★3 | 若い二人の主役の存在や振る舞いのもたらす透明な抒情感で一点突破を狙った感あり。一応の成功と言える。さらに12年後から描き始めることで、時制の中心が映画の現在から映画の過去に移行し、叙述を一層甘美にできた。しかし、追慕の念の持続や人物の一貫性というやっかいな課題が浮上し、そこがうまく処理されたとは言えない。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | 原作既読。見る前の事前情報として、小栗旬と北川景子の役割ぐらいは聞こえてきており、実を云うと、また『世界の中心で、愛をさけぶ』の、あの改悪か、と思っていた。 [review] (ゑぎ) | [投票(5)] |
★4 | 今時こういうさわやかな高校生を見ることができるのは奇跡としか言えないのではないかと思うほど、思春期の息吹が全編流れている。それは最近多い秀作アニメを見る時に感じるものと同質である。こういう作品が現代にクローズアップされるのは実に嬉しいことだ。
[review] (セント) | [投票] |
★4 | 淡い色調のアニメを意識したような画作りが新鮮。役者もその後順調に成長している浜辺、北村、大友の3人がその年代でしか発せない光を放って秀逸で、小栗、北川が完全に添え物に。ガム少年矢本は儲け役だが、それを生かすのは才能。 (ナム太郎) | [投票] |
★3 | 一昔前の奥手女子が陥った白馬の王子願望の極めて現代的裏返しで、据膳喰わぬも当たり前では悦に入ってみても内実は妄想に留まる。それでも胡散臭い話を唯1人で背負う美波ちゃんは辛うじて映画の誠。損な役回りに甘んじた景子も又ある意味誠である。 (けにろん) | [投票(1)] |