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ぽんしゅうさんのあらすじ: 点数順

★5楽隊のうさぎ(2013/日)中学1年生の奥田克久(川崎航星)は、友達から誘われたサッカー部にも入らず帰宅部志望の覇気のない平凡な少年だ。そんな克久は、放課後の廊下で耳にした打楽器の音に吸い寄せられ音楽室へ。なんとなく吹奏楽部に入部した。1年生は全部で5人。顧問のベンちゃんこと森勉(宮崎将)先生のもと、各パートに分かれて先輩たちの指導で夏のコンクールへ向けて練習が始まった。両親(鈴木砂羽/井浦新)も応援してくれるが、克久とトロンボーンの弓子(佐藤菜月)は力不足のためコンクールの出場メンバーからはずされてしまう。舞台となる浜松で地元の中学生を起用し子供たちの成長に合わせて1年がかりで撮影された異色の青春映画。(97分)[投票]
★5ほとりの朔子(2013/日=米)大学浪人中の18歳の朔子(二階堂ふみ)は、外国文化の研究者で叔母の海希江(鶴田真由)に誘われ夏の終りを海辺の家で過ごすことにした。叔母は祖父の再婚相手の連れ子で朔子とは血のつながりはなく、その海辺は昔叔母が暮らしていたところだ。叔母の少女時代からの知り合いで怪しいホテルの支配人兎吉(古舘寛治)や、その娘で地元の名門女子大に通う辰子(杉野希妃)、兎吉の甥で親元を離れて暮らす登校拒否の高校生、孝史(太賀)らと知り合い、朔子は孝史に好意をよせる。他にも様々な人物が現れ、次々と人間関係の裏側が見え隠れし始めるのだった。ナント三大陸映画祭・グランプリ受賞。(125分/スタンダードサイズ)[投票]
★5パラダイス:愛(2012/オーストリア=独=仏)娘のメラニーを姉のマリアに預け、50代のシングルマザーのテレサ(マルガレーテ・ティーゼル)はケニアのリゾートへヴァカンスに出かけた。そこでは、日常から解放された白人女たちが黒人のビーチボーイ相手にセックスの享楽に溺れていた。浜に溢れた黒人たちは、「愛」の代償に金を受け取りブクブクに太った白人女の相手をしていたのだ。親友のインゲ(インゲ・マックス)の話に刺激され、一線を越えてビーチに足を踏み入れたテレサもまた、黒人たちの甘く執拗な「愛」の攻撃にさらされ、醜く太った体さえいとわず優しく接してくれる彼らの「愛」に束の間の幸福を取り戻したような気になるのだった。「パラダイス」3部作の1第作。(120分)[投票]
★5ゼロ・グラビティ(2013/米)地上600kmの宇宙空間。酸素も重力も音もない無が支配する領域。眼下には地球が神々しいまでの輝きを放っていた。宇宙ステーションで船外作業中だったライアン博士(サンドラ・ブロック)は、廃棄処分のため爆破されたロシアの人工衛星の無数の破壊片群の直撃を受け漆黒の無重力空間の彼方へと吹き飛ばされしまった。地上との交信も断たれ酸欠のため朦朧とするライアン博士の耳に、ベテラン宇宙飛行士コワルスキー(ジョージ・クルーニー)からの呼びかけ声が聞こえてきた。この絶望空間に生存者は2人だけ。残された酸素と推進燃料は僅か。ライアンとコワルスキーは、かすかな可能性に望みを託し地球への生還を目指すのだが・・・(91分/3D) [投票]
★5ウィ・アンド・アイ(2012/米)NYのブロンクス。校舎から溢れ出した帰宅する高校生たちで路線バスの社内は大騒ぎだ。ビッグ・Tら悪ガキ4人組は周りの迷惑おかまいなしで我がもの顔だが、彼女からメールが来ないマイケルだけは浮かない様子。女王様キャラのレイディ・チェン は、相談役のナオミを相手に誕生パーティーの打ち合わせ。そこに自分を売り込むギター野郎。浮気でもめているゲイカップルや、黙々と乗客をスケッチするマンガ君。しばらく学校に出てこなかったテレサに悪ガキ4人は無邪気にも残酷な言葉を浴びせかける。やがて一人二人とバスを降り潮が引くように混沌と喧騒は去っていく。そして、後には高校生たちの虚勢と不安、本音や悩みが浮かび上がるのだった。(103分) [more][投票]
★5有りがたうさん(1936/日)伊豆の港町から峠を越えて二十里の道のりを行く定期バスの青年運転手(上原謙)。狭い道を走るバスに道を譲ってくれる街道の人々に「ありがとー」と声をかけることから、青年は皆から「有りがとうさん」と呼ばれ親しまれていた。今日の乗客は、流れ者の水商売女(桑野通子)に立派な髯の中年紳士(石山隆嗣)、なかでも目を引くのは借金の形に売られていく娘(築地まゆみ)と母親(二葉かほる)だ。おりからの不況で車中の会話も愚痴まじりで暗くなりがちだ。街道は様々な人々が行きかい、人気者「有りがとうさん」は、馴染みの旅芸人や村の娘たち、朝鮮人の土木労働者から、あれこれ頼みごとを託されるのだった。(78分/白黒)[投票]
★5ニーチェの馬(2011/ハンガリー=仏=スイス=独)突風が吹きすさぶ荒野。あえぎながら荷馬車を引く疲れきった馬。初老の農夫(デルジ・ヤーノシュ)は懸命に手綱をさばきながら人里離れた荒地の谷に建つ石造りの家にたどりつく。農夫はその忘れ去られたような一軒家で娘(ボーク・エリカ)と暮らす。農夫の右腕は麻痺し娘の助けなしには服も着替えられない。毎朝、強風のなか井戸で水を汲み、かまどの火を起し、じゃが芋一個の食事を無言のままとり、馬の世話をする。そんな単調な日々に小さな小さな異変が起き始める。それは、何かが狂い崩壊していく最後の6日間の始まりだった。ベルリン国際映画祭 銀熊賞(審査員特別グランプリ)/国際批評家連盟賞受賞(154分/ヴィスタサイズ/モノクロ) [more][投票]
★5悲しみのミルク(2009/ペルー=スペイン)ペルーには、過酷な暴力を受けた女の母乳で育った子は〈恐乳病〉になり、その悲しみと恐怖を受け継ぐという伝承があった。かつて集団暴行を受けた母の悲嘆を受け継ぎ〈恐乳病〉になった娘ファウスタ(マガリ・ソリエル)は、常に何かに脅え一人では外出できず時折り鼻血を流し倒れてしまうのだ。さらに彼女は男から身を守るため自ら股間の奥にじゃがいもを埋め込んでいた。身を寄せていた叔父の家で母が死に、ファウスタは故郷に母を埋葬する旅費を稼ぐため、女流ピアニストの屋敷でメイドとして働き始める。演奏会を前にスランプに悩むピアニストは、ファウスタが口ずさむ歌に惹かれていく。第59回ベルリン映画祭金熊賞(97分/ヴィスタサイズ)[投票]
★5劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ(2011/日)5歳にしてネットオタクの涼太は片時もパソコンを手放さず、ロックバンド「神聖かまってちゃん」のネット配信に夢中。夜はダンサー、昼は清掃員として働くシングルマザーのかおり(森下くるみ)はそんな息子を持て余し、もう一度人生をやり直したいと思っていた。一方、女子高生の美知子(二階堂ふみ)は進学を止めてプロ棋士を目指そうと決意するが両親は大反対。美知子を「神聖かまってちゃん」のライブに誘った彼氏の心も離れ始めた。そして、「神聖かまってちゃん」のマネージャー・ツルギ(劒樹人)は、事務所からメジャーデビューのための厄介な条件を突きつけられ困惑する。ネットで共感を集めるバンドをめぐる再出発の物語。(89分)[投票]
★5果てなき路(2010/米)片田舎の町で謎の女ヴェルマが起こした実際の事件を元に、監督のヘイヴン(タイ・ルニャン)は映画を作った。題名は「果てなき路」。ヘイヴンはヴェルマ役に彼女そっくりのB級女優ローレル(シャニン・ソサモン)を抜擢する。ローレルもまたヴェルマ同様、不可解な過去を匂わせる女だ。撮影が進むにつれヘイヴンはローレルの魅力にのめり込み、彼女中心に脚本を変更しスタッフやキャストから苦情が出始める。そして、現実と映画が錯綜し始めたとき、事件の真相を追っていた保険調査員(ウェイロン・ペイン)は、あることに気づきはじめる。映画への愛と苦悩が滲むモンテ・ヘルマン監督の21年ぶりの長編。(121分/ヴィスタサイズ)[投票]
★5東京プレイボーイクラブ(2011/日)喧嘩早く手加減を知らない勝利(大森南朋)は職場をクビになり、東京の場末でさえない風俗店を経営している昔の仲間、成吉(光石研)のもとに転がり込んだ。勝利は居酒屋でからんできた地元のヤクザ三兄弟の末弟梅造(三浦貴大)をぶちのめし、兄弟に頭が上らずことを穏便に済ませたい成吉を尻目に、次兄の竹男(赤堀雅秋)も半殺しにしてしまう。これをネタに長兄の松ノ介(佐藤佐吉)から金と女を要求された成吉は、店の金を持ち逃げした従業員貴弘(淵上泰史)のかたに風俗店で働かせていた貴弘の恋人エリ子(臼田あさ美)を、松ノ介のもとへ行かせた。24歳、奥田庸介監督の劇場デビュー作。(96分/ヴィスタサイズ)[投票]
★5サウダーヂ(2011/日)長引く不況でさびれた甲府。一大勢力だったブラジル人も職を失い街を去りつつある。公共事業も激減し、30代半ばの土木作業員精司(鷹野毅)は漠然とした不安から逃避するように、タイ人ホステス(ディーチャイ・パウイーナ)と日本を捨ててタイで暮らすことを夢想していた。一方、家族が破綻した若いラッパー猛(田我流)は街の外国人を敵視し、元恋人(尾崎愛)とブラジル人たちの付き合いに嫉妬する。さらに精司の妻(工藤千枝)は怪しげな天然水の販売に勧誘され、タイ帰りの保坂(伊藤仁)と意気投合した精司のパブ通いは益々激しくなる。行き場を失った日本人と外国人が吹き溜まる2000年代、地方都市の郷愁。(167分) [more][投票]
★5アジアの純真(2009/日)その高校生(笠井しげ)は世界と係わることを避けて暮らしていた。そんな少年が、こんなクズのような世界をどうにかしたいと願う17歳の少女と出合った。そして少年は、その在日朝鮮人の少女が暴漢に襲われたとき、他の通行人同様見て見ぬ振りをし彼女を救うことができなかった。少女の妹(韓英恵)は毒ガスのビンをリュックに詰め姉を見殺しにした「世界」へ向けて復讐を開始する。沈黙したまま少女の後に従う少年。こうして“テロリスト”は誕生した。アジアの片隅の日本の、その片隅の日常を襲う無差別殺戮。犯行声明で投げかけられる少女の悲痛な問い。どうすれば世界は変わるのか! そもそも世界は変えられるのか?(108分/白黒/ヴィスタサイズ)[投票]
★5監督失格(2011/日)96年、AV監督の平野勝之は恋人だった林由美香と、北海道まで1ヵ月かけた自転車旅行を決行。途中、何があってもカメラを廻すことを望んだ由美香は、二人の喧嘩を撮影することをためらう平野に「監督失格だね」と投げかけた。翌年、旅の記録はピンク映画『由美香』として公開されたが、その時すでに彼女は平野のもとを去っていた。映画を撮る目的を失い苦悩し続けた平野は、8年後再び由美香を撮り始める。そして、カメラを携え訪れた彼女のマンションで、由美香の若すぎる死に遭遇するのだった。彼女の母(小栗冨美代)との約束で、一旦封印されたその時の現場映像が5年を経て解禁され、平野はまた由美香と正面から向き合うことになる。(111分) [more][投票]
★5X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011/米)1962年。第二次大戦中、ナチの科学者ショウ (ケヴィン・ベーコン)に母親を惨殺されたエリック(マイケル・ファスベンダー)は復讐のためナチの残党を追っていた。同じ頃CIAは冷戦の下、核ミサイルの配備を競い合う米ソ両国間で、超能力を駆使して暗躍するミュータント集団の存在を察知。捜査官モイラ(ローズ・バーン)は、遺伝子学の若き専門家エグゼビア(ジェームズ・マカヴォイ)と、妹のレイブン(ジェニファー・ローレンス)に捜査協力を依頼する。核戦争寸前まで突き進んだキューバ危機の裏で、死闘を繰り広げつつ人間との関係を模索するミュータントたちの悲哀と苦悩を描くX-MENシリーズの前日譚。(131分/シネマスコープ)[投票]
★5奇跡(2011/日)親が離婚し、兄の航一(前田航基)は母(大塚寧々)の実家の鹿児島で、弟の龍之介(前田旺志郎)は音楽の夢が捨てきれない父(オダギリジョー)と福岡で暮らしていた。弟は父の気ままな生き方に順応して新しい生活を楽しんでいるが、航一はまた家族4人揃って暮らしたくて仕方ない。そんな航一は九州新幹線の全線開通の日、上りと下りの一番列車がすれ違う瞬間を見た者に奇跡が起きるという噂を聞いた。綿密な計画を立てた航一は、当日、友達(林凌雅・永吉星之介)と中間点の熊本へ向かう。示し合わせた弟も恵美(内田伽羅)ら仲間(橋本環奈・磯邊蓮登)たちと、それぞれの願いごとを胸に熊本へ。子供たちに訪れる奇跡とは。(128分)[投票]
★5ブンミおじさんの森(2010/タイ=英=仏=独=スペイン=オランダ)タイ東北部で農園を営むブンミ(タナパット・サーイセイマー)は、自分の死期が近いことに気づいていた。ブンミは死後、農園を託そうと妻の妹ジェン(ジェンチラー・ポンパス)とその息子トン(サックダー・ケアウブアディー)を都会から呼び寄せた。その夕食の席に、なんと19年前に死んだブンミの妻フエイ(ナッタカーン・アパイウォン)の霊が現れ、さらに行方不明だった息子ブンソンも猿の精霊となって帰ってきた。森の精霊や動物たちもブンミの死期を察して集まっているという。いよいよ「行くとき」が来たブンミは妻とともに、皆を引きつれ森の洞窟へと向かう。第63回カンヌ国際映画祭パルムードール受賞(114分/ヴィスタサイズ)[投票]
★5シリアスマン(2009/米)1960年代のアメリカ中西部。大学で教鞭を執るラリー(マイケル・スタールバーグ)は、息子(アーロン・ウルフ)をヘブライ学校に通わせる敬虔なユダヤ教徒で実直で真面目な男だ。ある日、学生が彼の元に成績のことで抗議にきた。そして、家では妻(サリ・レニック)が突然、ラリーの友人サイ(フレッド・メラメッド)とのことで思いもよらぬ提案を持ち出した。以来、次つぎと厄介な問題が二重三重にラリーを襲い始める。ラリーは、弁護士やユダヤ教の指導者に助言を求めるのだが、事態は混乱するばかり。「真実だと思っていたことが嘘だと分り、すべての希望がなくなったとき」どうなるかというブラックコメディ。(106分/ヴィスタサイズ)[投票]
★5ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実(1974/米)1945年、ベトナム民主共和国のフランスからの独立宣言に端を発し、61年頃から10年以上に渡るアメリカの介入で泥沼化したベトナム戦争は、ようやく73年にアメリカ軍の撤兵完了をみた。ベトナム戦争とはいったい何だったのか。歴代米大統領、政府高官、政治家、軍幹部、そして前線での体験を語る帰還兵たちの驚くべき証言。さらには、砲火にさらされ、肉親を焼かれたベトナムの民たちの叫びと生々しい戦地の映像により、「この戦争」が多層的に検証される。そこに見えるのは偏見と仕組まれた憎悪、虚偽と欺瞞、そして自国の尊厳と平和をひたすら望んだ人々の姿だった。アカデミー賞 最優秀長編ドキュメンタリー映画賞受賞(112分/カラー/ヴィスタサイズ) [more][投票]
★5ペルシャ猫を誰も知らない(2009/イラン)欧米文化を厳しく規制するイスラム国家イラン。ネガル(ネガル・シャガキ)は首都テヘランで活動するミュージシャンだ。無許可で音楽活動し逮捕された仲間のアシュカン(アシュカン・クーシャンネジャード)が出所してきた。二人はテヘランを脱出してロンドンで活動しようと計画している。しかし、パスポートは簡単には入手できないし新しいメンバーも必要だ。そんなとき、アシュカンの音楽に感動した便利屋のナデル(ハメッド・ベーダード)が偽造パスポートの手配をしてくれ、資金稼ぎのために無許可でのコンサート開催を提案し、アンダーグラウンドで活動するミュージシャンたちを紹介してくれるのだった。(106分/シネマスコープ) [more][投票]