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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★4続 夫婦百景(1958/日)エプロン亭主として家を守る童話作家・蒼馬(大坂志郎)は、10万円の児童文学賞を手にし舞い上がった。相変わらず仕事一筋の雑誌編集長である女房・みはる(月丘夢路)を後目に、蒼馬は姪のノリ子(浅丘ルリ子)がやってきたのをいいことに外出、歌声喫茶で怪気炎をあげる。ところがノリ子はといえば、夫の達夫(岡田真澄)とのすれ違い勤務で愛情を温め合う時間がない。悩んだ挙句、達夫が後輩の啓子(中原早苗)とベタついているのに出くわし、女の闘いに突入してしまった。その頃蒼馬は酒を呷っているうちに自宅に泥棒(小沢昭一)の潜入を許し、帰宅したみはるに大目玉を食らう。家を締め出され、夜の巷に出た蒼馬を大冒険が待っていた。〔103分〕[投票]
★2四月は君の嘘(2016/日)正確な演奏で「ヒューマンメトロノーム」の異名をとった少年ピアニスト、公生(山崎賢人)は、亡くなった母親(檀れい)との確執からピアノ演奏ができなくなってしまい、雌伏を続けていた。いじけた引っ込み思案の彼を、幼馴染みの椿(石井杏奈)や渡(中川大志)は励まし、ピアノ演奏を再開させようとしていた。そんなある日、椿たちは彼をヴァイオリン発表会に誘う。そこで演奏をする少女、かをり(広瀬すず)は破天荒な性格であり、その演奏も型に嵌らない自由なものだった。呆気にとられる公生に、かをりは次の大会での伴奏を要求する。その時から公生は彼女が好きになってしまった。だが、かをりの抱えたある嘘について、まだ公生は知らなかった。〔122分〕[投票]
★3東京少女(2008/日)父親のない未歩(夏帆)は、近頃母親の妙子(秋本奈緒美)が恋人である塩見(近藤芳正)と外出を繰り返すことに苛立ちを覚えていた。ある日、妙子はレストランで未歩に塩見を紹介し婚約を告げるが、未歩は激昂して席を立つ。そしてビルの階段を下りる彼女は不意にケータイを落としてしまい、それが発光して消え去るのを見た。…明治時代。作家を目指す時次郎(佐野和真)は、出版社の編集者に持ち込み原稿を突っ返され、気を落として帰宅しようとしていた。だが、彼は階段を下りる際見慣れぬ銀色の小箱を拾う。自宅に戻り妹(福永マリカ)に迎えられた彼の前で、小箱…ケータイは未歩の声を伝えた。驚く未歩と時次郎は、やがて心を通わせてゆく。〔98分〕[投票]
★2東京少年(2008/日)コンビニで働く少女みなと(堀北真希)は、ちょっとしたアクシデントで客である青年に助けてもらい、それ以来彼の来店を待ち望むようになった。自身もみなとを思っていた青年はシュウ(石田卓也)といい、みなとをデートに連れ出すようになる。みなとはシュウの訊ねるままに、幼くして両親を失いずっと祖母(草村礼子)と暮らし、友達といえば文通相手の少年ナイトだけだったことを語り、そしてシュウからも二浪で大学受験を目指し奮闘中との身の上を訊き出すのだった。初恋を知ったみなとは、その気持ちを知ってほしいあまりにナイトに手紙を送る。そしてシュウのキスを受けようとする時記憶は弾け飛び、なぜか彼女は自宅のベッドの中にいる自分に気づいた…。〔95分〕[投票]
★3平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊(2014/日)仮面ライダー凱武こと紘汰(佐野岳)は、記憶を失った少年シュウ(葵柊)がバダンなる軍団に追われるのをみて助勢しようとするが、バダンの先頭に立つ悪のライダー・フィフティーン(板尾創路)に蹴散らされる。そこに現れたディケイド・士(井上正大)によって救われた紘汰は、ともに戦う仲間を求めろと助言された。ライダーW・翔太郎(桐山漣)も助勢に加わるが、ある記憶に悩まされる555・巧(半田健人)は彼らに背を向ける。そして紘汰の前に出現、バダンを蹂躙したのは1号ライダー本郷(藤岡弘、)だった。彼はバダンの出現を平成ライダーの弱さゆえと言い放ち、昭和ライダーたちとともに平成ライダーに挑戦するのだった。〔98分〕[投票]
★4オオカミ少女と黒王子(2016/日)高校の3年間は最初で決まる。そう思って疑わないエリカ(二階堂ふみ)は、恋を語るグループの仲間たちに話を合わせるために、親友の亜由美(門脇麦)に恋人を演じるウソの電話をかけ続けてもらっていた。だが、友人たちの「彼氏の顔を見せろ」との要求に、つい町で出会ったイケメンの顔を盗撮し、恋人と偽るエリカ。ところが彼は別のクラスの「王子」、恭也(山崎賢人)であった。エリカと話を合わせ恋人のふりをすることをアッサリ快諾する恭也は、そのかわりに彼女に「イヌ」になることを強要した。とんでもない「黒王子」ぶりに呆れ返るエリカだったが、後戻りはできない。複雑な思いの彼女に、別のイケメン神谷(鈴木伸之)が優しい言葉をかけてくる。〔116分〕[投票]
★2マルタのことづけ(2013/メキシコ=仏)メキシコ。家族も友もないクラウディア(ヒメナ・アヤラ)は、マーケットの店員としての毎日を淡々と過ごしていた。ある日彼女は盲腸炎を患い、救急病院へと運ばれる。そんな時、隣のベッドに横たわっていた女マルタ(リサ・オーウェン)にふとクラウディアは興味をもち、話しかけた。人懐っこく応じたマルタは彼女に菓子を勧め、どうでもいいはずの彼女の病状に心を砕く素振りを見せる。痛みの和らいだクラウディアに、マルタは自宅に寄って食事をするように助言する。マルタに夫はなく、父親の違う三女一男の子供たちに囲まれて暮らし、そして治らぬ病気に蝕まれる身だった。クラウディアは当惑しつつ彼女らとの暮らしに馴染んでゆくのだった。〔91分〕[投票]
★4祈るひと(1959/日)母・吉枝(月丘夢路)とともに暮らす暁子(芦川いづみ)のもとに、ある日縁談が持ち込まれた。蓮池(小高雄二)という相手の傲岸な男と行動を共にしながら、暁子は幸福になれない結婚に思いを馳せ、ためらい続けていた。理由はといえば、亡くなった国文学者の父・恭介(下元勉)の想い出にさかのぼる。暁子は彼に優しくされた記憶がごく僅かしかなく、つねに距離を置かれているような感覚を味わっていた。その理由は父の死に落涙することもなく、すぐに愛人の庫木(金子信雄)と大っぴらに交際を始めた母の冷たさにある、と暁子は信じていた。蓮池との待ち合わせをすっぽかし、暁子は戦時中疎開した漁村の旧友・喜代(高田敏江)を訪ねる。〔97分〕[投票]
★2忘れるものか(1968/日)京都。爆弾を仕掛けられた車に乗り込み、津村(二谷英明)は炎に呑まれた。その知らせを受けた妻で舞踊家である夕子(星由里子)は、無残に焼け焦げた死体を夫であると認める。そして幾らかの時が流れ、津村の眠る墓に出向いた夕子は、そこに京都に舞い戻った岡部(石原裕次郎)の姿を見たのだった。岡部とは津村とともに商事会社を起ち上げた男であり、さらに愛する夕子を取り合ったすえに身を引いた過去を持ってもいた。この事件の裏にある組織のボス尾形(田崎潤)の匂いを嗅ぎ取り、自ら行動する彼に、夕子は何も言わず冷たく接するのだった。彼らの愛の残り火をよそに、事件の真相を知る人々は次々に消されてゆくが、岡部はそれでも真相を追い続ける。〔83分〕[投票]
★2アイ・ソー・ザ・ライト(2015/米)1940年代。カントリーソングの雄、ハンク・ウィリアムズ(トム・ヒドルストン)はその才能を認められ、まさに我が世の春を迎えていた。その一方で、彼が溺愛する女性歌手オードリー(エリザベス・オルセン)は才を持たず、彼女をも束にして売り出そうとする焦りがふたりの生き方に影を落としていた。ハンクの女癖には母リリー(チェリー・ジョーンズ)もただ頬を歪める毎日ではあったが、それでもオードリーより子供を得た喜びは僅かであれハンクの家を朗らかにした。そしてシンガーの登竜門であるラジオ番組「オプリ」への出場を果たしたハンクではあったが、多忙な日々のなか家族の絆を見失い、孤独のなかで酒や女に孤独への癒しを求めてゆくのだった。〔123分〕[投票]
★4ルック・オブ・サイレンス(2014/デンマーク=インドネシア=ノルウェー=フィンランド=英)インドネシア。アディという眼鏡屋がいる。彼は高齢の両親と妻子を抱え、近所の高齢者に眼鏡を提供すべく出張検眼を行なっている。そして、政情不安期に兄を惨殺されている。ジョシュア・オッペンハイマーによって見せられたフィルムに写っていたのは、彼の兄の殺害を得々と語る近所の老爺だった。アディはオッペンハイマーに促され、兄を殺した男たちにおのれの罪を認めてもらう、という願いをもって家々をめぐる。やがて判ったのは、じつに善良で人懐こい男たちが罪悪感もなく虐殺に加わり、それを自慢すらしていることだ。「過去は過去だ。これを機会に我々も辛い過去を捨て、仲良くやっていこう」人々は異口同音にそう笑うのだ。『アクト・オブ・キリング』姉妹編。〔103分〕[投票]
★2パリよ、永遠に(2014/仏=独)ノルマンディー上陸作戦より間もなく、ナチスドイツ軍の敗色が色濃くなっていた大戦末期。パリ防衛司令官コルティッツ(ニール・アレストリュ)は総統ヒトラーより極秘の命令を受け取っていた。パリ壊滅作戦。それは連合国軍の侵攻に先立ち、パリを灰燼に帰するという総統の憎悪に裏付けられた無意味な作戦だった。これを知った中立国スウェーデンの総領事ノルドリンク(アンドレ・デュソリエ)は、パリを愛するあまりにコルティッツの司令室のあるホテルに向かい、彼にかけあって作戦を中止させるべく一世一代の大勝負に出た。だが、コルティッツは総統の代行者としてのみならず、作戦を遂行する絶対の理由を背負っていた。〔83分/スコープ〕[投票]
★4ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界(2012/カナダ=デンマーク=クロアチア=英)1945年。広島を核爆弾の炎が覆っていたとき、ロンドンの病院でふたつの命が生を受けた。そして冷戦に世界が覆われた1960年代、ふたりは美しい少女となっていた。ジンジャー(エル・ファニング)とローザ(アリス・イングラート)だ。彼女らはずっとふたり一緒に行動し、世界情勢などについて考察を巡らせる日々を送っていた。ジンジャーにとって、反核運動に加わることは母のナタリー(クリスティナ・ヘンドリックス)と別居中の自由人である父、ローランド(アレッサンドロ・ニヴォラ)への憧れに裏打ちされたものだった。だが真摯に世界を憂うジンジャーとは裏腹に、ローザは男としてのローランドに惹かれ、その腕に抱かれてゆくのだった。〔90分〕[投票]
★2愛は降る星のかなたに(1956/日)新聞社勤務だった坂崎(森雅之)は、2/26事件の勃発とともに評論家として独立した。政治評論を続けていた彼にとって、軍部の暴走は何をおいても阻止すべきものであったからだ。そこにつけこんだのがナチ党員を装うコミンテルンの使者、ゾルゲ(ロバート・H・ブース)であり、彼は坂崎に「ソ連による統治なくして世界平和はあり得ない」と上海での居留期よりずっとささやき続けていた。我が家に愛妻の栄子(山根寿子)と娘の知叡(葉山洋子/浅丘ルリ子)を抱える坂崎は、やがてゾルゲの甘言に耳を貸すに至る。だが坂崎は志半ばにして逮捕され、栄子らは仲人の杉浦弁護士(浜村純)の保護で生活をおくる。坂崎は彼の言う「売国奴」なのか。〔94分〕[投票]
★3劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!(2007/日)強盗行為成功の夢をかなえようとするイマジンを追い、モモタロス(関俊彦)とともに彼に立ち向かった良太郎(佐藤健)だったが、事件解決後、良太郎とハナ(白鳥百合子)を置いて「時の電車」デンライナーは走り出してしまった。事件は単なる陽動であり、デンライナーを乗っ取って伝説の「神の電車」に移乗、時を支配しようというのが牙王(渡辺裕之)という時間犯罪者の思惑だったのだ。牙王に挑んだ良太郎は記憶を奪われ、その結果モモタロスとの合体を受け入れられなくなってしまう。佑斗(中村俊一)に救われた良太郎らは、やむを得ず過去世界の「ミルクディッパー」に向かう。そこには子供時代の良太郎(溝口琢矢)がいた。〔69分〕[投票]
★2マイ・ベスト・フレンド(2015/英)ジェス(ドリュー・バリモア)とミリー(トニ・コレット)は幼馴染みの無二の親友だった。娘時代を過ぎてミリーは遊び仲間のキット(ドミニク・クーパー)との関係を実らせ、ジェスも整備士のジェイゴ(パディ・コンシダイン)と祝福されて結婚したが、密かな彼女の悩みは子供を授からないことだった。そんな中、ミリーに乳ガンの発症が指摘される。自暴自棄に陥る彼女をよそに、ジェスはついに手術の甲斐あって子供を授かるが、もっとも報告したい親友の不幸をまえに口をつぐむよりなかった。ついに乳房を切除することになったミリーは、酒に溺れるようになる。夫の好意のサプライズパーティを蹴った彼女は、ジェスを小旅行に誘った。〔112分〕[投票]
★3ヴィオレッタ(2011/仏)写真家アンナ・ジョルジュ(イザベル・ユペール)は、扇情的な女性写真を得意としていた。彼女には思春期のヴィオレッタ(アナマリア・ヴァルトロメイ)というひとり娘があったが、全て曾祖母(ジョルジェッタ・レアウ)に世話を任せきりにしていた娘をモデルとして使おうと思いつく。濃いルージュを引き、デカダンスタイルの淫靡なファッションをまとうヴィオレッタを、アンナは執拗に撮り続けた。その作品群を目の当たりにした友人の画家エルンスト(ドゥニ・ラヴァン)は、大いに興味を示しマスコミへの紹介を買って出る。絶賛を得たアンナはシド・ヴィシャス(ジェスロ・ケイヴ)の写真を依頼されるが、彼とのキスを強要された娘は激昂するのだった。〔106分〕[投票]
★3すれ違いのダイアリーズ(2014/タイ)タイ奥地。身体能力だけが取り柄の青年ソーン(スクリット・ウィセートケーオ)は、水上学校に教師として赴任させられた。児童はわずかに4人であり、ソーン自身慣れぬこともあって彼らの心を掴めず落ち込む。そんなときソーンが見つけたのは、前任の女性教師エーン(チャーマーン・ブンヤサック)が残した日記だった。彼女が挫折や孤独に苦しみながら、子供たちに慕われるに至った経路がそこには記されていた。ソーンは日記を参考に試行錯誤を繰り返すが、子供たちの成績を上げられず、クビにされる。いつしかエーンに恋心を抱き彼女を追うソーンだったが、彼女はヌイ(スコラワット・カナロット)という男性教師と寄り添い、都会の学校で働いていた。〔110分〕[投票]
★3オマールの壁(2013/パレスチナ)パレスチナ。自由の戦士を目指す青年オマール(アダム・バクリ)の前には、つねに国境を隔てる巨大な壁があった。オマールはこの壁を幾たびもよじ登り、同志たるタレク(エヤド・ホーラーニ)やアムジャド(サメール・ビシャラット)とともにイスラエル軍に対抗するための武器調達を行なっていた。そしてパン屋として、幼なじみのタレクの妹、ナディア(リーム・リューバニ)と所帯を持つために奮闘を重ねていた。あるとき彼らはイスラエル秘密警察に収監されるが、強い意志をもつ仲間たちは決して口を割らない。しかし一計を案じた捜査官ラミ(ワリード・ズエイター)は発言テープを利用し、オマールの罪科を決定する。その裏には裏切り者の存在があった。〔97分〕[投票]
★4偉大なるマルグリット(2015/仏)1920年のフランス。男爵夫人マルグリット(カトリーヌ・フロ)は自宅での音楽会でのみノドを披露する「謎の名歌手」で通っていた。補欠歌手として男爵邸に向かったアゼル(クリスタ・テレ)は、そこで辛口批評家のボーモン(シルヴァン・デュエード)とその友人の画家キリル(オベール・フェノワ)とともにマルグリットの歌唱の場に臨む。マルグリットは絶望的な音痴だった。夫のジョルジュ(アンドレ・マルコン)が臨席を望まぬほどに…。だが、その歌になぜか惚れ込んだボーモンは彼女のリサイタル開催を本気で応援しようとするのだった。その裏には、マルグリットの夢を叶えようとする執事マテルボス(デニ・M・プンガ)の暗躍があった。〔129分〕[投票]