★3 | 沈黙の断崖(1997/米) | 珍しくまともな作品。ただストーリーが正攻法過ぎる。謎の殺し屋、謎の黒幕等は進め方次第でもっと面白くなったと思う・・・が、そんな姑息な事はしない。セガールだから、正々堂々なのだ。しかしラストね、後味の良さではシリーズベストの1本でしょう。 | [投票] |
★5 | ズートピア(2016/米) | 事件核心に刻々と迫って行き、各エピソードが絡み合って来る傑作警察小説ならぬ警察映画。それも目利きのシネスケコメントを読んで、あぁそうだったのかという高レベルではなく、観ていてそれとわかる。これぞ正統派警察映画。 [review] | [投票] |
★4 | 泥棒役者(2017/日) | 密室劇だが、実にいい脚本。監督としてはイマイチだが、努力賞か。ユースケがKYの役。彼は嫌われ役が合っていると思う。高畑、宮川がビシッと決めたが、市村がやっぱ凄い。西田の、というより市村の、になっている。いつもの事だけど。 | [投票] |
★5 | ウンベルト・D(1952/伊) | 脚本家ザヴァッティーニ50歳、初老にさしかかりこの作品が生まれた。誰が50前に老後の事を真剣に考えよう。今日本2018年、来年消費税は10%に上がり、更に年金は減少する。本作の評価は年々高まることだろう。(?) [review] | [投票(1)] |
★3 | 鉄ワン・アンダードッグ(2007/米) | スーパーマンの全パクリのスーパードッグ。中味は他愛もないコミカルな話が続くが、ラストはちょっと盛り上がり、ちょっと感動もある。わんちゃん同士のデートシーンが殊のほか可愛い。犬好きにはお勧め。 | [投票] |
★4 | 暖流(1939/日) | 病院ものだが、権力と愛欲のどろどろ話ではなく、あえて言うと純愛ものだ。それも今(2017年)ではもう珍しい(?)―すべてを捧げます―という一途な純愛ものなのだ。 [review] | [投票(1)] |
★4 | 夕陽の群盗(1972/米) | 邦題が良すぎる。マカロニウェスターンかと。監督で気付くべきだったね。米ニューシネマ、バディムービーの佳作。原題通りの悪ガキ共の話だが、特に10歳のガキが頭を吹っ飛ばされるシーンはショックだった。このシーンがこの映画のすべてを表していると思える。 | [投票] |
★5 | ウィル・ペニー(1967/米) | 本作は、タイトル通りウィル・ペニーというキャラがすべてだ。脚本がいい。彼の性格がよく分かる。更に言えば、ラストを最初から暗示しているかのような脚本が本当にいいのだ。 [review] | [投票(1)] |
★4 | 勇気ある追跡(1969/米) | 米国立公園で撮影したというロケーションが素晴らしい。悪役でロバート・デュヴァル。さすがに渋くて、悪役とも思えない。ミスキャスト(笑)。ちょい役でデニス・ホッパー。同年に「イージーライダー」を製作していると思うと感慨深い。 | [投票] |
★3 | 狼よさらば(1974/米) | 最近(今は2017)では、ちょっとお目に掛かれない後味の良いラスト処理。ブロンソンは云う迄もなくカッコ好過ぎだが、原作を書いた大衆西部劇作家として長かった B・ガーフィールドの転機の力作として評価したい。 | [投票] |
★3 | ダンケルク(1964/仏) | 史実のダンケルク撤退作戦の話も有るが、殆んどは5人の個人的なエピソードで‘のんびり’と綴っていく。各々が脈絡が有りそうで無さそうで。またエキストラ一杯のこんな大作にする必要はなかったのでは? 人気絶頂の主役に忖度した結果と映った。 | [投票] |
★5 | 深夜食堂(2014/日) | オープニングがTVと一緒で、何故か安心した。この作品が好きなのは、単に人の心が哀しいだけでなく、物語が悲喜劇にもなっている所。長時間だと冗長になるかと心配したが杞憂に終わり、その世界を満喫できた。突拍子もない田中裕子は許容範囲。 [review] | [投票] |
★4 | カルテット!人生のオペラハウス(2012/英) | 75歳。初監督。老人の話だから、というより最初だからか、おとなしくまとめ過ぎた。もう1歩突っ込んだ作品を、今後に期待。‘芸術作品とは無限の孤独、些末な批評なぞ手が届かない物だ’という言葉が出て来る。些末な批評を反省し、芸術に敬意を表して+1点。 | [投票] |
★3 | クレオパトラ(1934/米) | 舞台が豪華絢爛。金使いまくり。戦争シーンも凄い―海戦は見ものだ。シーザー、アントニー、クレオパトラその人も3人が3人共、どうにも魅力に欠ける。 | [投票] |
★4 | ジャズ大名(1986/日) | 最初と最後が嫌いだ。最初のアメリカでのシーンは安手のマカロニウエスタンのようだ。最後はミッキー・カーティス、山下洋輔はギリセーフだが、タモリは要らない。原作を読んだが、映画化するとこうなるのかと、驚嘆した。 [review] | [投票] |
★3 | 醜女の深情(1914/米) | メーベルに注目。主演マリーのずっこけ演技に口を開けて大笑いしている。本当にcute。チャップリンを一人待つシーン。表情、仕草がなかなかいい。この頃の彼女は何作か監督も務め、絶頂期だったが、その余裕がさらに彼女の魅力を引き出しているようだ。 | [投票] |
★4 | グランド・ホテル(1932/米) | ラストの‘ぶった斬り’に唖然。他に、音楽が良くない。画を支えるback musicではなく、独立した歌曲だ。役者では、役に成り切ったクロフォードを推す。黒子の博士は、出番が少な過ぎる?‘人生の最期にに背広を新調する’という場面があるが、いいと思う。 | [投票] |
★3 | モロッコ(1930/米) | こんな‘護衛部隊’はホントにあったのか?製作者はそんな人たちがいたと何処かで聞き、映画になると思ったのかも。全体の中でも、ラストシーンが完璧だ。このシーンを撮りたいが為の90分だったのではないか。アミーの率直な熱情に見とれるばかりだ。 | [投票] |
★3 | 体脂肪計タニタの社員食堂(2013/日) | 本当に、肩を張らずに見れるのが良い。本が凄いとか、撮影がシブいとか、音楽がどうたらこうたら・・・なんてことは全くない。‘そう、健康のことも考えなくっちゃね’と皆で雑談できる楽しい映画です。 | [投票] |
★4 | 栄光のランナー 1936ベルリン(2016/米=独=カナダ) | 元々この監督は、派手さはないがすっきりした画とまとめ方で嫌いではない。が今回は、ほんの少ししつこく撮ってもよかったかなと。11万収容のスタジアムと、生涯ナチ党員にならなかったリーフェンシュタールが映画に携わった者として印象深い。 | [投票] |