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KEIさんのあらすじ: 点数順

★4愛なき女(1952/メキシコ)古美術店を経営するカルロスは、いかにも俗物的な男だ。妻のロサリオは随分と若いが、彼女の両親がカルロスと知り合いで・・・、カルロスは金持ち、両親は貧乏といえば、どんな結婚だったかは多言を要しない。ある日、罰として部屋に閉じ込めた息子が、窓から逃げ出し、家出する。明くる日その息子を連れ戻してくれたのは、森の林業技師フリオだった。夫妻は大喜びし、彼を歓待する。そのお返しにフリオは森でのピクニックを提案する。その日カルロスは仕事が長引き、夜になっても森に迎えに来なかった。息子も寝てしまい、2人きりのフリオとロサリオ。成るようになった。キスをした時にカルロスがやって来た。(もう少し続きます) [more][投票]
★4仕組まれた罠(1954/米)朝鮮戦争から帰還したジェフ(グレン・フォード)は元の電車の機関士の職場に戻って来た。車庫で、操車場長助手のカール(ブロデリック・クロフォード)に会う―「結婚したが、歳が離れていると大変だよ」。そのカールの家。落胆して彼が若い妻ビッキー(グロリア・グレアム)に言う「クビになった。貨物の食品が腐っていた。それを場長め、俺のミスにしやがった。殴りかかった俺も悪いが。―そうだ、お前、オーエンズさんを知っていたな。オーエンズさんは大荷主だ。頼んで、会社の上層部にTELしてもらえないかな。」「知ってるって、お母さんが家政婦だっただけよ・・・私、気乗りしないな」(まだまだ続きます) [more][投票]
★4果てなき船路(1940/米)第2次大戦初期。西印諸島でドンチャン騒ぎをした後、貨物船グレンケルンは米国の港に寄り、TNT(高性能火薬)を積んだ。これを秘密裏に英国迄運ぶのが、仕事だった。水夫たち、リーダー格のドリスク(トーマス・ミッチェル)、今度こそ下船して故郷へ帰るといつも言うオリー(ジョン・ウェイン)、訳ありっぽいスミス(イアン・ハンター)たちは、ヤバクね?と不安を覚える。が船は早々に出発。そしてまず、大嵐に見舞われる・・・。ユージン・オニールの戯曲の映画化。アカデミー作品、脚色、撮影、編集、特殊効果、作曲賞6部門にノミネートされる。105分。[投票]
★4ロバと王女(1970/仏)シャルル・ペローの童話の映画化。昔むかし、青の国の王様(ジャン・マレー)は美しい王妃(カトリーヌ・ドヌーヴ)と王女(カトリーヌ・ドヌーヴの2役)と金貨を生むロバ(!)と暮らしていました。しかし幸運には不運がつきまとうもので、王妃は突然不治の病になり、死んでしまった。遺言は「再婚するなら、私より美しい女としてください」。王は「いや、2度と結婚はしない」と言い、妻の面影を残す娘を遠ざけるのでした。(まだまだ続きます) [more][投票]
★4フットライト・パレード(1933/米)トーキーが世に出て、無声映画が無くなりつつある頃、舞台も無くなるのではと危惧された。舞台の若手演出家チェスター(ジェームズ・キャグニー)が劇場に行ってみると、上映の合間に、寸劇・ショウをやっている。芸能社の社長が言う「他社との差別化の為だが、金が掛かってかなわんよ」。そこでチェスターが新手を考える―チェーン店の薬が安い様に、映画と寸劇をセットにして多くの劇場のオーナーに売り込むというのだ。これは大いに当たり、チェスターもアイディアに富んだ寸劇を発表するが、そのアイディアは他社に流れていた。苦境に陥った彼は・・・。104分。[投票]
★4仮面の米国(1932/米)終戦後、故郷に帰還したジェームズ軍曹(ポール・ムニ)に周囲は以前の職(工場の事務仕事)に返り咲くことを期待する。が、本人は「それでは軍隊ラッパが就業ベルに変わっただけだ。軍隊で覚えた土木技術を生かして、やりがいのある仕事がしたい」と、家を出る。土木現場を転々とするが、なかなか上手くはいかず、金も底をつき、浮浪者同然の格好で、とある町にたどり着く。その安宿で知り合ったピートから「知り合いにハンバーガー屋がいる。食べさせてくれるぜ。」と誘われて同行するが、実はピートは拳銃強盗をする気だった。(もう少し続きます)  [more][投票]
★4白い沈黙(2014/カナダ)雪に覆われたカナダ、ナイヤガラ警察管内。10歳少女カサンドラ(愛称カティ)のスケートの練習を見た後、母親のティナはパートの仕事に行き、夫マシューはカティを乗せて、家へ。途中、食料品屋でパイを買う為に降り、数分後車に戻って来ると娘の姿は消えていた・・・。そして何の手掛かりもないまま8年が過ぎ去るが―。少女誘拐、刑事失踪事件。その真相は?112分。カナダ・スクリーン・アワード(カナダ映画・テレビジョンアカデミー賞)4部門ノミネートされる。[投票]
★4にんじん(1932/仏)「家庭とは共感のない人々が罵り合いながら、一緒に暮らす所」。ルピック一家の末っ子は、ノートにそう書いた。彼は髪の毛の色から、にんじんと呼ばれている。にんじんには、甘やかされて育った兄と妹が居たが、母親はその2人を愛し、にんじんにはいつも辛く当たった。彼が‘望まれないで生まれた子’だからだ。ある日優しい父親は、にんじんに‘猟に連れてやろう’というが、母親が‘断りなさい。でないと承知しないよ’とこっそり裏でおどす。(まだ続きます) [more][投票]
★4踊る海賊(1948/米)カリブ海、カルバドス島。養女のマニュエラ(ジュディ・ガーランド)に結婚話がもち上がる。相手は腹の出た市長ドン・ペドロ(ウォルター・スレザック)。小さい頃から夢や冒険、そして伝説の海賊マココに憧れていた彼女だったが、金欠状態の養父母の為に了承する。彼女は最後に一度だけ、海や船を見たいと養母に頼む。パリから嫁入り道具が港に着いた時、彼女たちも港に居た。そしてセラフィン(ジーン・ケリー)率いる旅回り一座も着いた所だった。セラフィンはマニュエラを一目見て恋に落ち、彼女がマココに憧れていると知ると、自分がマココだと名乗るのだが・・・。ミュージカルコメディ、102分。 [more][投票]
★4白き処女地(1934/仏)カナダのケベック地方。フランス系住民が住んでいる。開拓一家も多い。その1つシャプドレーヌ家の娘マリア(マドレーヌ・ルノー)は、冬の間は村の親戚の家に身を寄せていた。春が来て、今日は父が迎えに来てくれる日だ。父は途中で、昔馴染みの青年―今は猟師のフランソワ(ジャン・ギャバン)を拾う。馬車は家に着き、フランソワは5年ぶりのマリアが美しく成長しているのに驚く。マリアの心にも、ぽっと明かりがともる。(更に続きます) [more][投票]
★4アメイジング・ジャーニー 神の小屋より(2017/米)マックは米中西部生まれ。両親は勤勉と規律を重んじるアイルランド系アメリカ人だった。が、父親は酒が入ると豹変し、暴力的になった。母親を救えない自分を許してください―と神父に告白するマック。それを知った父親は一晩中彼をムチ打ち続けた。ついに彼はこっそりウィスキーにストリキニーネ(殺鼠剤)を入れる・・・。その秘密を抱いたまま、マックは大人になり、結婚し、子供たちも3人。幸福な家庭だった。そして、さらに何年かが経ち、大雪の日、マックは手紙を受け取る。‘会いたければ、今週末あの小屋(shack=掘っ立て小屋)に居る’―パパ(神)からだった。(もう少し続きます) [more][投票]
★4ハイジ アルプスの物語(2015/スイス=独)スイス、アルプス。両親が死んで幼女ハイジはしばらくの間、伯母のデーテに養われていたが、デーテは厄介払いしたいと思い、麓の村からも離れた山に住む偏屈者のおじいさん(おんじと言う)の所に連れて行き、そのままさっさと帰ってしまう。1人残されたハイジをおんじは持て余し、村の牧師の所へ連れて行くが、一緒に住みたいと言うハイジを見ている内に・・・。翌朝、ハイジが寝床の屋根裏から降りて行くと、新しい椅子が有った・・・。(まだ続きます) [more][投票]
★4もういちど(2014/日)江戸時代、深川の長屋に1人の男たい平(林家たい平)が大家さん(渡辺)と一緒に来る。元咄家というが、沈んだ感じで何かワケありの様子だ。隣りに住むチョキ舟漕ぎ(屋根なしの小舟。江戸中の河川に使われた)稼業の松次郎(ゴリ)と妻おまさ(富田)の1人息子貞吉(福崎)は、奉公先で仲間にいじめられ、主人のはからいで一時的に帰ってくる。昔から落語が好きだった貞吉の為に、夫婦は無理を言ってたい平に一席「お初天神」をやってもらう。その夜、貞吉は咄家になりたい、たい平に弟子入りしたいと言う。突然のことに驚く両親だったが・・・。そしてたい平のワケとは・・・。95分。 [more][投票]
★4風の音、愛のうた(2011/タイ)3つの独立した物語が並行して語られる。1.タイの街の公園で風の音に耳をかたむける男性サノ。彼は有名な指揮者で作曲家。大学で知り合った才能のある若者ジョイに目を付けるが、ジョイはその才能ゆえ傲慢だった。サノは彼と彼の自閉症の妹ポーを連れてフィールドワーク(自然の色んな音を録音する)に出掛ける。2.靴の大工場の社長チャン。彼には小さな靴屋の父とわがままな娘ムアイがいた。父はムアイに靴の手作りの仕方を教えようとするが・・・。3.クワンは軍人の夫を亡くし、一人息子コンを連れて、実家のバンコクに帰ろうと思っていたが・・・。(101分)。[投票]
★4紅酒(1995/香港)酒で有名な紹興地方の酒屋では、女児が生まれると酒仙菩薩に祈り酒を造りその子の成長後結婚式に飲む習慣があった。花誰(ホア・ティアオ)も造り酒屋に生まれ女児紅を 持っていたが、高校卒業時、下男と恋に落ち、父親無し女児を産む。その児も文化大革命のあおりで、花誰の望まぬ結婚をする。そして、その子陳飛は・・・。1930〜80年の三代に亘る大河ドラマ。[投票]
★4グランド・キャニオンの対決(1959/米)アリゾナ州。グランドキャニオン。今は使われていない金鉱―戦争で一時封鎖されたままだ―の事務所で男の死体が見つかる。見つけたのは番人のイーライ。男は60歳くらい、長身、品のいいスーツ姿だが、天井から吊り下げられていた。イーライは最近見かけた不審者だという。新任の保安官補マーチン(コーネル・ワイルド)は身元確認のため町中を回る。レンタカー屋で判明。その店主に聞くと、名前はR.E.ウォーレス、T・モーテルに泊中。モーテルの女管理人に部屋を開けさせると、中は荒れていた。高級服、カバンには名前も何もない。(まだ続きます) [more][投票]
★4ヨーロッパ一九五一年(1952/伊)1951年戦後の伊。米の高級ブランド会社の駐在代表のジョージ氏(アレクサンダー・ノックス)の妻アイリーン(イングリッド・バーグマン)は、来客、パーティと忙しい毎日。1人息子のミッシェルが「話がある」と言っても、ろくに聞いていない。そんなミッシェルはある夜階段から自殺を図り、結局死んでしまう。衝撃を受けた彼女は寝込んでしまう。そして昔から彼女の気持ちを分かってくれていた親戚(左派新聞記者)アンドレに話を聞いてもらおうと、家を抜け出す。公園で彼は「戦争を起こす社会体制が悪い。貧困は戦争のせいだ」そして「社に投書が有ったんだ−夫婦と5人の子供の家庭だが、もうやっていけない。援けて欲しい−と」(まだ続きます) [more][投票]
★4去り行く男(1956/米)西部、ワイオミング。モンタナから峠越えをして来たジュバル(グレン・フォード)は吹雪で馬を失い山を抜けた所で、倒れ伏す。馬車で通りかかり、救けてくれたのが牧場主のシェップ(アーネスト・ボーグナイン)だった。一息ついた後、牧場主は彼にここで働かないかと勧める。迷うジュバル。カウボーイたち数人がいる中で、ピンキー(ロッド・スタイガー)だけが嫌がらせをする。実はピンキーはシェップの若い妻メイ(ヴァレリー・フレンチ)を狙っており、メイがジュバルに色目を使うのを見て嫉妬したのだ。過度に近づいてくるメイの問題もあったが、ジュバルは働くことにする。ポール・ウェルマンの小説の映画化、100分。 [投票]
★4乱暴者(1952/メキシコ)メキシコの古い石造りの家が立ち並ぶ、その中庭で。家主、初老の男アンドレスが警官を連れて来て、借家人たちと立ち退きの件で言い争っている。「何!」と若い男がこぶしを振り上げる。今日はひとまず―と警官に守られ、家主は去る。その後「俺たちは住んでいる権利がある。闘おう!」と娘メーチェに支えられ、病気のカルメロは言う。家に帰ったアンドレスは妖艶な妻パロマにグチをこぼす。「簡単な事よ。扇動者を痛めつければいいのよ」「カルメロか・・」そこで家主は昔から面倒を見ている乱暴者ブルートを家へ呼ぶ。「頼みごとがある。借家の立ち退きの件だが・・・」(まだ続きます) [more][投票]
★4令嬢ジュリー(1951/スウェーデン)伯爵令嬢の1人娘ジュリーと若い知事との婚約は、破談になりそうだった。変な雲行きだとは口の端に上っていたが、詳細を知っているのは、下男のジャンだけだった。彼は婚約者料理女のクリスティンに云う―お嬢様、知事様、私と犬のディアナで睡蓮池に行った時のことだ。お嬢様が睡蓮を取ってと知事様に云われたが、彼は躊躇した。ので私が池の中から採って来た。面白くないお嬢様が愛犬を探すと、野良犬とさかっていた。カッとなった彼女はディアナを打ち据え、その鞭をバーにして飛び越えを何度もやらせた。その後知事にもやらせたのだ。知事はワンワンと何度もやっていたが、最後は止めて彼女をひっぱたいた。これが真相だ―。(続きます) [more][投票]