町田さんのコメント: 点数順
ベニスに死す(1971/伊) | ダーク・ボガード…今まで見た中で最高の役者さんです。 [review] | [投票(4)] | |
ショーシャンクの空に(1994/米) | 自分の目でその男(映画)を判断出来るなら、噂に耳を貸す必要はない―原作でレッドが言ったこの言葉を改めて自分に言い聞かせています。 | [投票(4)] | |
カンダハール(2001/イラン=仏) | 盲信と貧窮。戦争に喘ぐ砂漠のフラミンゴたち。そして世界を覆うのは無関心という名の皆既日食。 言うならば、Apocalypse ”Just” Now! | [投票(4)] | |
ラリー・フリント(1996/米) | 馬鹿・下種・薬中でしかも金持ちなんていけ好かない、ポルノ解禁にしたって奴がやらなけりゃ別の誰かがやったろうから賞賛もしないが、奴が本当にかみさんの事を愛していたのは伝わって来た。 [review] | [投票(4)] | |
L.A.コンフィデンシャル(1997/米) | 主役級の三人に加え悪役、脇役達の様々な価値観の相違・摩擦が世の中の矛盾や不条理を浮き彫りにしていく過程にこそ本作の最大の魅力があると思う。 [review] | [投票(4)] | |
12人の優しい日本人(1991/日) | 蛭子能収、みうらじゅん、小林よしのり、ひさうちみちお、やくみつる、江川達也、杉作J太郎らによるリメイク盤『12人のいかがわしい漫画家』を是非観てみたい。 [review] | [投票(4)] | |
狼たちの午後(1975/米) | 知力体力時の運。そんなもん全部ない奴等。 | [投票(4)] | |
シコふんじゃった。(1992/日) | 本屋やCD屋で便意を催すたびにこの映画のことを思い出す。 | [投票(4)] | |
ジャッカルの日(1973/米) | 無愛想。突き放す面白さ。 | [投票(4)] | |
ダイ・ハード2(1990/米) | クリスマスにこれを自室で一人で見て、こんな寂しいこともないな、と自戒した。そういう意味では明石屋サンタに近い。 | [投票(4)] | |
十二人の怒れる男(1957/米) | ジャム・セッション。 | [投票(4)] | |
天井桟敷の人々(1945/仏) | パリ占領期の製作公開なんて事の経緯は実は俺にはどうでも良くて、ただこの映画には、俺の憧れる19世紀のデカダンな雰囲気と、革命的気分と、通俗悲劇のミーハーさと、見世物小屋の下世話さが、グチャグチャになって全部同居しているから好きなのだ。バティストもルメートルも、ラスネールも、自分が主役だと云って一歩も譲らない、そんなところが魅力なのだ。 | [投票(3)] | |
あの夏、いちばん静かな海。(1991/日) | 行動理念を極限まで単純化、或いは純化して、それに向かって人を歩ませる、又戻らせる、その反復を一切省略せず入念に、強調して描く。たけしがその初期に於いて追求・徹底した美学は、そのまま当時の、いや今でも、世界の凡ての映画の、目指すべき指針である。 [review] | [投票(3)] | |
いとこ同志(1959/仏) | C'est ça.『甘い生活』より若くそして苦い。これでもかというほどに。田舎も都市も、家も恋愛も、孤独にさえも安寧を見失ったシャブロルの、絶対的虚無に心臓を撃ち抜かれること請け合い。 [review] | [投票(3)] | |
美しい夏キリシマ(2003/日) | 燦爛とここかしこ、陽の光漏れ落ちたれど、わが青春は押しなべて、晦闇の嵐なりけり −ボードレール [review] | [投票(3)] | |
PTU(2003/香港) | 児戯と本気汁。 [review] | [投票(3)] | |
埋もれ木(2005/日) | 映画は現実と虚構を行き来する特別な「乗り物」だ。そして我々は、小栗康平が梶を執るその舟に、見事「ノセられる」。 [review] | [投票(3)] | |
受取人不明(2001/韓国) | 突き刺さるギドク節。生半可な気持ちで観ると、目をやられるぜ。 [review] | [投票(3)] | |
JSA(2000/韓国) | 「戦争の話は止めよう」「こんなことをしていたら皆、死んでしまう」 現況を憤り体制を批判するに描くべきは、絶望でも断絶でもない、至極純粋でささやかな理想なのだ、ということを我々に教授するパク・サンヨンのプロットが秀逸。チャヌクの、米大作を意識した映像、音楽の使い方などは正直好みではないが、より多くの人の心を掴む為に敢えてそれを選択した、ということは明白であり、私は異論を挟む気にならない。 [review] | [投票(3)] | |
奇跡(1955/デンマーク) | 戯曲を元とするこの会話劇は、ヨハネスの丘と十字架の立つ街道を除き、全て屋内で進行するのだが、役者達の演技力の確かさと、それを越えるドライヤーの人物の出し入れの巧さ、即ち「トビラ」の使い方の妙によって、退屈さとは無縁だ。ヨハネスが登場する度、私は映画的スリル、静謐な戦慄のようなもの、を感じていた。 | [投票(3)] |