★4 | 主人公を「女性」に、舞台を「南部」に置く点でマーティン・スコセッシの作品暦上に特異な位置を占めるが、やはり最大の魅力はスコセッシらしい仕方で育まれた「違和感」だ。カット間およびシーン間の円滑な連繋に対する無頓着。ちぐはぐなダイアローグ。生々しいとも嘘臭いとも云える唐突な暴力の炸裂。 [review] (3819695) | [投票(1)] |
★4 | スコセッシの処女作も瑞々しい才気がほとばしる傑作だ。タイトルロールを演じるバーバラ・ハーシーも乗りに乗っていて、スコセッシ以上にハーシーの映画だと云っても良いぐらいなのだが、しかし要所要所で演出のこだわりが画面を、観客のテンションを引き締める。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | 説明的な部分は省略し、見せたいものを絶対的なカットで見せる若きスコセッシの才気。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★3 | 『俺たちに明日はない』や『明日に向かって撃て』を追随するような内容と邦題のために、当然のごとくその出来が比較され、その貧弱な俳優陣のせいで格落ちせざるを得なかったマーティン・スコシージの才気がほの見える習作。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 鮮烈な作品です。でも1930年代の話なのに格好はヒッピー風。これが低予算映画の味っすね。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 音楽に合わせた極端に早いカッティングやアクションシーンにおける独特の繋ぎ方など、自らの個性を打ち出そうと焦るあまり失敗している感アリ。ただ、自然光主体の照明やラストカットでは魅せてくれる。少なくとも90年代までのスコセッシ作品にはこういう映画の映画らしさがよく出ている場面、ショットが必ず存在した。それに比べると最近は本当にどうしてしまったのか、と首を傾げてしまう。 (赤い戦車) | [投票] |