平成のガキどもへの警鐘なのだ。今どきの若者たちを支配する空疎を、おせっかいにも井筒は憂いているのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(8)] |
★4 | どこが『ヒーローショー』じゃ。ヒーローになれないバカ者達のあがきもがき。☆3.9点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★5 | 前半は二度と観たくないなあ・・・あまりに息苦しいから。 [review] (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 「孤族の国」の物語。肥大化しながら行き場を失った自意識の掃きだめで、一瞬暴発する「俺を見ろ!」という叫びの矛先の狂いが人生を殺す。夢とその残骸が氾濫し、つながりの方法を様々に獲得しながらつながりが崩壊している、これはまことに現代日本的なテーゼである。極めて不愉快だが実にリアル。この無為な暴力連鎖物語は対岸の火事ではない。私たちは覚悟を問われている。 [review] (DSCH) | [投票(4)] |