「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ローラ殺人事件(1944/米) |
デイヴィッド・ラクシンの甘美な音楽と、ライル・ウィーラーの典雅かつ緻密な美術。これらがジーン・ティアニー扮するローラという女性を夢幻的に美しく造形していく。クリフトン・ウェッブの絡み具合が実にうまい。脇に回って主役を立てる演技の手本だ。 (ジェリー) | [投票] | |
美しい白黒撮影と手堅い演出。主要人物は総て強烈に一貫性のあるキャラクターだ。特にダナ・アンドリュースの厳しい刑事が良い。いつもながらジーン・ティアニーの美しさは溜息モノだ。しかし取り調べ室のまるで「鈴木その子」のようなライティングには吃驚した。 (ゑぎ) | [投票] | |
後半になりジーン・ティアニーのおでこと半眼ぽい目とぷっくりした唇に、ストーリー以上に振り回される。取調室、ジュディス・アンダーソンとのドレッサー前、やりすぎ気味の造形的な光と影など、あざといと分かっていても、やられてしまう。それもまた良し! (動物園のクマ) | [投票(1)] | |
この時代にこれだけ優れた描写の推理作品があったとは。プレミンジャーを見直しました。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
疑心暗鬼が錯綜するプロットも面白いが、むしろ全体の構成の面白さが光る脚本。目の覚めるような効果はなくとも、背後に回って控えめ且つ的確に映像で読み解くようなプレミンジャーの演出振りも心地良い。 [review] (くたー) | [投票(1)] | |
「あっと驚く仕掛け」には確かにあっと驚くのだが、だからどうという訳でもなく型通りで弾けない。 [review] (寒山拾得) | [投票] |